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「メルカリ ハロ」の登録者数が100万人を突破、サービス開始から16日間で
白石 陽介株式会社ARIGATOBANK 代表取締役CEO / 東京都 デジタルサービスフェロー
メルカリハロは、利用開始導線が非常にシームレスにできていて、はたらくタブを押して、同意(はじめる)、位置情報のパーミッション取得で一次登録は完了。あとは仕事内容を回遊して、働きたい案件があれば、メルカリやメルペイに登録された情報がフィルされた状態で、応募するをおせばOKという流れです。
恐らく100万人というのは、この一次登録完了までのユーザを指しているのだと思いますが、メルカリの既存ユーザーは、数タップで応募まで出来ますので、メルカリの既存ユーザを最大限に活かしたとても良く考えられた導線だと思います。
他方、求人を見るとアルバイトの求人サイトがそのまま出稿してきているような印象があり、アルバイトの求人がより手軽になったという印象で、新しい働き方とは何かを考えさせられる感がありますね。
フィンテックをめぐる投資、冬の時代から脱却か
白石 陽介株式会社ARIGATOBANK 代表取締役CEO / 東京都 デジタルサービスフェロー
Fintech領域に限らず、スタートアップ投資全体が過熱気味であった所から、揺り戻しとバリエーションの見直しがあったのは事実だとは思います。また、Fintechやweb3からAIへ流行りのテーマが移ったという事も言えると思います。
また、決済に関するイノベーションをしばらく目にしていないという記事中のコメントもある通り、ネオバンク、BNPL、A2A等、ペイメントの新しいトレンドは出てきつつも、揺り戻しが起きており、革新的なプロダクトというのが生まれ難い環境にあるのは事実だと思います。
ただ、AIを用いた家計管理や、投資戦略のアドバイザリ等、新しいサービスはどんどん生まれきており、大きな枠でのFintechが領域として盛り下がっているという印象は感じていません。
個人的な所感ですが、Fintechが盛り下がっているというのは、バズワード的に捉えられていた時代から、一つのカテゴリとして定着化し、さらに普遍的な領域として浸透きているという、領域の成長の現れの一つではないかなと感じております。
楽天とOpenAI、通信業界に特化したAIを共同で開発‐不具合を事前に察知
白石 陽介株式会社ARIGATOBANK 代表取締役CEO / 東京都 デジタルサービスフェロー
移動体通信の基地局や増速の設計にデータを活用するのは、既に各社導入していますよね。例えばドコモであれば、SNS等で通信が遅いといったワードを収集・分析して、出力させエリア改善を行っています。方法は各社様々ですが、自社の設備からの情報だけでなく、SNS等の外部情報を活用して、チューニングや設備増強を行っています。
また、毎年、人が集中するイベントが発生するといった事や、特定の機器に不具合が発生したケースがある(例えばメモリやディスクの特定ロットに有意に不具合があった場合、同一ロットを使用している機体は保全交換することが望ましいと考えられます)等、過去に発生したことから予測可能なものについては、データ量が膨大で人が計画していくのは困難であっても、AIを活用する事で対応できるケースが増えてくるのではないかと思われます。
こういった保全対応は、道路や橋脚等の建築物や、水道管・ガス管の劣化等、通信に限らず耐用年数のあるインフラの計画保全への活用が期待できますね。
Reddit、NYSEにIPO申請 ティッカーは「RDDT」
白石 陽介株式会社ARIGATOBANK 代表取締役CEO / 東京都 デジタルサービスフェロー
いわゆるNo.1掲示板サービスのreddit。私もよくお世話になっています。日本でいうと、Yahoo知恵袋とYahoo!ファイナンス掲示板と5ちゃんねるを足したような、、笑
WAUで2.67億人、アクティブコミュニティは10万以上とユーザーは多いですが、直近は広告収入に伸び悩んでいたとのこと。ただ、記事にもあるとおり、膨大なテキストデータは、AIの学習データとして優良なものになりうりますし、今後のサービス展開においても親和性の良さがありますよね。
OpenAIのサム・アルトマンが大株主というニュースも流れていますが、シナジーを見据えていたんですかね?
