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鉄骨の土台 強度不足か 八重洲・崩落事故 資材不足で設計変更も
江頭 浩C+E建築設計事務所 代表
なるほど、支保工の強度不足の可能性。
労働基準局から、通達が出ていました。
https://www.kensaibou.or.jp/safe_tech/ministries_agencies/files/20230928_2.pdf
上記と比較すると、記事の図は割と正確(⑤の梁への人の乗り方はともかく)。
①③の梁を接合するのですが、ずっとクレーンで吊っているわけにはいかない。
その為に、支保工を組んで梁の接合部を支える。
だが、支保工が荷重オーバーで崩落(仮締め後、⑤を吊っていたクレーンのテンションがなくなってから?)、①③の梁の落下に伴ってそれに伴って②④⑤の梁も落ちたという事かと推測しています。
労働基準局の通達では、まだ原因不明なところもあるようですが、記事のように資材不足を理由に安全をおろそかにする事は、理解されないと思います(①③の仮締めで強度が出ると甘く見た?)。
引き続き、続報を待ちたいと思います。

【数字で見る】マンション価格 今後も下がらない4つの事情
江頭 浩C+E建築設計事務所 代表
新築マンション価格の高騰の要因として、経済系の記事ではあまり触れられませんが、建築費の高騰は重要な要素でしょう。
今後劇的な環境の変化が起こらない限り、これは短期的には下がる要素がありません。。
資材の高騰も続いていており、加えて2024年4月からの働き方改革による人件費の増大が見込まれています。
すでに対応するよう大手から動いていて、工事の受注金額にもかなりシビアになっています。
記事では「中間層でもまだ手が届く」的に書かれていますが、新築マンションに関しては、立地や仕様に、定期借地権の有無などにもよりますが、厳しくなっているという印象。
反面、中古マンションについてはまだ手が届く範囲ということもあり、活況なイメージ。
できれば、中古の市場についても記事化を期待しています。
本当に開催できるか怪しくなってきた「大阪・関西万博」…「開催危機」の「ヤバすぎる理由」とここからの意外な「打開策」
江頭 浩C+E建築設計事務所 代表
着工の遅れ、コスト増大等の内容が書かれていますが、これはだいぶ前からわかっていたこと。
「博覧会協会も手をこまねいているわけではない。最近になって…」と記事に書かれていますが、これまで手をこまねいてきた結果対応が遅くなり過ぎている現状かと思います。
建築業界からは、このままではまずいと昨年から協会へアプローチしていましたが、協会側がもっと早くこの提言を真摯に受け止めていればと、悔やまれます。
https://newspicks.com/news/8723584
このようになってしまう原因として「結果的にゼネコンが何とかしてくれる」という甘えがあるように感じます。
ただ、働き方改革が建設業にも適用される中、工期・採算が合わない案件を以前のように無理して受注する余裕はありません。
利益が少ないことを覚悟し無理して受注したのに、あらぬ伺いを掛けられ炎上するリスクを、ゼネコンは五輪施設や豊洲市場で経験しています。
そのため、受注に慎重になるのは当然でしょう。
https://newspicks.com/news/8179168
当時は「落札率99%」「当初の入札価格の3倍」などの批判が一斉にゼネコンに押し寄せましたが、当時から適切な予定価格の設定ができていない。
この当時の問題をきちんと検証できていれば、大阪万博のこの現状は改善されていたかもしれません。
https://newspicks.com/news/8865129?ref=user_110042
記事内では、コンセプトは変えてはいけないと提言されています。
これには同意。
そして、万博建築もこのコンセプトに沿って計画されているはず。
すでに建築中の大屋根についての意見が記事内にありますが、単純な減額案ではなく上記コンセプトと共に考える必要があるのではないでしょうか。
そのまま使われ続ける新国立競技場とは状況が違うとは思いますが、高すぎると批判され設計要件を変えて再コンペ、結果当初の使われ方ができなくなり使い勝手が悪くなったことは記憶に新しいと思います(ここでの減額は結局高かかったわけではなく、スペックダウンによる減額が大きい)。
ここまで書いていますが、万博は楽しみにしていたし、現在もその気持ちは変わりません。
適切な費用が掛かるということを理解してもらい、なんとか実現して欲しいというのが個人的な思いです。
「省エネ住宅」でなければ商品価値ナシ? 中古住宅も影響受ける法改正の全貌。“すべり込み購入”はアリか
江頭 浩C+E建築設計事務所 代表
待ちに待った施行。
断熱気密の重要性への理解が進む中、住宅に関しては、なかなか省エネ基準への適合が義務化されませんでした。
いよいよ2025年からは住宅へも適合義務が求められます。
この適合義務化、一部では業界からの反発があった為に遅れたとも言われていますが、少なくとも設計クラスタでは適合義務化に賛成している方が多いと思います。
同時に、これまで低いとされてきた断熱性能の基準ですが、新たに等級6,7が設定されました。
現在建築中の設計案件(住宅)があるのですが、住宅性能評価(設計)で断熱等級6、一次エネルギー消費量等級6、耐震等級3を取得し、施工の進捗に合わせて住宅性能評価(建設)の検査を受けています。
同時に、気密に関しても重要視しており、これに関しては設計段階からプランへの配慮が必要だと思います。
ちなみに、太陽光パネルによる創電よりも断熱性能を個人的には重視しています。
このような施策で木造建築物の寿命が伸びるでしょうから、過去にもコメントしていますが、木造建築物の法定耐用年数も見直して欲しいところです。

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