山岸 有馬

高度経済成長を経て、機能飽和した現代においてはモノ消費からコト消費を重視する流れが主流になりつつある。 そんなコト消費中で「コトは体験してみないと価値がわからない」という課題があった。 そんな課題を、価格構造を変えることで解決する”あと値決め”。 エモい。

アプリのDL数が欧米に比べアジア地域で特に伸びているのは、新興地域の伸び代の部分をここ数年で一気に獲得しているということ。出荷台数がマイナス成長していることから、ある程度アジア圏にもスマホは行き渡ったと言える。 その上で、アジア地域のアプリ課金額が伸びているのはより細かなセグメントで見てみないと本当の意味でアジア地域で伸びているかはわからない。(スマホ普及率に対するアプリ課金額は一定なのではないか) 注目すべきは、欧米がアプリDL数は一定化してきているのにアプリ課金が伸びていること。スマホ登場以来、長らく｢アプリは無料で使うもの｣という認知があったように肌感で感じているが、その顧客感覚が｢アプリはお金を払ってもいいもの｣に変わっていると言える。 その背景として、マップ系や金融系など、生活のインフラに関わる部分がアプリに代替されていたり、今までは店頭で買っていた商品の持つ価値や特性がアプリに代替されてきているのではないか。 飛躍的だが、家電やその他ハード製品の競合として同じ機能価値を持つアプリが台頭してくるのではないか。

予算に留まらず、業務量圧縮という観点でもある。 1度やった業務に対して｢本当にこれが最速か？本当にこれが最良か？｣という問が立てられてない時に起こる現象。 ただこれを日々の多忙な状況で出来る人はひと握りなので、 サイバーのように全社的に｢業務棚卸しイベント｣をシステム化して行う必要がある。そもそも思考の方法が分からなければどれだけ口を酸っぱく言ってもできない。 山本五十六ではないが、思考習慣が出来るまでは、やってみせ言って聞かせなければ人は動かない。

ディズニーとは違い、元々入園料に頼らず人気アトラクションの料金で成り立ってるビジネスモデルだからそんなに驚くことじゃないイメージはある。 また、ほか地域への観光のハブにという事だが、 実際に行った人は分かる通り山梨県には高速道路もないためアクセス自体が難しい。富士急に金銭面で行きやすくなったという部分は確かにあるが、それが地域への普及に繋がるかはまた別の問題と言えるだろう。