フロッピーディスクの使用指定を廃止 経産省
白石 陽介株式会社ARIGATOBANK 代表取締役CEO / 東京都 デジタルサービスフェロー
令和の時代にFDなんて、、と思いますが、規制上求められており容易に変えることができない事が多々あります。デジタル庁は、アナログ規制見直しの取組の一貫で、デジタル化推進の障害となっている規制を洗い出し改定の工程を一覧化し公表しています。今回の経産省の規定改定もこの工程の一環ですが、一覧を見るとこれだけ膨大な規定を改定しないといけないのかと驚きますよね。https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/34a225ed-03be-4408-b00d-f9b88a5a2543/1c54acda/20230621_policies_digital-extraordinary-administrative-research-committee_itinerary_01.pdf
スマホ決済をPayPayに一本化しようと決めた理由 助けられた“ある機能“
白石 陽介株式会社ARIGATOBANK 代表取締役CEO / 東京都 デジタルサービスフェロー
オフライン決済は、実際に必要なシーンはそれほど多くはないものの、キャッシュレス利用に対する潜在的なハードルの一つになっており、それを解消した事は大きな意味があると思います。PayPay決済をPayPayカードに絞るという(一旦、撤回)話は、コスト構造や自社発行カードを増やしたいという思惑を鑑みると、理解できる施策なものの、ユーザファーストか?と言われると疑問はあります。
逆に考えると、PayPayほどの圧倒的なキャッシュレスサービスであっても、メインカードを変える程の理由にはならないという事であり、クレカを変えさせる事のハードルの高さを感じました。
たった5年で業界トップまで駆け上がった[PayPay]その「拡大」と「課題」
白石 陽介株式会社ARIGATOBANK 代表取締役CEO / 東京都 デジタルサービスフェロー
ローンチ時のPayPayは、資金力を全面に生かしたマーケ施策と、圧倒的な営業力(と営業の数を力にする為の極限まで営業が簡単になるようなキット・ツール類の開発と展開力)が成長の中心でした。
ゼロから立ち上げる決済サービスですから、まずは、認知向上と加盟店開拓をしなければなりません。加盟店獲得が先かユーザ獲得が先かは当時社内でも喧々諤々の議論はあったと記憶していますが、何れにせよ両方が揃わないとグロースしないのは自明です。そして、中途半端に資金投下せずに一気に立ち上げるという決断が100億円CPに繋がり、結果、大きな話題になったと記憶しています。
PayPayは、100億円CPを始めとした派手なCPやCMのイメージが強いと思いますが、本当に凄いのは、そういった派手な露出でお得を全面に打ち出したイメージを作りつつ、それぞれのCPをきちんと分析した上で、どういうユーザ層を増やすべきなのか、新規を増やすのか定着率をあげるべきなのかといったことを、細かく施策に落として設計し、フェーズ毎に地道な数字の積み上げをしていっていることが重要なポイントだと思います。
また、プロダクトも大玉の機能開発や、外部連携強化だけではなく、地道なU/Xの向上をローンチ後から常に続けています。ぱっと触っただけでは気づかないような画面の視認性向上やアクションの変更等、数えればきりが無いと思いますが、トップダウンの大玉案件が大量にある中で、これほど、地道な改善にきちんと開発リソースをさくことができているプロダクトは少ないのではないでしょうか?
こうして、派手な施策と地道な数字の積み上げ・改善のサイクルを、プロダクトとビジネスが一体となって回し続けているからこそ、多くの人に受け入れられるサービスになっていったのだと思います。
最後に、記事に対するコメントになりますが、AlipayのようなSuperAppを志向していることは、PayPay発表当時から言われていることですが、単純に中国やインドのマネをしたところで、マーケット環境が全く異なりますから、成功はできません。PayPayは、海外の成功事例に学びつつ、日本で受け入れられるように独自に進化を遂げてきたからこそ、これほど多くの方に受け入れられたのだと思いますし、これからも独自の進化を続けていくのだと思います。
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