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ホンダ、カナダ政府とEV製造で合意近い-オンタリオ州に新たな設備
中西 孝樹ナカニシ自動車産業リサーチ 代表
年初CES直前の1/7日に日経が大々的にスクープした話の正式発表が迫っているようだ。
ホンダは2027年先からのBEV投資の道筋を示していく局面に立っており順当な進展である。
課題は2点ある。
1. BEV減速が否めない中期的な北米販売環境に中で投資に打って出るわけで、事業採算や株主還元をどうバランスを取るのかの説明。
2. HEV、PHEVなどテクノロジーニュートラルのスタンスでいかに同時に強化していくのか。
近く決算発表や社長アップデートが控えているのでしかりと確認していきたい。
(以下日経記事)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC216PO0R21C23A2000000
マツダ、トヨタと車載システム共通化 開発コスト8割減
中西 孝樹ナカニシ自動車産業リサーチ 代表
EVを中心としたE/Eアーキテクチャ=電子プラットフォームの共通化の話である。EVとソフトウェアがカギを握り、車体の物理的プラットフォーム以上に②電子プラットフォーム(理論的プラットフォーム)、アプリケーション(自前ADASや外部ベンダーのアプリ)の重要度が高まる。そしてその開発工程は膨大でかつICE時代以上のスケールメリットが必要となる。アライアンスは不可欠だが、競争と協調領域を見定め、OEM個社の個性を生み出すかがポイントとなる。マツダは物理的プラットフォームは独自主義で進め、ビークルOS、ビークルAPIを含めた電子プラットフォームは協調領域に置くことが新社長の方針で定められていました。ビークルAPIなど日本全体で標準化しなければ戦っていくことは難しいだろう。
ダイハツ 新たに174件の不正 全車種出荷停止 社長が会見で陳謝
中西 孝樹ナカニシ自動車産業リサーチ 代表
第三者調査が長引いていたため何らかの問題があるのであろうと考えていた。新たな不正案件の報告があるということで今回の出荷停止となった。
なぜトヨタグループで不正が相次ぐのか、その大きな理由はグループトップのトヨタからの締めつけが厳しいことに遠因があると考えている。教育熱心な親の真面目な子供が、親が見ていない時に非行に走るような構図だ。
ダイハツは気骨のある自動車メーカーだったが、トヨタが100%子会社にしてトヨタ出身社長の元でトヨタ東日本と同じくトヨタ流で受託生産会社のように締め付けた結果、ダイハツの気骨が消えた。トヨタの顔色を伺い忖度する風土に変わっているように見える。その結果が不正では、親の責任は極めて「重い」と考える。
トヨタなど、デンソー株約10%売却へ 7000億円規模=関係者
中西 孝樹ナカニシ自動車産業リサーチ 代表
売却は既定路線というのが資本市場の暗黙のコンセンサスではないか。おそらく多くはデンソーの自社株買いで吸収される方向ではないか。
そもそもトヨタのデンソーへの出資比率24.8%がなんの根拠もない中途半端な数値。資本効率改善、ガバナンス改善の観点から持分法適応の20%程度が妥当という考えは正論。トヨタ系サプライヤーは相互の政策保有株解消を公表している。ここしばらくデンソーが自社株買いを控えていたのでなんかあるなと思っていたがこれだったのだろう。これだけの規模で一気に売り出すのは驚きだが、まあスピードがあって良い。デンソーは現在営業キャッシュフローは潤沢かつ棚卸資産削減で現金は大量にある。ただひとつ想定外は燃料ポンプのリコールが止まらないことか。愛三工業はほんといい買い物(デンソーのFP事業)をしたといことか。
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