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あなたは、 この曲を聴いて 作曲者がAIと見抜けるか!?
Diamond Online
中前 省吾avex entertainment inc / creative group general director / creative architect
この曲が良い悪いの前(ちなみに個人的には好きです)に、Inspire目的のInventionなのか? が大切な気がする。Magic Leapの体育館のクジラの映像はもはやオフィシャルから姿を消しているが、あれは、まさに Inspire目的のInvention だったと思う。  僕もAIによる音楽制作プロジェクトにいくつか携わっているので、AIによるクリエイションを否定したい訳ではない。むしろ、積極的に推進していきたい派だ。  ただし、音楽に限らず、芸術における創作のプロセスは多岐に渡る。そのどの部分をAIが担当したか?を明らかにしない Inspire は、数年後に、クジラの映像と同じ結末を迎えることになるだろうとも思う。  1万を超える旋律とコードを抜き出したアーカイヴから、スタイルもしくは、目標とする楽曲を選び、作成して、編曲という名のコード展開を付ける。一見、明らかになっているようで、根本的な表明にはなっていない気もするのは、僕だけだろうか?  人工知能と言うからややこしくなっているようにも思う。言いたがっている風潮もあるし、しょうがないが・・・アルファ・ゴーも、膨大なデータからベストを選択する様な仕組み。  このシステムがいずれレファレンスなしで作曲をする学習システムを指すなら、それは知能だろうと思う。素晴らしい学習だし、本当に楽しみだ。シンギュラリティは、僕らの心の中で起こりうるかもしれない(この曲、人がつくった曲より良いね!的な)。  ただし、いつまでも、直接的(雰囲気ではなく、楽譜など音楽そのものをマテリアルにするよう)なビッグデータに頼る機能であるならば、それは、知能ではなくシステムに過ぎない。でも、これすら否定したい訳ではない。テクノロジーのみに依存しないシンギュラリティの起こし方、知能という存在感の生み出し方があると信じているからだ。  人も既存の音楽に影響されて曲を生み出す。AIも既存の音楽に影響されて曲を生み出す。この影響という言葉の定義を「テクノロジーによって等しくするのか?」もしくは「手法はどうであれ、哲学的(法律的)に等しいと定義するか?」つまり、僕らと異なる回路を持つAIに等しく人権を認めれば良いという考え方もあり、何もかも科学技術で定義する必要はない。  いずれにせよ、音楽が世に溢れることには、心から賛辞を送りたい。
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【松浦勝人】14年ぶり社長交代。「エイベックスはゼロからやり直す」
NewsPicks編集部
中前 省吾avex entertainment inc / creative group general director / creative architect
SARFを始める。  仮想現実(VR)という言葉が技術領域の言葉になっている事に違和感がある。VRというのは、僕らの心の中にある現象や体験のことだ。ファンタジーやSF小説を読むのも、心的に没入していればVRだ。  魔法という言葉がある。これを皆さんはどこで覚えただろうか?おそらく、仮想現実に没入して覚えたのだと思う。映画とか絵本とか、そういうのだ。  手品を観た時に、もっと多くの文で表現しなければならない現象を、「魔法みたいだね!」という一言で共有できる。見たこともやったこともない魔法なのに。  魔法という言葉は、もはや「AR」だ。明らかに、仮想現実にしか存在しない魔法が、インターフェースを飛び越えて、僕らの現実を拡張している。ディズニーの事業も、映画はVRで、ランドやシーはARだ。  VRやARはデバイスやインターフェースの名前ではない。XRというのは、昔からある発想なのだ。最近出来た技術の名前でもない。  だから、今すぐ音声でARはできる。IoTデバイスもインターフェースもテクノロジーもバッチリ揃っている。だから、XRを社会実装するのに、IoT視覚デバイスの進化を待つ必要は一切ない。  今後、エイベックスで、XR事業を、ますます加速させるつもりだ。
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