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「AI半導体時代」日本に勝ち筋はあるのか?
馬渕 磨理子日本金融経済研究所・代表理事 経済アナリスト
【出演】AI半導体時代、日本に勝ち筋はあるのか?
株式アナリストとして半導体分野を1つの業界として追いかけてきました。しかし、株式市場の分析のなかで最難関の1つが「半導体分野」です。気づけば半導体を学び始めて8年が経っていました。株価の分析をするにも、半導体をめぐるあらゆる仕組みや業界動向、専門用語など最低限の知識が必要。今回の出演では、金融業界から見える範囲で「半導体業界の動きをまとめつつ」「これからの期待できる勝ち筋」「機関投資家の動き」などについてお話させていただきました。
一橋ビジネススクールの楠木 建特任教授から「競争戦略」の切り口で半導体について分析。企業の競争優位を構築する理論のご専門である楠教授が分析する「半導体の戦い方」は必見です。
古坂 大魔王が「Mr.半導体!」とお呼びされた東京大学の黒田 忠広教授の視点から半導体の「未来の姿」をお話。日本の半導体が世界No.1の頃から長きに渡り日本の半導体業界を拝見されている黒田教授。凋落の時期を経ていま半導体戦略で立ち上がる「日本に必要なこと」。心がしびれるお言葉が炸裂。ぜひ動画で皆さんもしびれてみてください。
レゾナック・ホールディングス常務執行役員、CSO真岡 朋光氏からは、まさに現場で起きている半導体の現状とそこからの見えてくる「勝ち筋」について。半導体製造装置、半導体素材、検査装置、パワー半導体など半導体といっても多岐に渡るこの分野で真岡さんの言葉から「日本の勝ち筋」が見えてきました。
課題に向き合いながら、前向きな未来が見える議論。日本の半導体の現状をスッと理解でき、未来にワクワク感が生まれます。業界を愛し、そして業界の中で戦っていらっしゃる皆さまのお言葉をぜひご覧ください。
※
オランダASMLの戦い方で、一台2000億円と言及しましたが正しくは200億円です。訂正してお詫び申し訳ます。
日本の宇宙ベンチャーispace 月着陸船を2024年冬に打ち上げへ 月面探査車のデザインも公表
馬渕 磨理子日本金融経済研究所・代表理事 経済アナリスト
ispeceがいまチャレンジしている『月に物を運び、着陸し、月の砂を持ち帰る』といったことは、宇宙開発への第一歩。
ispaceの手掛ける、月面輸送の市場規模は、PwC社の予測で2020年~2040年の世界の月輸送市場の累計規模は最大約1,020億米ドルと見込まれていて、そのうち日本は約12%を占めると予想されています。
また、日本の宇宙産業の市場規模を日本政府は、2030年代初頭には今から倍増させたいとしています。そこで、政府も力が入っています。先月、政府が「宇宙スタートアップ」16社に約388億円の投資を決めています。「宇宙分野」は民間の投資だけでなく、政府の後押しがあります。この388億円の予算は「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR」の枠組みによるものですがispaceはそのうち、最大120億円が交付されることが決まっています。かなりインパクトのある数字ですね。
https://www.businessinsider.jp/post-277196
月へ物を運び、月面のへの着陸を目指し、さらには、月面に着陸したあとに移動したり、月面を開発するステージです。2030年頃までには、年間2回ほどの定期的な月面輸送を目指しています。物を運べるようになれば、今よりもずっと月面の開発が効率的に進みます。そうすると、民間事業者をはじめ、産学官の多様なプレーヤーが宇宙開発へ参画することでより、宇宙産業が拡大していくことになります。
日本のスタンスとしてはアメリカの提案であるアルテミス計画に参画することを決めています。いずれ、火星に着陸することを視野に入れつつも、まずは月での持続的な活動を目指す方向性で動いています。さらに、地政学リスクが高まるなかで通信衛星の利用や安全保障上の観点などから、自前の宇宙輸送手段を確保できる意味は非常に大きいと思います

【円が最安値】為替ニュースが分かる「3ステップ」
馬渕 磨理子日本金融経済研究所・代表理事 経済アナリスト
根底に貿易収支の問題もありますが、どちらかというと目先の動きは「マネタリーベース」と「金利差」で説明できると思います。記事で示唆されている通り、日本が稼ぐ力を高めていくことは痛感させられます。例えば、政府も国産を意識することに、今年から舵を切る。『政府クラウド』は2022年度の公募で採択された4社はグーグル、アマゾン・ウェブ・サービス、マイクロソフト、オラクルで、すべてが米国系企業ですが、10月に政府クラウドにさくらインターネットが国内勢初参入と報じられています。デジタル赤字が話題になってからの国産クラウド利用です。この先、家計の金融資産2000兆円も同じ道を辿ることが予想できます。であるならば、今から対策を取るべきだと思います。半導体もクラウドも、色んなものが出て行った後から、もう一度やり直すではなく。今の段階で予想されることに歯止めをかけて、国産の支援、国内での循環という視点も必要だと思います。

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