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【武部貴則】医師が勧めるビジネスパフォーマンスを上げる習慣
鈴木 晋CureApp, Inc. 最高開発責任者 医師
健康増進を目的とした環境づくりの必要性は日々感じております。
そこに必要な知識は、医学よりむしろ行動経済学や心理学、インターフェイスデザインであり、知識よりむしろ測定と改善が必要な実践的なフィールドと思います。こういった活動は民間のほうが得意でありますが、事業として成立するには改善にインセンティブが働くようなしくみが必要です。医療政策は、ビジネスモデル構築支援にこそ働くべきです。
ところで広告医学というネーミングは一般的なのですか?
広告というより、広報のほうがわたしの感覚と合います。
それに、もっと幅広い捉え方をしてもよいでしょう。
自然と健康にさせるナッジなどを含めて、もともとのpublic healthという学問の守備範囲だったと思います。
食事中のカロリーを気にするのは時代遅れです
鈴木 晋CureApp, Inc. 最高開発責任者 医師
医学はサイエンスですが、物理学や化学などの理学に比べて、研究結果の適用可能範囲が存在し、それを解釈する側が意識する必要があるのが特徴です。
玄米を食べると体重が増えない、という研究結果があったとき、玄米を食べて体重が増えた人がいても医学研究者は誰も驚いたりしません。
じゃあ何を信じたらいいのか?医学的なエビデンスに価値はないのか?
いえ。やはり、適用可能範囲、limitationを意識できるようになることで、医学的エビデンスは応用可能なファクトとなるのです。論文から適用可能範囲を解釈する能力は、医学研究者や医師のようなファクトの応用実践者が訓練して備えているものです。
医学的エビデンスを一般の方に紹介すると、この「適用可能範囲」がフィルターされ、あたかも法則のように伝わってしまうことがしばしば問題になります。
結局炭水化物ってとっちゃダメなの?いいの?そこだけ知りたい!
というニーズに対して、真摯な研究者ほど口を閉ざすでしょう。
勉強はしなくていい。好きなことに没頭せよ
鈴木 晋CureApp, Inc. 最高開発責任者 医師
熱中することが大事というのは同意です。しかしそれは依存との隣り合わせ。
好きでハマっている、あたかも自分で選択しているように感じていても、実は誰かが精緻に作ったドーパミン生成装置に依存させられているだけ、ということがあると思います。子供だとなおさらです。何にでも没頭すれば良いというわけではなく、ハマった先に利があるものとそうでないものがある、という事実に向き合う必要があります。ゲームにハマっても良いんだ、と捉えるのは筋違いで、ハマってもよいゲームがある、が正解。私は風来のシレンとダービースタリオンには相当ハマりましたが、それが今の自分の主要な構成要素ではないと考えています。
私は地理や数学、化学、プログラミング、音楽にハマったのが、自分の人生に大いに活かされていると感じています。いずれも学校で出会ったことです。
信濃川の支流を調べていくなかで、地理の面白さを見出す人もいて、それは下手な依存ゲームにハマるよりも有意義なことと思っています。n=1の事象でミスリードしたくないです、というn=1の指摘でした。
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