Picks
1394フォロー
12112フォロワー


日テレのスタジオジブリ子会社化 「Hulu」逆襲の一手になるか
氏家 夏彦メディア・コンサルタント フリーランス
この手の記事は出るだろうなと思っていましたが、いざ出て読んでみると何だかガッカリしました。さもしいというか、あさましい感じがして。今までジブリ作品が日本で配信されなかったのには明確な理由があるわけで、日テレがジブリを買収したからこれからは何でもできるぜ!などと思ったら大間違いです。宮崎駿監督は確か映画作品は映画館で見てほしいと考えていたはずです。ですからテレビで放送できるまでさえ、とても時間がかかりましたし、日テレでは例外的にどのジブリ作品も完全ノーカットで放送するなど、手厚い配慮をしています。日テレはそれだけ宮崎駿監督の気持ちを大切にしています。ですから、買収したからすぐにHuluで配信させろなどと言い出すわけがありません。それに『ラピュタ』の放送時の「バルス祭り」も大切にするでしょうからなおさらです。
「ジブリ」なぜ日テレ傘下に 1時間の会見で語られた問題とは 鈴木社長「ことごとく失敗に終わった」
氏家 夏彦メディア・コンサルタント フリーランス
鈴木敏夫社長は『若い人材が育つために必要なのはテレビシリーズ。若い人に機会を与えて秀作を作ってもらう。』と語っています。近年のテレビアニメは映画並みのクオリティの作品もあります。テレビアニメは企画から放送まで数年の制作期間が必要で、質の高いものを作るにはテレビドラマよりはるかに多くの制作費が必要ですが、Netflixや Amazonプライム、ディズニー+などに配信権を高額で販売できるようになりました。また映画よりはるかに多くの作品を制作する機会もあり、人材育成には適しています。映画しか作らないスタジオジブリが経営判断でテレビアニメも作るようになれるのか、日テレは在京キー局の中ではアニメに力を入れてない局でもあるので、日テレの力が試されます。

NORMAL
投稿したコメント