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ダイセルが火薬技術応用の車載向け電流遮断器
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
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Shipping crisis: I'm being quoted £10,000 for a £1,600 container'
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
最近コンテナも不足して、コンテナ運賃もコンテナ価格上がっていることが話題になっている。
それについての記事で、以前は1600ポンド(約22.5万円)で中国・イギリス間を輸送できたのが、今は1万ポンド(約140万円)と6倍ほどになっているという記事。
①、②も併せて。またコンテナ価格自体の上昇については③の一連のTweetが面白かった。過去儲からなかったから撤退して、中国系海運傘下のメーカーのシェアが上がっていて、その中で需給タイトになり一気に値上がり。
①https://newspicks.com/news/5399761
②https://newspicks.com/news/5330996
③https://twitter.com/Malaysiachansan/status/1351529559519182851?s=20

インテル内製ほぼ維持か、次期CEO明言せず
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
昨日のIntelの決算・発表について、色々な解釈が出ている。
こちらのWSJ記事の見出しは『インテル内製ほぼ維持か、次期CEO明言せず』、①のBloomberg記事は『米インテル次期CEO、従来の製造維持にコミット-株価下落』、②の日経記事は『インテル、次世代CPU「大部分は自社で製造」23年投入』。
①でコメントしたように、現在開発を進めている7nmまでは内製。ただおそらくこれから開発をしていくであろうその先は明示していないのがポイントだと思う。
そのなかで株価の下落はもっと早いファンドリー活用を織り込んでいて、だから下落をしたように感じる。また各社の見出し・内容も、当面の方針と中長期はどうするのかのバランスで、どういう表現をしたりどこに注目したかが違ったという印象。
①https://newspicks.com/news/5556114
②https://newspicks.com/news/5558075
「お得感経済」と半導体不足 測れぬ価値が変える世界
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
オンライン化の経済便益、考えてみると面白い。
リアルが消えることで消費・雇用などのマイナスのインパクトもあれば、オンライン開催で支出が減ってより広く使われたり、実際の便益として世の中に広がる部分(GDPなどに含まれない「消費者余剰」)もある。
あとは安くなったり、単品買いができることで、有料→無料→小さい有料の大量集合で広く訴求という過程を通ったのが音楽のデジタル化だと思う。現在起こっているオンラインやフリーミアムは、どれだけその過程を通るだろうか。
半導体部分は違う(後回しになっているのは、微細化世代が要因ではなく、財の違いによる在庫サイクルや需要顕在化のタイミングの違いによるキャパ確保が主だと思う)と思うが、土曜日に考えてみるネタとして面白かった。
Why Microsoft’s self-driving car strategy will work
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
MSのGMの自動運転部門Cruiseへの投資(下記、ホンダも追加投資)の文脈について、他の自動運転系の戦略との比較含めてまとまっている。
GMは資金とAzureのリソースをより多く得る。そしてMSは自動運転においてはオープン戦略。GoogleはWaymo、AmazonはZooxなどでやるのに対して、MSは自社で自動運転はやらないがトヨタなど含めて色々なメーカーと提携する戦略。
どちらがうまくいくだろうか?幅広く提携することは知見はたまりやすいが、ニーズも分散するので冗長度ある設計が求められることもあるかもしれない。一点突破してPMFしてスケールさせる方が良い場合もある。
https://newspicks.com/news/5550067
ダイキンが韓国に40億円投じて新工場、半導体用エッチングガスを生産
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
どこまでの純度のものか分からないが、2019年に対韓輸出規制で話題となった高純度フッ化水素の文脈を想起せずにはいられない。
ダイキンはエアコンがメインだが、その冷媒に使われるフッ素技術を活用したフッ素系化学も強い。フッ素系化学品は色々あるが、フッ素の反応性を活用するデリケートなものが多い。
韓国はSamsung・Hynixと半導体の大企業が多い。またフッ素系化学品・ガスは反応性も高いので、ビジネスという観点では、韓国に拠点があることは重要。
ダイキンは、中国のエアコンでも2000年代後半に大手のGreeと提携してインバータ技術を供給するオープン戦略を行った。インバータエアコンが普及することで、ローエンドはGreeなど現地メーカー、そしてハイエンドを自社がとる戦略だった。過去のこういうオープン化戦略の文脈もある中で、どういう技術を国内外で持つ、ブラックボックス化するかという点含めて注目。
輸出規制時のPickもいくつか。ただ一番の論点となった高純度フッ化水素は、たしかステラケミファとか関東電化工業あたりのものだったと思う。
https://newspicks.com/news/4019454
https://newspicks.com/news/4057746
https://newspicks.com/news/4310250
https://newspicks.com/news/4365685
ルネサスやNXP、半導体1~2割値上げ 車やサーバー向け
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
コーラは数年前と同じ価格か、むしろ値上がりする。なのに電子機器は同じ性能のものは中古でしか売ってなく、当然ながら値下がりしている。なぜなのか?
それは電子機器で大量に使われる半導体や電子部品は、基本的に値下がりを続けるから。なぜ値下がりを続けられるかというのは、「ムーアの法則」が有名だが、技術進化で回路をより細かくできることが根幹。同じ回路をより小さく作れば、コストが下がる。コストが下がるから、より多く売れ、規模の経済によってさらに価格が下がる。
この連続によって、テクノロジーによるイノベーションは、早く、そしてより多くの人に届けられてきて、私たちの生活は便利なものになってきた。
そのような基本的には値下がりを続ける半導体や電子部品が、値上がりすることがたまにある。値上がりすると一気に設備投資が進み、今度は供給過剰になる。そして大体サイクルのピークとなる。
今回がそうなるかは分からない。メモリはずっと値上がりして、過去1-2年は下がることもあったが、でも崩れていない。昔に比べて設備投資の規模が多くなり、プレイヤー数が少なくなり、需給が崩壊しにくくなっている。でも経験則としては意識せざるを得ない。
サムスン電子がテキサスに半導体工場検討、1兆円超規模-関係者
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
2つポイントがあり、対中規制と、TSMCとの競争という点。そして両方が重なってくる。
対中規制は、TSMCもそうだが、米国での需要に対して米国で製造すれば、政治リスクが少なく米国顧客を得やすい。そして注目点は「将来的には3nmの半導体も」という部分。これがTSMCとの競争に関わる部分で、同社がアリゾナに1.3兆円投資して2024年に開始しようとしている工場(①)は、5nmといわれている(②)。これはすでに台湾では製造が始まっている。
Intelが外注を計画しているのも、Intelが10nmまでしか成功していないから。より微細なほど、同じ回路を小さく設計でき、基本的にコストは下がり省電力性能は上がる。なのでTSMCよりさらに微細なものを米国でやる計画ですよ、というのは顧客には訴求点になる。もちろんTSMCも、競争相手によって戦略を変える可能性もある。ただ先端領域は技術流出とのバランスでもあるし、TSMCは台湾経済の根幹でもあるので、自国に最先端があることの産業政策的な意味は極めて強い。こういったことのバランス。
なお、Samsungは前からテキサス・オースティンに工場をもっているので、TSMCのアリゾナ進出とは違う。既存工場の拡張とか、そこでの新工場棟への投資。
①https://newspicks.com/news/4905291
②https://newspicks.com/news/4909061

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