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「数理・データサイエンス・AI」教育に大きなうねり、教員不足にどう対応するか
比屋根 一雄三菱総合研究所 DX技術本部長 研究理事
データサイエンス教育が広まるのは良い方向ですね。
まずは予測できる楽しさ・面白さを実感して欲しいです。
教員不足は急成長分野では常に課題ですが、リモート演習が解決策になれば良いなと思います。教員だけでなく、仲間と一緒に学び競うことが実力をつけるポイントでしょう。演習環境に予算をつけて、全国に供給して頂きたいです。
強いAI、弱いAIとは?再び満開を迎えた「AIの春」の論点
比屋根 一雄三菱総合研究所 DX技術本部長 研究理事
強いAIは当分あまり気にしなくてよいです。
しかし、強いAIを目指して、着実にステップアップしていることは重要です。
その手始めとしてマルチタスク機械学習があります。ある問題に特化して学習したAIを他の問題に転用する技術です。転移学習やゼロショット学習、マルチモーダル学習など、いろいろな技術が進化しています。
プロ棋士を破った囲碁AIのAlphaGoから、将棋やチェスも学習するAlphaZeroに進化しました。自然言語AIのGPT-3は文章生成だけでなく、画像生成にも応用を拡げています。
まだまだ実生活で解くべき問題ははるかに難しくまた多様なので、すぐに人間の脅威になることはありません。しかし、そこに至る途中で多くの問題が解けるようになると、汎用(的な)AIでビジネスが革新されるはずです。AIが脅威というよりは、AIを使った革新的なビジネスが脅威です。
電通、「おいしいマグロを見抜くAI」実用化の舞台裏
比屋根 一雄三菱総合研究所 DX技術本部長 研究理事
店頭の野菜の鮮度を見分けるAIが欲しいです。
・「ナイスブロッコリーの見分け方」(安井ファーム)
https://twitter.com/yasuifarm/status/1339016824852123648
このツイートを見て、スーパーで試しましたが、選べた自信がありません。きっとAIで学習できそうな予感がします。
食品は、鮮度・品質・栄養など「見分けるAI」「見抜くAI」の出番が数限りなくありますね。今のところ、個別食品ごとに学習しているようですが、いずれ多様な食品をまとめて認識・分類できるAIが求められています。そのためには単なるディープラーニングの画像認識ではなく、教科書的な背景知識も学べる新たなAIが必要です。
テクノロジーが後押しするワクチン接種 AIによる接種優先順位決定は正しいのか?
比屋根 一雄三菱総合研究所 DX技術本部長 研究理事
AIは100%正しくはありませんが、人間も100%ではありません。5000人もいると、人間が正しく決めるのは相当難題です。
人間判断といっても、実はほぼルールベースと同じです。患者と接する医療従事者や高齢・基礎疾患、どれもルール判断です。一方AIは機械学習、複雑な条件の組合せをさばくのは、むしろAIの方が向いています。
よくやる手は、5000人を選ぶ際に、AIで90%、4500人を抽出して、残りの500人をAIが優先順位づけた4500番目から5500番目の1000人から500人を人手で選び直すことです。これでかなり改善できる可能性が高まります。
人間とAIの協調作業の最も基本的な方法の一つです。

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