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「紅こうじ」継続摂取の1人死亡 腎疾患、小林製薬が因果関係調査
仙石 慎太郎東京工業大学 教授
機能性表示食品は、食品(生鮮食品を含む)と医薬品(効能表示や品質製造規範など)の特長を共に兼ね備えたカテゴリとして成長してきました。今回の有害事例はその隙に生じました。被害者の方々は誠にお気の毒です。
機能性表示食品はベースは食品なので、医薬品のように、有効成分に関する安全性の保証は求められていません。おそらくは紅麹の菌株の選定や製造プロセスに課題があり、ごく簡単に言えば、毒キノコを誤って販売してしまったようなものと考えられます。
機能性表示食品のメーカーは医薬品系と食品系の企業に大別されますが,前者は医薬品の製造管理に長けている反面,食品をあつかう経験は必ずしも十分ではありません。過去にも花王のエコナ(グリシドール)などの事例もありました。食の伝統とリスクの感覚をどこまで内部化できるかに尽きます。
日大アメフト部の廃部決定 競技スポーツ運営委が存続認めず 違法薬物事件で部員3人逮捕
仙石 慎太郎東京工業大学 教授
部組織(大学公認サークル)とスポーツ組織を切り離して対処すべきでしょう。前者は廃部が当然ですが、後者は承継を模索中でしょう。
先例として、明治大学應援團リーダー部は不祥事で廃部解散処分となりましたが、その後に応援指導部が新設されて今日に至っています。
日大の規模であれば公認サークルの層も厚いでしょうし、理工学部は独自の部活動組織(理工アメフト部)がありますから、これらが一時的に受け皿となる選択肢もありえます。その上で有力な選択肢は一般社団法人の設立でしょうか。
大学なのですから、なによりも、名門の入部に憧れ、真摯に大学スポーツに打ち込んでいる大多数の学生のことを専一に考える必要があります。
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