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大企業の健保組合、過去最大6578億円赤字 高齢者医療費が負担に - 日本経済新聞
Furuyama MasayukiChemical Trading Company Manager of General Affairs
【経済】実際に社会保険関係の実務を行っている立場からすると、日本の公的医療保険制度は非常に手厚いものになっていると思う。毎月の健康保険料自体は被保険者負担が給与の5%程度と決して軽くはないと思うが、入院や手術をした際に高額療養費制度が適用され、収入に応じて公的給付を受けられるというのは大きな利点であると思う。
自組合の被保険者への給付がかさんで健保組合の財政が悪化してしまうのであれば仕方ないけれども、後期高齢者という健保組合に対して保険料を払っているわけではない人たちのために4割も拠出しているというのは制度として大きな歪みだと思う。
将来的に後期高齢者の負担料率の引き上げは不可避だと思うけれども、引き上げのタイミングによってはここでも「就職氷河期世代」に負担を強いることになるのではないだろうか?現在議論が進んでいる子ども支援金制度もそうだけれども、「就職氷河期世代」はかなり割を食ってしまっている感が否めない。
企業、「偽装フリーランス」に苦慮 リスク避け起用控え 労働者と線引き明確に - 日本経済新聞
Furuyama MasayukiChemical Trading Company Manager of General Affairs
【経営】これは「フリーランス」はなくて「業務委託」の問題、「偽装フリーランス」ではなく「偽装請負」の問題と捉えた方が良いと思う。
ちょうど昨年の今頃、NewsPicksで今もPro Pickerであり続けているKabuK Styleの砂田憲治氏が出演した「カンブリア宮殿」の中で、「従業員の7割が業務委託」という趣旨の発言をして炎上したけれども、労働法や社会保険制度についての基本的知識を有していない経営者たちは、「労働者性」があるスタッフについて、しばしば「業務委託」という「魔法の言葉」を使いたがる。
経営者側としては、雇用契約を締結する「従業員」を抱えると、社会保険料(健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、労働保険料、子ども・子育て拠出金)の拠出を求められる。被保険者が負担する社会保険料は給与の15%程であるが、事業主負担は17~20%(業種によって労働保険料率が異なる)程度がかかる。これが業務委託契約に変わるだけで事業主負担は0になるわけだから、経営者側は業務委託契約化したがるのである。
本来「業務委託の従業員」という概念は存在しないはずであるが、労働法や社会保険制度の基本的知識を有しない経営者だと、うっかり「業務委託の従業員」だとか「従業員は業務委託だから」などと言ってしまうのである。
ちなみに会社概要などに記載されている「従業員数」と、「厚生年金・健康保険適用事業所検索システム」における「被保険者数」に著しく乖離があったり、「従業員」とされるはずの人間が「国民健康保険」の被保険者であったりする場合は、ほぼ間違いなくその会社は偽装請負を行っていると断定できる。
厚生年金・健康保険適用事業所検索システム
https://www2.nenkin.go.jp/do/search_section
ちなみに雇用契約から業務委託契約化をすることによって大規模なコストカットに成功したのが実は宝塚歌劇団である。宝塚歌劇団では1970年代後半から「タレント契約制」を導入し、現在では入団6年目以降の劇団員は雇用契約から業務委託契約に切り替わるのである。これにより、阪急電鉄は入団6年目以降の劇団員の社会保険料の事業主負担から逃れられるわけである。
ウクライナ料理店で交流を 避難民の働く場創出 大分・別府に開店
Furuyama MasayukiChemical Trading Company Manager of General Affairs
【国際】記事を読んでいて、「ウクライナ料理というのはロシア料理とどのように違うのだろうか?」という疑問がわいてきた。かつて「イスラエル料理」を食べた時に「アラブ料理とどのように違うのだろうか?」と思った感覚に近い。
そもそも料理というものは、「主権国家」(Sovereign State)や「国民国家」(Nation State)があって存在するものではなく、料理が存在してその後に「主権国家」も「国民国家」も成立したはずである。そう考えると、国名をつけた料理というものもまた、近代以降の国際政治体系に組み込まれてしまっていると言える。
そろそろ株価が下がる可能性が高い…お金のプロ直伝「投資初心者が今すぐすべき"暗黒の5年"への準備」
Furuyama MasayukiChemical Trading Company Manager of General Affairs
【投資】正確に金融資産を把握するためには家計簿アプリとの同期はしておいた方が良いと思うけどね。大前提として、株は「上がるもの」であると同時に「下がるもの」と認識しておく必要があって、その上で最も重要なのは「投資を続けること」。
リーマンショックや東日本大震災、コロナ禍を経験しているので、10年に1回くらいは株価が大きく下がる局面は必ずある。その局面でも投資をやめないことが資産を増やすことにつながるはず。継続的に投資をしていれば、5〜10年経った時に上下を繰り返しながらも自分の資産は増えているもの。
お金を「今使う」べきか「一定期間経った後に使う」べきか、考え方を整理してみた
Furuyama MasayukiChemical Trading Company Manager of General Affairs
【経済】理想的なのは「使ってるけど増えてる」モデルの構築だと思う。月次レベルでは、大型の支出(旅行や家電の更新など)があると赤字になることがあるけれども、年間を通して預貯金や投資でプラスになっていれば上々。株式投資や投資信託で分散投資を行なっていれば、年間を通して大きくマイナスになることは稀。
お金の管理はマネーフォワードMEを使うのがおすすめ。現金以外は基本的に手動で記帳する必要がないため、1日1回データを同期すれば、銀行、証券、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済、確定拠出年金までありとあらゆる金融資産の日次管理が可能。
私はマネーフォワードで金融資産を一元管理するようになってから、年次レベルでは「使ってるけど増えてる」モデルを確立できるようになった。記録をして、そこから考えて、変えるというサイクルができればお金は自然と増えてゆく。
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