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米アマゾン、生成AIのアンソロピックに最大5900億円投資へ
Temma Abeアメリカ西海岸 | ファイナンス | Techライター
生成AIスタートアップの盛り上がりに関連して留意すべきは、VCよりも事業会社が投資しているケースが多いということ。さらには、生成AI企業を顧客として獲得したい、クラウドインフラ企業が多いということ。話題になってる資金調達はたいてい、Microsoft, Google, Nvidia, Amazon, Oracleなどが絡んでますよね。生成AIスタートアップのクラウドインフラコストは、上記テック企業にとっては売上として帰ってきます。(もちろん投資額全てではないですが)
かつて、資金調達したSaaS企業同士がお互いのプロダクトを買い合うことでお金が回り、全体として成長していったと言われていますが、その構造と似ている印象を受けます。
Ramen Heroの6年とこれから
Temma Abeアメリカ西海岸 | ファイナンス | Techライター
ファンでした。そして素晴らしい文章。
少し似たようなビジネスとして、冷凍コーヒーカプセルを宅配で届けるcometeerというサービスも利用してますが、噂では事業のスケールに苦しんでいるとのこと。個人的な体感としては、「自宅で解凍するだけでこんなに美味しいのか!」という初期の感動体験は強いものの、ユーザーをリテンションしていくのは難しそうに感じます。
https://cometeer.com/
確かに美味しいラーメン屋はアメリカにはまだ少ないのでニーズはありそうですが、コーヒーの場合は各地に無数に存在する大小さまざまな規模の店舗との戦いになり、ある特定のサブスクリプションサービスを使い続けさせるのはハードルがある。インスタントコーヒーのように低価格で勝負出来る訳でもない。
米ビザとマスターカードが手数料引き上げへ=報道
Temma Abeアメリカ西海岸 | ファイナンス | Techライター
VisaとMastercardはビッグテックも驚く位の優良企業(寡占企業)。景気減速に伴いトランザクション数が減少するのをカバーするために、マージンを引き上げるということでしょうか。背景は知りませんが、関係各所は従わざるを得ないでしょう。
なお、3%の手数料をVisaやMastercardが懐に入れてる訳では無いです。むしろ一件あたりの取引手数料に占める彼らの取り分はそんなに大きく無いはずです(0.1%〜0.2%とか?)今回の値上げも買い物をする消費者にとっては誤差くらいのインパクトかもしれません。具体的な数字を見てないので知りませんが。
VisaやMastercardはクレジットカードの会社ではなく、決済ネットワークの会社です。クレジットカードを発行する銀行や、クレジットカードを使える店舗を開拓する会社、Stripe/Adyenなどが手数料を持っていきます。
【参考】
この記事のビジュアルが決済に関わるプレイヤーをとてもわかり易くまとめています。
https://finix.com/resources/blogs/understanding-the-payments-layer-cake
ChatGPTの米オープンAI、年間売上高10億ドルに向かう-関係者
Temma Abeアメリカ西海岸 | ファイナンス | Techライター
これだけ世間を賑わしている生成AIの大本命であるOpenAIですらまだ10億ドル、と捉えるべきかと。クラウド最大手のAWSの売上は800億ドルくらいで、クラウド業界全体の売上は6,000億ドルとのことです。
https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2023-04-19-gartner-forecasts-worldwide-public-cloud-end-user-spending-to-reach-nearly-600-billion-in-2023
とすると、現在のマーケットシェアに対してメディア露出度のシェアが高過ぎると言えます。他の生成AIスタートアップでは尚更です。競争も高まる中で、OpenAIが来年以降も倍々で売上を伸ばしていくような姿は個人的には見えません。何か画期的なビジネスモデルでも無い限り。
生成AIブームで確実に儲かっていると言えるのは、Nvidiaとクラウドインフラ大手に限定されているのが現状です。
追記
また、生成AIツールを提供する企業にとって最大の脅威は、Metaなどが注力するオープンソースかもしれません。ザッカーバーグは明確に「MetaはAIで儲ける必要がない」と言ってます。彼らにとっては、生成AIツールを使って人々がコンテンツを大量に作ってくれることがビジネスの成功に繫がるからです。
AIビジネスの本命「自動運転」が、「生成AI」のようにスピーディに普及しないわけ
Temma Abeアメリカ西海岸 | ファイナンス | Techライター
いつも不思議なのは、自動運転タクシーについて語られる時はいつも技術やオペレーションの話になり、そもそものサービスへの需要の議論はほとんど見かけないこと。
もちろん自動運転タクシーに一度乗ってみたいというニーズは確実にあるのは分かりますが、長期的に以下の代替手段に対して、どんな優位性で勝っていくのかの議論を見たいです。
・自家用車(ドライバーが運転)
・自家用車(自動運転)
・UBER(ドライバーが運転)
・タクシー(ドライバーが運転)
・公共交通機関
さらなる技術革新と事業規模のスケール後には、人間ドライバーよりも低コストでオペレーション出来るというストーリーが有力かもしれませんが、すごく遠い未来の話にも聞こえます。
人間ドライバーよりも安全だという主張もありますが、普通の人がUBERやタクシーを利用する時に安全性を考慮してドライバーを選んだりしていない現状がある中で、自動運転が差別化要因となるためには圧倒的な安全性の違いを証明するとこが必要。
さらに、自動運転に対するニーズの議論の先には、「自動運転タクシーvs自動運転自家用車」のビジネスモデルの議論があると思います。
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という話を2年前に記事で書いたのですが、このあたりの地に足付いた議論に興味があります。
自動運転タクシーは、技術革新だけで幻滅期を抜け出せるのか?
https://coralcap.co/2021/07/self-driving-car/
米司法省がスペースX提訴、採用で亡命者や難民を差別
Temma Abeアメリカ西海岸 | ファイナンス | Techライター
【追記】
あ、合法的な難民や亡命者は採用対象になるべきなんですね。そこを差別していれば、確かに法律違反を問われそうです。
【原文】
競合のBlue Originの採用条件にも明確に「米国市民か永住権保持者しか応募出来ない」って書いてありますよ。私も国防や安全保障に関わる事業はそういう制限が普通にあるという認識でした。
Export Control Regulations
Applicants for employment at Blue Origin must be a U.S. citizen or national, U.S. permanent resident (i.e. current Green Card holder), or lawfully admitted into the U.S. as a refugee or granted asylum.
https://blueorigin.wd5.myworkdayjobs.com/en-US/BlueOrigin/job/Seattle-WA/Finance-Senior-Manager---In-Space-Systems_R35654?timeType=98314afd93e501cbe084623e0a257500&jobFamilyGroup=5f32d2b8465201638582584e3817ab45&locations=f3db39143e3e0175bc0ab6885028c915
グーグル、オフィスに従業員を戻すためにホテルを1泊99ドルに…サンフランシスコでアパートを借りるより安い
Temma Abeアメリカ西海岸 | ファイナンス | Techライター
サンフランシスコ・ベイエリア郊外に住んでおり、時折このグーグルのオフィスがある近くの地域に通勤することがある立場から率直な感想は、「毎日宿泊するのは割に合わないし、家族持ちには取れないオプションだけど、独身であれば時折利用する価値はありそう」という感じです。
実体験ベースで、私の自宅からは渋滞がなければ片道45分位の通勤時間なのが、ほぼ確実に渋滞して倍の90分近くになるのが普通。毎日往復でその渋滞を乗り切るのは時間的にも精神的にもキツイので、いっそオフィス近くに泊まりたい気持ちは分かる。
また、家賃やホテルが高いのはもちろんですが、UBERも高いです。この前、特に何のイベントも無い普通の日にUBERで通勤したら、片道80ドル(往復160ドル)でした。なので、このグーグルが提供するホテルに泊まったほうが安いですね。
米マイクロソフト、4─6月期予想上回る AI導入でクラウドに恩恵
Temma Abeアメリカ西海岸 | ファイナンス | Techライター
別のコメントでも書きましたが、Generative AIによってエンドユーザーが大きく収益を向上させる姿はまだどの企業も見せれていないですよね。
もちろんNvidia等の半導体メーカーや大手クラウドインフラプレイヤーは、AI系のプロジェクトやプロダクト開発が増えて儲かるのは見えます。
ただ、その先のAIプロダクトを売る企業やひいてはそれを利用する企業にとっての、Generative AIが収益に与えるインパクトは、株式市場が期待してるほどには「短期的には」期待できないのではと、個人的には見ています。
https://newspicks.com/news/8694245

