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パナソニックCNS・樋口泰行社長が社員に「怒りを感じる」瞬間とは
森 慶一郎ジャズ評論 Research
微力ではあるが、顧問という立場だから、こういうことをずけずけと訴えられると思って、取り組んでいる。
私が仕切っている案件はBoxにメモ、資料をアップして、それをメンバー宛にコメントという形で発信し、その後のやり取りも、Box上のチャットで記録を残すようにしている。そうすることで、便利さを体感してもらうことから一歩を踏み出しているところだ。
>それから、フォーマルなミーティングをする前に、チャットや立ち話でどんどんすり合わせをし、必要であればミーティングという形をとるようになった。そうなるとフラットなオフィスが活きる。事業部長が平場に座っている。「こんなことを考えているんですけど」と話しかけられる。
何年キャリアを積んでも、「新しい間違い」ができる働き方をしよう
【高岡 浩三】市場調査からイノベーションは生まれない
森 慶一郎ジャズ評論 Research
このくだりはわかりやすい。社内に展開して、アイデア創出を促進するためのアドバイスに活かしたい。
私の会社では、顧客の課題解決を「素材」で支援するという難しいことに挑んでいるのだが、本稿のような本質レベルでの思考と試行錯誤が必須だと考えていた。本稿は担当者たちへの指導、支援にヒントを与えてくれる。
>「部屋の中の温度が暑い、不快だ」という問題を人類が解決した手段は3つしかありません。
その一つ「うちわ」と「扇子」は何千年も使われています。
しかし20世紀初頭にエジソンが電気を発明して、石油が発見されてから第二次産業革命が起きます。
これにより誕生したのが「扇風機」です。これは電気によって羽根を回し続けて涼を取るという「顧客が諦めていた問題」を解決したので「イノベーション」になります。
さらに何十年も経つと「この空気の中の湿気が問題だ」と考えた人が現れます。こうして誕生したのが「エアコン」になります。
このように「涼を取る」という問題を解決したイノベーションは「うちわ・扇子」、「扇風機」、「エアコン」の3つしかないのです。

扇風機もエアコンも市場調査をしたところで「作ってほしい」という結果では顕在化しません。
顧客がわからない問題は、市場調査をしても捉えられないのです。
一方で、エアコンの市場調査をした時「ボタンをわかりやすくしてほしい」、「タイマー機能をつけてほしい」という結果は市場調査をすればわかります。
これらの結果を新製品に盛り込むのはエアコンの「リノベーション」です。

イノベーションマネジメントをする上で、この違いを理解するのは重要です。
リノベーションで解決する問題がなくなってくると、企業の売上・利益がなかなか伸びません。
だからこそ、21世紀はインターネットを使った新しい「顧客の問題」を解決することにのみ「イノベーション」が起こる時代になっているのです。
「部下が使えない」と嘆く管理職が 決定的に勘違いしていること
森 慶一郎ジャズ評論 Research
このくだりは目から鱗だ。
メーカーから商社に転じて、痛感し、大切だと日々感じていることが「商社としての当社としての存在意義の再定義~具現化」。仲介者という立ち位置にある者が存在意義を何に求めるのか。エキサイティングな課題なのだ。
逆に、メーカーに長年いると、研究開発と工場を背負っているがゆえに、それが前提となってしまい、考えなくなってしまっていたのは私自身の反省でもある。
>たとえば、LCC(格安航空会社)として独自の存在感を放っている日本のピーチ・アビエーションを取り上げてみましょう。
全日空から転籍されたピーチの井上慎一社長と創業当時にお話しさせていただいた際、筆者からの「ピーチは何のために存在する会社なんですか」という不躾な質問に対して、井上社長は「よくぞ聞いてくれた」という表情をしながら、ゆっくりと「それは戦争をなくすためですよ、山口さん」と即答されていました。
格安航空会社と世界平和とはそう簡単に結びつきません。当惑する筆者に対して井上社長は次のように説明してくれました。
「過去には日本とアジアの国々とのあいだで不幸な出来事がありましたね。ああいうことを二度と起こさないために、友達がいろんな国にいるという状態にしたいんです。そのためには若いうちからどんどん外国に出て、いろんな文化に触れ、たくさんの人と知り合ってほしい。ではどうするか? 財布の軽い若い人でも乗れて、いろんな国に行ける、そういう航空会社が必要なんです。ピーチはそれをやるんです」
極めてわかりやすい「意味」です。この意味があるからこそ「コストを下げよう」「路線の数を増やそう」という経営上の課題に対してシラケることなく、創意と工夫を引き出すことができるのです。
なぜなら「コストを下げる、路線を増やす」という「量的目標」に、ちゃんと「意味」が裏打ちされているからです。
古市憲寿が「シリコンバレー狂騒曲」に見る成功の条件とは?
