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【岐阜】「ひつじサミット」は業界DXにつながるか
岡本 洋太郎ジャーナリスト/岐阜女子大学非常勤講師
共創というキーワードをメディアでよく見かけるようになりました。とはいえ、民間企業は日々、激しい競争の真っただ中。同業のライバルに手の内を明かして助け合おう、とはなかなかいかぬもの。ずっとそう思い込んでいました。
ところが、三星グループの岩田真吾さんは産地の後継ぎ仲間と「ひつじサミット尾州」を開く中で信頼関係を培い、仲間たちのコミュニティをDX(デジタル・トランスフォーメーション)などの新分野に共同で取り組む共創プラットフォームに育てようとしています。
私がとらわれていた「昭和」の発想を軽やかに超えようとする岩田さんたちの取り組みから、ぜひ刺激をもらってください。
【岐阜】世界の高級ブランドも認める「尾州ウール」がすごいワケ
岡本 洋太郎ジャーナリスト/岐阜女子大学非常勤講師
毛織物の世界三大産地の一つに数えられる「尾州」。その中心地である愛知県一宮市に20代に新聞記者として駐在した私にとって、思い出の地です。当時は基幹産業である繊維産業が打撃を受けて日が浅く、現地を取材していても新風や胎動を感じられませんでした。
それから20年。コロナ禍の中、「尾州」に吹いた新風が、産地を挙げて開かれた「ひつじサミット尾州」でした。その仕掛人が、三星グループの岩田真吾さんです。私とは、ちょうど年齢が干支一回り違います。
三菱商事とボストン・コンサルティンググループで腕を磨き、2010年に28歳で家業の5代目社長に就任。地方の老舗企業を、斜陽とされる産業の産地をどのように変革しようとしているのか。逆風下でも懸命に会社や事業を下支えしているビジネスパーソンにこそ読んでもらいたいストーリーです。
【三重】サミットストアも選んだ「必勝ノウハウ」を全国展開
岡本 洋太郎ジャーナリスト/岐阜女子大学非常勤講師
私は海外の新聞のビジネスモデルやケーススタディーを調べるのが好きなのですが、紙でもデジタルでも、成功しているビジネスモデルは多岐な部署の日々の改善を通じて精緻に組み立てられていると感じます。ある特定の仕組みを導入したからといって、うまくいくものではないのです。
だからこそ、経営支援事業、コンサルタント業務が業界に特化して成り立つのでしょう。スーパーサンシが、体得した先駆的ビジネスモデルを経営支援の新規事業にしたのは、さすがだなと思いました。参加各社からの利用料収入をR&Dに回すことも。
ちなみに、新聞業界では、英フィナンシャルタイムズがデジタル版のサブスク課金にいち早く成功し、自社のノウハウに基づく経営支援をするFTストラテジーズという関連会社を立ち上げて、海外にも展開しています。かくありたいものです。
【三重】「年商200倍」イオンを凌駕した黒字化のセオリー
岡本 洋太郎ジャーナリスト/岐阜女子大学非常勤講師
コロナ禍でネット通販とともにネットスーパーの需要も高まりました。来年80歳になる私の母もスマホやタブレットを器用に操り、ネットスーパーを利用しています。
ところが、大手がそろってネットスーパー事業を軌道に乗せるのに苦戦しているのが実情とか。それなのに、三重県のローカルスーパーが15年前に黒字化していると聞いては、是が非でも秘訣を知りたくなり、「生みの親」にインタビューしました。
サンシ流ネットスーパーの「成功条件」は、こちらにまとめました。ぜひご一読ください。
https://newspicks.com/news/7881036
DX(デジタル・トランスフォーメーション)は、わかったふりは禁物です。4話を通してお読みいただければ、ケーススタディーとして学ぶところ大です。
【岐阜】30億円かけ復興支援。支えたのは2つの「大義」
岡本 洋太郎ジャーナリスト/岐阜女子大学非常勤講師
全町民が町外に避難している福島県双葉町に、はるばる岐阜県の中小零細企業が新工場を建設する⁉ いくら快進撃を続ける浅野撚糸といえど、この大胆な経営判断には今もって驚かされます。社長の浅野雅己さんに「なぜ?」をすべて質問しました。
こぼれ話を一つ。新工場には、本社敷地内の直販施設「エアーかおる本丸」の支店「双葉丸」も併設されます。アウトレットショップや展望ラウンジ、浅野さんの生家を改装した古民家「夢創の家」などが集積する「本丸」。
モデルとしたのは、人気洋菓子ブランド「クラブハリエ」で知られる、たねやグループ(滋賀県近江八幡市)の複合施設「ラ コリーナ近江八幡」でした。滋賀県でも記者をしていた私には、納得の種明かしでした。
【岐阜】どん底からの起死回生を支えた「利他の精神」
岡本 洋太郎ジャーナリスト/岐阜女子大学非常勤講師
企業経営とは実に奥深いものです。私自身、ビジネススクールで企業のケーススタディーや合理的な経営戦略に学ぶところ大でしたが、経営学が企業経営に必須かといと、そうともいえません。
現に日本で「経営の神様」と評される松下幸之助氏、本田宗一郎氏、稲盛和夫氏は、どなたも経営学を修めていません。
浅野撚糸社長の浅野雅己さんは危機に直面した際、「経営の神様」の本を読み漁り、思ったそうです。「商売は利他。松下さん、本田さん、稲盛さん、みんな異口同音におっしゃっている」。
今風に言えば、公益資本主義でしょうか。経営学では教えてもらえない、浅野社長のヒューマンな経営判断から学ぼうと取材しました。
NORMAL
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