荒川 和久

圧倒的に未婚の「男余り」で婚姻減少に苦しむ栃木県（茨城もだけど）もいい取り組みをしている。 県の婚活支援事業に、企業の参加を募り、結果としては「企業間交流」による出会いの場を作ろうとする試みだ。要するに、企業横断で定期的に婚活も含む交流会をやればいいのです。 なにより、県の担当者が正確に少子化に対する課題を把握し、意味のない子育て支援ではなく実効性のある対策をとっているのがいい。要は北関東は（東北もだけど）婚姻数が増えないから子どもが生まれないのだから。あとは上手な運営次第かな。

国民負担率があがれば経済成長に負の影響を与えるというのは貯蓄率の低減より消費の低迷だろう。手取りが減れば消費が減るのは当たり前。ない袖は振れない。そして、今や結婚も出産も（贅沢な）消費なのだからそれが減るのも当然。

まあ、そうね。客観的な事実のランキングならともかく（たとえば未婚率ランキング）、いろいろな指標を組み合わせて恣意的に作ったものは意味はない。ジェンダーギャップ指数なんかも同様だけど。

人間関係リセット症候群がXトレンド入りしてるが、これはリアルでも同じだと思うが、そのままか全部切るかという0か100かという思考こそリセットした方がいいと思うよ。一時停止、一時避難、脱日常というちょっとした行動だけでその先が変わることもある。

こういうのは他の企業も積極的にやった方がいいと思うんだよね。職場のお膳立てが減ったことと婚姻が減少していることは完全に一致しているわけだから。そして同じ職場という同類縁がなんだかんだうまくいく場合が多い。 もっとも婚姻数が多かった1972年と国勢調査2015年とを比較すると、お見合いと職場結婚を合算した婚姻数のマイナス分は約46万組となり、婚姻総数のマイナス分とほぼ一致する。 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/1c6223ce353a583bb7cc69bd8f6d795a52a17453

収入格差というと男女間として語られることが多い。しかし、メディアは全く報じないが、実態は配偶関係格差であり、厳密には既婚男性とそれ以外という格差がある。正規社員という同条件で見てもその差は歴然。ちなみに日本だけでなく米国でも同様。

男の未婚率は圧倒的に「無業＞有業」、女は「無業＜有業」で正反対。有業同士だと男女未婚率はほぼ一致。有業でも男は低収入だと結婚できないのは「そらそうね」という話でしかないが、年収を譲れない女と年齢を譲れない男が生涯未婚化していくのだろう。 返す返す樹木希林さんの言葉が正しいことがわかる。 「結婚なんて若いうちにしなきゃダメなの。分別がついたらできなくなるんだから」

吉川晃司かっこいいね、名言だらけ。 「いかに生きているかが顔に出てしまうもので、上から何かを飾るということではなくて、中から出てきたもの、それが自分の生き様」 「老いって心が弱くなることかもしれませんけど、その付き合い方によっては弱さを超えたしなやかさと結べる」 「白髪を隠すための労力を考えれば僕は体を作っていたい。隠することで若く見えるというならそれは愚か。体を鍛え、歌を歌い、美味しいものも食べて酒も飲みたいものですから」 「やっぱり沢山失敗している人間の方が信用できる」

JBプレスにインタビューされた記事が公開されました。今起きているのは少子化ではなく少母化であり、婚姻が増えなければ出生は増えないという事実を説明しています。婚姻減の経済的要因と社会的要因から今求められるお膳立てとは何でしょうか？自分でなんとかしろという1990年代以降の空気が今の婚姻減と少子化を生み、「結婚できる者だけができる」と結婚を贅沢消費にしてしまった。。

エイベックスのお家騒動で雇われ社長の依田氏が創業者の松浦専務を追い出そうとして結局自分が追い出されたのに似てるな。ちなみに依田氏は「スターウォーズ」のヨーダのモデルといわれています。

近年離婚が増えてきたというが、それも若者の恋愛離れと同様間違いで、そもそも日本人の離婚は多かった。明治以降昭和までの100年の皆婚低離婚の方がむしろ異常だったようで。

不支持率王に俺はなる！ってか