ホーム
34フォロー
22329フォロワー
全米に広がる学生運動、ハーバード大で激化-ガザの戦争停止訴え
Bloomberg
英上院、移民移送法案を可決 難民申請者をルワンダへ
Reuters
塩崎 悠輝静岡県立大学国際関係学部 准教授
現在の世界では、少なくとも先進国は、難民条約に基づいて難民申請者に対応しています。  不法入国、不法滞在であろうと、入国してきて難民申請をした外国人については、難民認定するかどうか審査しなければならず、その間は国外追放はできません。  もし難民認定されれば、その国が生活の保障も含め、難民を保護することになり、実質的に永住できます。  難民認定されなくても、申請を繰り返したり、失踪して行方をくらませれば、実質その先進国に住み続けられる場合が多いです。 スナク政権によるルワンダ移送案は、(フランスから渡ってきた場合などは)難民申請する外国人をルワンダに移送してから審査する、という案であり、難民条約およびヨーロッパ人権協定に違反している可能性が高いです。  そのため、2023年には英国の最高裁も違法判決を出しました。 移送するにあたっては、英国政府はルワンダ政府に難民申請者の預かり料を支払います。  その料金も含めて、移送には1人あたりの5年分の費用としておよそ3000万円がかかると見積もられています。  現在英国にいる難民申請者の内、およそ5万人がルワンダ送りの対象となりえます。5万人送るとすると、1兆5000億円かかります。  とはいえ、現在英国には難民認定者および難民申請者が36万5000人いて、英国政府は彼らの保護費用として毎年8000億円を支出しています。  英国の国家予算は、年間140兆円程度です。 https://www.bbc.com/news/explainers-61782866
45Picks
NATOの核兵器配備受け入れ「用意ある」 ポーランド大統領
AFP
世界の軍事費、最高額を更新 中東情勢、ウクライナ侵攻が影響
共同通信
次期衆院選で「政権交代してほしい」62% 毎日新聞世論調査
毎日新聞
【核心】イスラエルの戦争が終わらない「本当の理由」
NewsPicks編集部
塩崎 悠輝静岡県立大学国際関係学部 准教授
近代国家では、1人の政治家の意思で戦争を起こすという陰謀論のようなことはできません。  日本は、1937年の盧溝橋事件からだと8年間、1931年の満州事変からだと14年間、1945年に降伏するまで戦争を続けました。  あれは、東条英機とか近衛文麿とか昭和天皇という1人の人間の意思で続けられたものではありません。  日本という国の機構と力関係、そして国際関係の問題です。陸軍・海軍という巨大組織の力関係も、財閥、メディアも関係していました。日本経済のあり方やその中での植民地の位置、米国や中国をはじめとする諸外国との貿易も大いに関係していました。  1人の政治家が始めたいから、続けたいから戦争が起きて続くというのは、極端に単純な議論で、陰謀論の類です。 イスラエルという国の議会をどのような政党が構成しているか、そのうち連立政権にいるのはどの政党か、これらは基本的要因で、1000万人のイスラエル国民の世論の反映です。  イスラエル経済を存立させている産業、貿易、資源の確保なども、大いに関係しています。  そして、イスラエルという国が置かれている国際関係、これは中東全域を理解する必要があり、もちろん、米国やEUも関係しています。  それらを全て総合して理解するべきことです。  政治の複雑さや経済や安全保障を学ぼうとしないで、単純に理解しようとすると、「ディープ・ステイトが」とか「安倍首相が」といった単純な説明に飛びつくようになってしまいます。 中東は20世紀初めの植民地の時代を経て、脆弱な国家がいくつも成立し、やがて20世紀後半にはエジプト、イスラエル、トルコと、イランあたりが頭1つ抜けた強国になっていきました。  その後、1980年代にはイランの現在まで続く西進が始まり、サウディアラビアとUAEの台頭が起きました。  21世紀に入り、イラク戦争とシリア内戦、イエメン内戦で、結果的にイランの西進が進みました。  この間、そもそも中東で戦争はほとんど絶えたことがありません。  「戦国時代はなぜ100年も続いたのか?」とか「日本はなぜ中国で14年間も戦争したのか?」とか「イスラエルは1948年の建国以来なぜ戦争をしているのか?」という問いへの答えはどうしても複雑になります。  しいて短く答えるなら、「安定した秩序が確立されるまでそれだけかかったから」ということになります。
480Picks
高賃金求め海外へ出稼ぎ、「ワーホリ」人気が示す若手人材の日本離れ
Bloomberg.com
過去5年で「ヒンズー国家」化進展=モディ政権2期目、少数派は危機感―インド
時事通信社
データで考える。2050年に向けた世界と日本の「食料問題」
塩崎 悠輝静岡県立大学国際関係学部 准教授
世界で、コメの生産量が多い国は、 1位 中国 2位 インド 3位 バングラデシュ 世界で、小麦の生産量が多い国は、 1位 中国 2位 インド 3位 ロシア 世界の2大食料生産国(消費国でもある)中国とインドが、穀物を自給できるか、というのが世界の穀物供給を大きく左右しますが、2国とも国内需要の伸びに比べると、生産量は伸び悩んでいます。 中国は、今や世界最大のコメおよび小麦の輸入国となっています。  小麦の最大の輸入元であるウクライナからの輸入が滞れば、中国は他の国からの輸入を確保せざるをえません。  中国が金を積めば市場価格が上がり、買い負けて自国の必要分を輸入できない国が出てきます。 インドは、穀物の輸出国でしたが、2022年に続き、2023年も穀物の輸出を制限しており、もはや他国に輸出する余裕がありません。  インドの食料生産の伸び悩みは水不足によるところが大きいです。 食料価格の高騰と品不足は、まずアフリカと、水不足で食料生産が減少した中東の国々(たとえばイラク)を直撃します。  それは、いくつかの国のデフォルト、クー・デタ、内戦を引き起こしますが、アフリカと中東の問題にとどまるものではなく、難民の流出というかたちも含めて、ヨーロッパや東アジアに波及していきます。 食料インフレどうなる インドに注目 https://jp.wsj.com/articles/for-food-price-inflation-clues-watch-india-1348bc07
1630Picks
NORMAL