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世界販売の牽引役か、デフレ輸出の犯人か 台頭する中国EVの「真実」 エネルギーアナリスト大場紀章氏に聞く
大場 紀章エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表
インタビューを記事にしていただきました。
国内で中国製EVを見ることはほぼないので殆どの人は意識していないですが、日本の自動車メーカーの主戦場は国内市場ではなく海外市場です。
中国市場だけでも日本市場の1.5倍から2倍程度ありますが、今年に入りBYDなどに大きく水をあけられ、各社前年比で10%程度販売台数が低下し、日産に至っては6月に初めて江蘇省常州市の工場を閉鎖。ホンダも一部工場の閉鎖を検討していると伝えられています。
次に重要なのはタイやマレーシアなどの東南アジア市場で、そこを取られるわけにはいきません。政府は産業政策としてGXをスローガンに掲げていますが、私は東南アジア自動車市場での稼ぐ力を堅持できるかどうかが、GXの試金石ではないかと考えています。
「アルゴリズムに人間の店員が支配される」、全てをシステムが決める中国の自動化コンビニ「便利蜂」の大誤算
大場 紀章エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表
結局、人間がシステムの変化についていけなかったわけで、創業者の考えは当たっていたとも言える。
"創業者の荘辰超氏は北京大学を卒業した数学の天才で、人間には環境の変化に対応して迅速な意思決定を下すことはできないと考えている。荘氏は「人間と自動化システムを連携させた場合、どちらの強みも最大限に発揮できない」との考えから、最終的に自動化システムの判断を完全に信頼する方針を固めた。"
"しかし、現実は理想どおりには進まない。2023年9月、便利蜂はフランチャイズ加盟店の募集を開始した。加盟事業者は当初、アルゴリズムが収入を増やし、仕事の負担を軽減してくれると信じていた。しかし実際に運営してみると、従業員たちはデバイスやシステム、専用アプリを運用するのに多くの時間を費やし、多額の損失にも直面する結果となった。SNSには「便利蜂の従業員はシステムの決定に完全服従する『ロボット』で、人としての温もりがない」といった内容の投稿が相次いでいる。"
再送ハリス氏、副大統領候補に中西部州知事ワルツ氏 農村・白人票狙う
大場 紀章エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表
最も強力な候補者の1人、ジョシュ・シャピロ氏(ペンシルベニア州知事)を選べなかったのは、彼がユダヤ人で、民主党内に反ユダヤ主義が蔓延っているからで、仕方なく知名度の低いBBQオヤジことウォルツ氏を指名したと、Van Jones氏の見解。
https://thehill.com/homenews/campaign/4813529-van-jones-kamala-harris-tim-walz-josh-shapiro-antisemitism-criticism/
下院議員のトレスの見解
https://www.israelnationalnews.com/en/news/394240
トランプもウォルツ氏に決まって「ありがとう」と反応。
フロリダ州知事のデサンティスは、史上最も左の政権候補と評価
https://floridapolitics.com/archives/688221-ron-desantis-rips-kamala-harris-tim-walz-pairing-as-most-left-wing-ticket-in-u-s-history/
米最高裁、政府規制当局の権限を制限-「シェブロン法理」覆す
大場 紀章エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表
ついに米最高裁が「シェブロン法理」を覆した。この判決の影響は甚大。
「シェブロン法理」とは、1984年のシェブロン対天然資源保護協議会訴訟にちなんで名付けられたもので、法律の条文があいまいな場合、裁判所は連邦政府機関の解釈に従うべきというもの。
行政機関に強い権限をあたえるこの法理は、民主党や環境保護団体など大きな政府による規制を志向する人々に支持されてきたが、小さな政府と規制緩和を志向する共和党や保守派、ビジネス界からは長らく反対されてきた。
今回の最高裁判決でこの法理が覆ったことで、環境や消費者保護、金融、医療、AI、SNS、暗号通貨など、非常に幅広い領域における政府機関が持つ専門的な規制権限が制限される可能性がある。
エネルギー領域で最も影響があると考えられているのが、バイデン政権のEV政策。自動車の排ガスを規制する根拠となる「大気浄化法」は、元々は発電所等の固定された発生源を対象とするもので、自動車のような移動する発生源を規制する権限を米連邦機関の環境保護庁が持っているのかどうかについては長年の論争があった。元の「シェブロン法理」判決も、大気浄化法の解釈をめぐるもの。
バイデン政権は3月にEVの義務化につながる新たな排ガス規制を発表したが、今回の判決でその権限そのものがゆらぐことになる。
マッキンゼーや大手コンサル会社の黄金期は過ぎ去ったのかもしれない | AI技術で人間のコンサルタントは不要に?
