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東京の夜の光、コロナ前比1割減 曲がり角の飲食文化
岩城 辰彦飲食店経営など 代表取締役
よく見て下さい。2022年の話です。
去年は年明けから4月までの感染者増えてるからのまん延防止、行動制限ないまでも感染者増えたっていってキャンセル相次いだ7,8月も含めて、です。
実際色んな所が早く閉まるようになって終電も早くなって(これは地味にスタッフ的な問題もあって24時まで営業の店で片付け出来ずに終了→翌日片付けからというのが増えました)多少影響ある部分は見受けられますが2022年の10月から今日まで、昼も夜もありがたい事に盛況です。
この間2019年比で大きくマイナスな店舗は結構特殊かと。
こういう記事とコメントがコロナ禍の中で溢れてて、違う気がすると思っても中々結果が見えてこなかったけど実際蓋を開けてみれば売上は戻るどころか反動需要なのか何なのかっていう状況が半年続いてます。
実際宴会は減ってますし二次会前提の宴会なんて皆無に等しいですが居酒屋業界まで何でそんなに戻ってるのか、仮説と事実いくつか。
・会社で予算取ったり義務的に行く宴会よりも個人の楽しみで行く飲み会、食事会の方がお金を使う事に納得感がある。制限されてた期間が長かったから以前は当たり前だと思っていた人と集まる事に対して少し特別感を感じている→客単価大幅増
・付き合いの宴会がなくなって、その他飲み会も断れるようになったという方は元々年間の外食消費額が平均よりも低かった→統計は知らないけどこの3年間の推移を見るに外食産業はヘビーユーザーに大きく支えられていてコロナ禍でモチベーション下がった人がお酒提供店に与えた影響は大きく見積もっても15%程度?→客単価で吸収
・単純に大箱の居酒屋がこの3年で減った。これは大きいです。
・馬鹿みたいに高騰していたグルメ媒体の単価が一気に下がった→宴会店の収益改善
・意外と企業の宴会や出社が戻ってる→宴会は20%程度、出社率も50〜60%くらいになると思ってたけど全然。宴会は80%以上戻ってます。
・単価3,000円程度で少数の顧客に支えられていた店舗とか単一業態以外は実は価格変更しやすい。ニュースでチェーン店のビールの値段が!とかやり出すと一気に逆風受けるけど→自分でもニュースにならない限り2時間飲み食いして割り勘で一人当たり200円とか300円上がってても気付かない。
他にも色々ですが景気なんて気分次第なんだな、とも思う所。
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岩城 辰彦飲食店経営など 代表取締役
飲食のマーケットって、長い目で見るとたった新しいたった一つの商品が業界の売上高を押し上げるって事はほぼないし、リピーターを掴むって事を考えると既存の何に置き換わるのかを決めないと大規模展開は難しいと感じます。
まあそれを分かってて瞬間最大風速を活かす為にこういうビジネスモデルでやったんでしょうが。
加盟側も話題のFCに加盟するなら半年で回収見込めるブランドを選んで、立ち上げから取りこぼし0に出来るようなオペレーションを組めないと厳しい。
でも食パンとかと違ってこれはちゃんとブランディングし直せばまだいけると思うけどなー。置き換わる物とかシーンいっぱいあるし。ちょっと時間と手間はかかるだろうけど。
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岩城 辰彦飲食店経営など 代表取締役
これ結局は新卒市場の応募、採用数にしかほとんど影響ないと思うんですよね…
そしてその新卒の半数以上が1年後には離職(7,8割っていう企業も)→毎年補充というのが人事戦略のキモ、という状況をずっと続けてる気がします。
原則として毎年ベアアップがあります、入社何年後には全員年収いくら以上です、みたいな今までの日本企業とか公務員とかみたいな制度になれば全然違うけど、ジョブ型が叫ばれてる中で逆行してる気もするし、物価高を価格転嫁→売上増の流れが途切れた瞬間にベアアップも止めざるを得ない気も。
社員応募に関しては採用市場にいる人達の月給と休日数の相場感を理解しているか、離職に関しては心理的安全性を持って貰えるかが飲食業界だとダントツで重要だと感じています。
でもって大手は採用は人事のマンパワーで強化出来るけど離職率低下に対しての現場でのアクションが上手くいかなくて社員が足りなくなってる印象。
そして飲食業界の求職者数でいうと社員よりもアルバイトの減少率の方が大きいっていうのも元々アルバイト比率が高かった大手からすると厳しい所。
社員がガンガン辞めても取り敢えず店舗オペレーションはアルバイトの数がいれば何とかなるっていうのが変わっちゃった。
採用数とか離職率に対して、賃金だけで人が職場を選ぶのであれば賃金に全振りすれば良いだけなのでむしろ経営としては簡単なんだけど、実際は賃金以外の時間やアイデアが必要な事が半分以上を占めてる。
最近になってその傾向が顕著になってるだけなのかも知れないけど、経営計画と人事計画を同時に作って、経営戦略と人事戦略(最近は戦略人事とも言われるみたいだけど)が矛盾なく絡み合ってないと成長が難しい中で人事が場当たり的になってるのも悪循環の一因ではないかと。
でもちょっとかわいそうなのはコロナ禍の諸々が会社規模が大きくなればなるほどダメージが大きい仕組みだったから、その分で苦しんでる差もありそう。
コロナ禍から回復した時に店舗があってスタッフがいれば一気に業績回復するって分かっていても手を打てない財務状況だった可能性もあるし。
でもまあ片っ端から自動化に投資して、人事戦略ちゃんとやって、スタッフへのブランディングと同時に採用チャンネルを増やす事にも手を抜かなければまだまだいけるかと!
まずはその為の採用なので僕らも頑張ります。

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