森 慶一郎ジャズ評論 Research
いわゆる日本の大企業という場所で働いている人々は読み方に注意しないといけないと思う内容だと思いました。
考えて考えて動かない人は多くいます。本当に、イライラする思いをたくさんしてきました。
ですが、その反動というか、固まっているのを打破するためにというのか、「時間がないのだ」、「早く動け」、「とにかく動け」。まず、突っ込んで、小さな風穴を開ければ、そこからビジネスを広げていくのは私たちの得意とするところだ……といったことを言うのを耳にすることもあります。
確かに、それは一理あり、動かなければわからないこともたくさんあります。私は、齢を喰ったせいか、慎重になりすぎているかもしれないと考えてしまうことが多々あります。
ですが、最適解はもう少しずらしたところにあるのではないか。それは何であり、どうやって、伝えていけばよいのか。目下の課題です。
>「賢すぎる人はなかなか動き出せない。考えて考えて、結局動かない人って、たくさんいますよね。だけど、結局何かを為しえた人というのは、一歩を踏み出せる勇気があった人。無謀な人と言い換えてもいいかも知れません。もちろん失敗ばかりの人もいる。だけど、数をこなせば、少なくとも経験値は上がっていきます。この作品の登場人物が経験した失敗も、いくらでも活かしようのある貴重な経験ですよね」
【森岡康一】スタートアップは大企業を理解するべき
森 慶一郎ジャズ評論 Research
大企業の新規事業部門で活動する人にとっての心得にも当てはまります。
大企業を「既存事業部門」、スタートアップを「新規事業部門」と読み替えても、そのまま、当てはまります。
>まずは大企業のビジョンを理解した上で、スタートアップは手を組むべきだと語る。
スタートアップ自身の「ビジョン」を完全に通すことは、一旦は諦めるべきか。
森岡 まずは、スタートアップ側が大企業に寄り添えそうな部分を見つけて、そこで共創するんです。
そうすることで認めてもらえるし、信頼してくれるし、もっとお金を出してもらえるようになるかもしれない。その上で、自分たちの個を出していけばいいんですよ。
イノベーションにはスピードと緊迫感、そしてプロセスが必要だ - DHBR
森 慶一郎ジャズ評論 Research
「再現性」。今日の私の仕事におけるキーワードだ。
新しい会社で、新規事業プロジェクトのアドバイザーを務めているが、小さな成功事例を生み出して、勢いをつける。そこから、再現性のある、自社固有のプロセスを作っていく。もちろん、プロセスを作ったら、すべてうまくいくわけではない。だが、自社と自社が属する企業グループの文化、インフラに根差したプロセスを作ることは「やり易さ」を生み出してくれると信じている。
私のビジネスマン人生の第2ステージを通して、これに取り組んでみたいと思っていることだ。
>スタートアップに再現性があるわけではありません。そのプロセスに再現性があるのです。再現性があるというのは、「顧客へ売る方法がわかった」という意味です。もし別の販売員を雇ったとしても、同じプロセスを使って売ることができる、そういう意味で再現性があるということです。
NORMAL
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