大場 紀章エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表
コンサルの本質を何と考えるかによってこの話の意味は変わると思います。近年のコンサルは益々高賃金業務委託(あるいは派遣)となりつつあるので、人工の数で受託額が決まる作業請負の価値がAIで双方にとって下がればその役割は縮小する可能性は高いと思います。
結局は、事業運営上のどのようなリスクを誰が担うかの問題で、従来のコンサルは社内で決断しづらい経営判断リスク(主にリストラや主要事業の展開等)を外注する所にあったと思います(シンクタンクとの違い)。
バブル崩壊やリーマンショック後、リストラや不良資産整理等の案件が少なくなり、人員拡大による業務請負やシンクタンク機能の拡大に領域を広げて来たわけですが、そのどちらの領域も生成AIによる作業効率の向上が見込めるので、発注側かコンサル側かどちらがAI活用がうまくできるかの差はあれど、受注額全体は最終的には縮小化していくでしょう。
そうなれば、社会が大きく変化していく中で、再び不確実で社内でやりがたい経営判断の担い手としてのコンサル需要に回帰していくわけで、採用人数は減って少数精鋭に戻っていくでしょう。
そして業務請負機能は、辞めコンサルが就職するスタートアップに移り、さらにそこから大手が正規採用で引き抜くので、転職手数料が入るエージェント会社だけが勝つ時代がコンサルの社員数の崩壊が終わるまで続くでしょう。
就職市場の中での存在感という意味では一つの黄金時代が終わるわけですが、高級取りで需要な意思決定をとリスクを担うという意味での重要性は、生成AIには担えないので、むしろ高まるのではないでしょうか。
【日本酒 ✕ 音楽】The Modern Jazz Quartetの"Summertime"に合う日本酒って?
大場 紀章エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表
音楽にお酒を合わせるペアリング。
"青さの上にシダ植物が少し生えているような草っぽさ"
"片やセミドライのローレルが見えたり、ちょっと果糖分の少ないホエイが見えてきたり。奥の方にたまっている、生クリームのようなおかゆのような、ニュアンスミルクみたいな香りも少しだけ出てくるんですよね。"
"果糖感が少なくて、どちらかというとタイトな乳酸のみの香りが少し支配的になる"
"個人的な見解ですが、雑味が少ないことが余韻の長さを呼んでいるのかなと。"
"このお酒の持っているタイトなニュアンスと、低い音で抑えられているイメージが合うなと。"
"『ラストコンサート』を選んだのは、これが The Modern Jazz Quartet の中で1番有名なアルバムというところもあるんですが、相手にお客さんがいる緊張感が見えるところと、タイトさが繋がるかなと。"
"ペアリングって大きく2つに分けることができる。
1つ目は、知覚的なペアリング。これは例えばこの香気成分同士が繋がるみたいなペアリングがそうなんですけど、もう1つは概念的なペアリング"
"構造同士が合っていれば、繋がり合うものも見えてくる"
似た香気や感覚を繋いでいくのではなく、構造を繋げていくという感覚は、まさに山内さんに教えて頂きました。明示的に同じではないモノを繋げていく楽しさは、まさに感覚のアートだなと思います。
NORMAL
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