大内 宏貴

海外報道を見る限り、賃上げだけではなく、数ヶ月に渡る雇用凍結の解除も合わせて要求していますよ。

自分がジュリー氏の立場だったら、と考えます。 世間の批判を受けて泣く泣く事業承継制度の適用を放棄して、超巨額の相続税が発生。当然、そんな巨額の資金が手元になく、銀行借入にすがるも、多分受け入れられず、そうなると税金の納付が不可能に（←これで詰んだ） また、巨額のジャニーズ株があるじゃないか、と言われるも、非公開企業で流動性もなく、高過ぎて誰も買ってくれないから、納税のための財源にならない（←これも詰み） 株を算定時価よりも割安で売ろうとしても、今度は寄附認定されるリスクがあり、こちらもリスク高く、恐らく実行不可（←これも詰み） なので、本件とは切り離して、事業承継制度は粛々と履行するのが1番じゃないか、と思います。

無事大型IPOが実現しました。この後、食料品宅配サービスのインスタカートや、ドイツの靴メーカーのビルケンシュトック、マーケティングオートメーションプラットフォームのKlaviyoなど、知名度の高い企業が数週間以内に株式公開を控えてますので、ARMに続いて、これらのIPOも成功と見做される結果を残せば、久方ぶりにIPOの波の復活を期待できるものではないか、と思わせてくれます。

今後のAI含めた技術の進歩を考えたら、半導体のチップはある意味もっともっと需要が高まるはずで、IPOディスカウントという名の割引が効く間にアーム株を買いたいという需要はあって当然だと思います。

中国経済が低迷する影響の一部を垣間見た気が。今回は高級ブランドですが、中国依存していた欧州の高級車もこうなっていくのだろうか（最近はBYDが強いので、そこまでではない、という話もありますが・・・）。