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ついに!「植物由来100%のナイロン」日本企業が開発
河合 拓河合拓コンサルティング株式会社 代表
糸には、芯(その素材の特徴を決定づけるモノ)、浮き(その素材の形の特徴を決定づけるモノ)、押さえ(それらをバインディングするモノ)の3つで構成され、ナイロンはもともと資材用に開発されたもので、アパレルではない。つかわれているのは、素材の表面に表情を持たせるために、上記の「芯」の役割でナイロンをつかっている。そういう意味で特段、ナイロンを使う必要など無く、例えば、ポリエステル長繊維で代替可能。
というと、こんな基本的な話さえしらないコンサルが紡績の警衛支援としてはいっているのだから、本当に世紀末だ。紡績にも金融機関から押し込まれたのかも知れないが、素人の素人発想に抵抗してもらいたい
日本の化合線繊維は世界一の技術を持ち、例えば、アクリルフィラメントなどは日本でしか作れない(少量米国でもつくっているが)。なぜ、アクリルフィラメントが必要かというと、染料がことなるため、色を後染めし杢調を出すことができるからリスクが低下する。
老舗繊維商社ヤギが挑むアパレル業界のデジタル化
河合 拓河合拓コンサルティング株式会社 代表
ヤギは、商社の中で最も多面的に多角化をし、実証実験を行っている機動的企業と認識。財閥系商社は、ほとんど繊維事業を捨て、専門商社はデジタルを使った垂直統合をアパレルとやりはじめ、最後の生き残りをかけているが、伊藤忠がやっているスポーツ系ブランド(ユニクロに近い動きをする)と、納品先へのマジョリティ出資によるコントロール強化など、従来の商流の延長を行い、同社の収益源の根幹であるブラマ(ブランドマーケティング)からのキャッシュのスクイーズアウトを収益の根幹にしている。ただし、この先、レディースの高額衣料品は売れなくなり、メンズのセレクトショップに置いている国学衣料品の市場規模も極めて限定的になってくるだろう。多くの本格的セレクトショップがアウトレットをECに立ち上げている今、同社の強みであるブランドビジネスを中国に向けるのは必然。ヤギはその昔綿糸の相場で相当の資産を気づき上げ、いよいよ、それを使い様々な投資実験をはじめている。良いブランドをヤギはもっていて、専門商社でも総合商社に勝てる可能性を十分感じている。含め、私たちのお手本として頑張ってもらいたい。
D2Cのメリットデメリット|成功させるポイントや成功事例も紹介
河合 拓河合拓コンサルティング株式会社 代表
毎度のことながら、なぜ自社ECでなければならないのか、そんなことを言ったら、日本のアパレル「メーカー」は、「メーカー」といいながら、ほとんどが「ファブレス」で外注委託し自社工場をもっていない。あのユニクロも日本にほくろぐらいの小さいニットの自動編み建て自社工場を持つに止まり、海外はすべて外注工場だ。これで、SPAなのだろうか?そんなことを言ったら、日本のアパレル。アパレル・小売はみなSPAである。
また、本物のD2Cの最もクリティカルなデメリットは、工場に企画機能がないこと。従って、消費者に訴求しないこと。また、在庫が間断的に必要とされ、工場の主要KPIである稼働率を維持できないことである。
商社の業界研究、ビジネスの3大変化で人材ニーズが様変わり?【再編マップ付き】 - 親と子のための業界・企業研究
河合 拓河合拓コンサルティング株式会社 代表
今、学生に戻れるなら最も入りたい企業が総合商社。結局、コンサルティングファームに転職してしまったが、その後、商社の軌跡を見てみると、商社はますますコンサルティングファームの領域に近づいているように思う。10年前、「ブランドで競争する技術」という本を書いて、商社はトレードから問題解決と投資をミックスした事業に変貌する、という企業講演をしてあちこちでバッシングされたのを思い出す。唯一、三菱商事だけが、私の書いた書籍に反応し、また、多くの友人ができた。伊藤忠商事も、デサントの社長交代と戦略変更など、まるでアクティビストファンドのように動いている。私は生活産業が専門だが、両商社が勝つのは当たり前だ。次の競争はデジタル活用か。未だに、トレード命と30年前とおなじことを繰り返している商社は、もはや、行き場を見失っているように思う
アパレル、国内生産回帰 ワールドなど人件費増や円安で
河合 拓河合拓コンサルティング株式会社 代表
これは、メディアの過剰報道。今、点数ベースでは、98%がオフショアで2%が国内。金額ベースでは80%がオフショアで、20%が日本製。つまり、一点当たりの製造コストは日本製が10倍という計算になる。今のアパレルに、あなたの製造コストが10倍になっても、生きて行けるか、と尋ねれば良い。例えば、岡山のデニムなどは、エルメスなどスーパーメゾンが使用している。国内製造回帰などあり得ない。むしろ、そのようにして、自動化より手作業を売り返し、南下政策を繰り返した日本の商社、アパレルの責任で国内のものづくりは空洞化したのだ。日本は、今ソニーの熊本半導体工場の蘇りで必死。日本が、本当に日本に縫製工場を作るはずがない

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