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【徹底図解】少子化ニッポンに、未来はあるのか
NewsPicks編集部
荒川 和久「結婚滅亡」著者 独身研究家
取材を受けてコメントしました。 問題の本質を正確に把握することが大事です。そもそも「少子化などという問題は存在しない。あるのは少母化である」というのを随分前から言い続けてきて、最近いろんな人がパクッているようですが、それと同時に「人口減少は少子化によって起きるのではない。多死化によって起きる」というのも忘れてはならないポイントです。 日本は2100年までに現在の人口とほぼ同規模の1億2千人規模の死者が出ます。高齢者人口比率が多いため。いいかえれば、多産時代があったため。どんなに出生数が増えても、この多死時代に突入すれば人口は激減する。日本に限らず先進国は皆そう。中国でさえ2100年には人口が7億人と今の半分になる。 こんなことは決して未曾有の出来事ではなく、有史以来過去3回ほど起きている人口転換プロセスである。 大騒ぎしようが、細かい政策しようが、なるようにしかならないので、むしろありのままを受け入れてどう適応するかという段階にきています。 もし未来がないとするならば、適応を考えず、当然やってくる未来を見なかったことにして、現在の危機を煽るだけの大人だらけになったときでしょう。
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