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東部ハリコフ州、全域の奪還急ぐ ドネツク州では10人死亡
共同通信
塩崎 悠輝静岡県立大学国際関係学部 准教授
ロシアの開戦当初の大義名分の1つに、ウクライナ東部につくった傀儡政権、「ドネツク人民共和国」と「ルハンスク人民共和国」を「ウクライナ軍の侵略から防衛する」というものがありました。  実際は、この名目通りには行動しておらず、北部のキエフやハリコフも占領しようとしたし、南部のへルソン州やザポリージャ州は今も占領しています。  しかし、戦線の縮小と戦力の集中を余儀なくされなくなった現在、ロシア軍の兵力はドネツク州攻略のために集められています。マリウポリもドネツク州です。  ハリコフ州については、当座の攻略は放棄しています。  ドネツク州北部の2大都市、スロヴィアンスク(人口10万)とクラマトルスク(人口15万)に向けてロシア軍はジリジリと進んでいて、これが当面の優先目標でしょう。  ウクライナ東部の戦いを関東地方に例えると、ロシア軍は、北、東、南から攻めていて、西はウクライナ側、南の横須賀(=マリウポリ)が陥落、北では宇都宮と前橋に激しい砲撃が行われるようになり、数日中に市街戦になるかもしれない、といった状況です。さいたま市、横浜市、東京23区はまだ戦火がおよばない、といったところです。  なお、ドネツク州の毎日の死者は10人などというものではなく、砲弾1発による1つの事例の犠牲者が10人だった、ということでしょう。
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スリランカ、きょうデフォルトへ 利払い猶予期間が終了
Reuters
製鉄所からの投降進む=拘束のウクライナ兵尋問へ―ロシア当局
時事通信社
塩崎 悠輝静岡県立大学国際関係学部 准教授
ロシア政府の主張からすると、マリウポリでの戦闘は、「ドネツク人民共和国」内で起こった反乱、もしくはウクライナからの侵略、あるいは犯罪ということになります。  ウクライナ政府は、ロシア軍がウクライナ各地で戦争犯罪をおかした、ということで、ロシア軍兵士の裁判をウクライナの裁判所で進めています。  国連の機関である国際刑事裁判所は、この戦争における戦争犯罪をオランダのハーグにある国際刑事裁判所が管轄して裁判を行うために調査団を送っています。  「戦争犯罪」というのは、19世紀後半から20世紀前半に整備されたジュネーブ条約で、「何をやってはいけないか」は一部曖昧ながら、規定されています。  しかし、「戦争犯罪」を誰がどう裁くか、については、それほどはっきりしておらず、今に至るまで問題になっています。  ジュネーブ条約では、捕虜の待遇についても定められていて、交戦国の兵士は人道的待遇を受けなければならず、尋問してよい事柄も、氏名や階級などに限定されています。もちろん、拷問は禁止されています。  ただ、今回のマリウポリのウクライナ軍兵士の場合、危ういのは、ロシアは戦争をしておらず「特別軍事作戦」をしているだけ、という主張のため、交戦国の捕虜とは認めないのではないのか、ということです。  詭弁ですが、「ドネツク人民共和国」内の犯罪者として扱う、ということもありえます。  とにかく、ジュネーブ条約に則った捕虜の待遇が受けられるかは、かなり危ういです。 https://www.mod.go.jp/j/presiding/treaty/geneva/geneva3.html
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トルコ、北欧2国NATO加盟不支持を再表明 「代表団派遣不要」
Reuters
塩崎 悠輝静岡県立大学国際関係学部 准教授
トルコ政府の本音がどこにあるのか、ですが、 やはりクルド人組織(クルド労働者党、PKK)のことばかり話しているので、本当にクルド人亡命組織の引き渡し、というのが主な要望なのでしょう。  エルドアン大統領が「代表団派遣不要」というのは、亡命クルド人を引き渡すという確約をしてからでなければ話し合いは意味は無い、という趣旨です。  エルドアン大統領に限らず、トルコの政府、軍、広く民間に見られるPKKへの敵意は偏執的なものです。  たしかに、PKKと軍、警察の戦争や、爆弾などで、トルコにも多数の被害が出ています。2015年に停戦が破綻して以降だけでも、トルコの軍、警察は、2000人以上は殺害されているでしょう。クルド人は、その倍は殺されています。  しかし、トルコでクルド人問題が続くのは、トルコ政府がこの報復としてクルド人の街や村を焼き払ったり、大量逮捕したり、弾圧を続けるから、というのが主な理由でしょう。  トルコ政府は、軍をシリアやイラクに出兵して、現地のクルド人居住地を襲撃してまで、クルド人狩りを続けています。  仮に、スウェーデンやフィンランドにいる亡命クルド人を引き渡したところで、クルド人問題が沈静化することはないでしょう。  この問題は、シリアやイラクに居住するクルド人も関わる問題ですが、トルコ政府の今のやり方で、クルド人問題の解決は無理でしょう。PKKを取り締まれば終わるような話ではありません。  そうはいっても、今年大統領選挙を控えているエルドアン大統領としては、この件でトルコの外交的威圧力を示して、有権者の支持を得たいのでしょう。  トルコは、これまで以上に、他のNATO諸国から厄介者扱いされますが。
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ウクライナ、東部で反撃開始 ロシア軍後退か、苦戦続く
共同通信
塩崎 悠輝静岡県立大学国際関係学部 准教授
ウクライナの北東部、ハリコフでのウクライナ軍の攻勢は、もう2週間以上続いています。ハリコフを砲撃していたロシア軍を後退させて、ハリコフに砲撃がおよばないようにするのが目的でした。  一方、ロシア軍が押しているのは、そこから南、ドネツク州とルハンスク州で、ウクライナの東部にあたります。  北東部では、ウクライナ軍の攻勢で、ロシア軍はロシア側国境の向こうに押し出されました。ハリコフに砲撃がおよばないようにした、という意味があります。ただ、それ以上にロシア側に攻めこめるかというと、それはしないでしょう。  今回の戦争で、ウクライナ側はほぼ「専守防衛」です。仮にモスクワに届くミサイルを持っていたとしても、使わないでしょう。それはロシア側の戦争継続意識を高める結果となり、ウクライナの領土を保全するという戦争目的にむしろ反することになるでしょう。  現在の戦況は、戦力の削りあいです。毎日、互いにいくつかの村をとったりとられたりしていますが、重要なのはとった村の数よりも、敵の人員と兵器をどれだけすり減らしたか、です。砲の撃ち合いを何か月も続けて、戦線を維持できる人員と兵器を失った側が突破されて、一気に領土を失います。  今は、その時が来るまで、双方が塹壕にこもって、ひたすら砲を撃ち合っています。
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ロシアで「クーデター計画進行中」 ウクライナ諜報部門トップ見解
毎日新聞
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