【驚愕】住宅ローン7%、でも「住宅販売が堅調」の怪
Temma Abeアメリカ西海岸 | ファイナンス | Techライター
まさにここ数年の住宅市場に振り回されて戸惑っている世帯の一つですが、おおむね記事の中身には納得感があります。アメリカは長期固定金利の住宅ローンが基本であり、中古住宅を購入するのが主流である中で、低金利にロックされた所有者が物件を市場に出せなくなり、仕方なく新築への需要が増えている、という認識です。
少し異なる見方としては、
・住宅価格の高騰がピークになっていたが低金利だった2021年あたりに購入した人が正解だったのかは分からない。そもそも、住宅価格と共に跳ね上がっていた頭金を払える世帯は少なかった。
・FRBも来年以降にインフレ後退・景気低迷の状況になれば金利を引き下げるはずで、そうすれば住宅ローン金利も下がるはず。そこで我慢していた中古住宅の所有者による市場への供給が始まるかもしれない。
なお、高金利により家を買える世帯が少なくなったことで、彼らが賃貸市場にシフトすることで需要過多になり、家賃はなかなか下がらない、という庶民をダブルで苦しめる状況になっています。

【徹底解説】予測不能!強いアメリカ経済の秘密
Temma Abeアメリカ西海岸 | ファイナンス | Techライター
何かコメントで加えることあるかなと思いながら読みましたが、かなり豊富な情報量で幅広くカバーされていました。
特に日本ではおそらくそんなに知られていないのは、アメリカの家計はコロナ禍でかなり潤って貯蓄を積み上げており、その取り崩しで消費が好調を続けていたということでしょうか。
ただ、低所得者層を始めとして過剰貯蓄も底を尽きてきた頃だと言われていますし、バイデン政権の学生ローン免除が無くなり、さらにコロナ禍で始まった子育て世帯への減税なども期限が来ることになり、ここ半年から1年位で個人消費のマイナス成長もあるかもしれません。
P.S
なお当然ながらカテゴリ別で見ると異なる動きをしています。旅行・エンタメ消費はコロナ禍の反動需要で伸びている一方で、巣篭もりで大量に購入された家電などは反動で落ち込んでいます。(在庫処分セールで大幅ディスカウントされてる時期もありました)

NORMAL
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