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NYダウ 99年ぶり8週連続で“週末終値が前週より値下がり”
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
下がり方としては「ショック」ではない。
①でダウの長期推移が見れる。崖のようなショックは、2008年の金融危機、あと、2020年のコロナ。
今は、下がり続けてはいる。でも2007年後半のパリバショックくらいからの下げ(その時は利下げフェーズではあったが…②の真ん中くらいにFF金利の推移が長期である)のほうが、ジワジワ下げていく感じは強い。
人間は他者評価を気にする人が大部分。だから上がっていくときは自信過剰に、下がっていくときは不安になる。その繰り返しで、お金が過度に出たり入ったりして、値動きを増幅させる。それが全体としては適正な価格水準を一定担保するが、個別の企業や時間軸で見ると、上にも下にも歪なものが生まれる。特に全体が大きく動くときは、それに引っ張られて歪さが増す。
色々個別で見ているのだが、まだ調整が足りないものもあれば、過度に調整したと思うものも出てきているのが個人的な印象。
ショックのような下げは、システミックリスクが顕在化して、何かが「止まる」ことで発生する。金融危機は流動性が殺され、コロナは経済活動全般が殺された。今はそうではない。
ただ、Easy Moneyの時代に溜まった澱が逆回転で顕在化することはよくある。SPACはそれの一例だが、金融システム全体を揺るがすレベルではない。不動産とかカードとか、すそ野が広い領域で何かシステミックなものが出てこないかには注意したい。
①https://yhoo.it/388nosm
②https://jp.investing.com/central-banks/fed-rate-monitor
中国石炭大手、増産へ転換 エネ高騰で脱炭素棚上げ
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
記事の図のように、長期では火力は減少基調にある。
一方で、昨年の電力不足は、再エネシフトをしようとして石炭生産を抑えたことが背景にある。でも耐えられずにリスクが顕在化し、増産に転じた。足元もそう。
世界的なカーボンニュートラルへの影響は、中国の排出量が世界最大だからこそ、極めて大きい。一方で、政治的にはトップダウンでぶっちぎってこういうことをしやすい。ただウクライナ侵攻によってロシアからのガス調達リスクが世界的に出ている。
一番カーボンニュートラルを政策的にも進めてきた欧州が、このエネルギーの調達・コスト・二酸化炭素の現実をどうするかが、これからの一番の注目点だと思う。
楽天携帯「月額0円」廃止の舞台裏 法の壁と想定外
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
楽天モバイルの0円廃止について、制度面も含めて分かりやすい。
記事の電気通信事業法の内容は知らなかった。ただ、ワンプランに拘らなければ無料も継続できた。その意味で、経営の意思決定としての値上げ。
インフラ事業は、多額のコストがかかるし、インフラゆえの安定性も求められる。だから新規参入が難しく競争が起きにくいし、規制産業でもある。そして規制当局(通信の場合は総務省)は、規制を調整することで、新規参入で業界を刺激し、既存プレイヤーが高シェアゆえに顧客本位にならないことを変えようとする。
その意味で、楽天に他社が追随したという点で、総務省の当初の目論見は果たせたといえる。
楽天から見たときはどうか。
個人的には、参入プランは甘すぎたと思う一方、今回の意思決定はその甘かった前提とその後の早期のMNOの競争プラン発表という想定外へのリカバリーには必然に見えるし、良いと思う。
前提が甘かったのは、①の基地局などが代表的。仮想化など新しい技術のリスクテイクは分かるものの、キャリアの累積的な巨額投資の必然を甘く見ていたと思う。
一方で、3社の早期追随は想定外だったと思う。②は2020年9月の5Gプラン正式発表のものだが、年末までにはMNO3社が追随プランを発表。追随で獲得想定(絶対数も効率も)が変わったと思う。
MVNOでもそうだったが、安いから頻繁にキャリアを変えるわけではない。なぜなら面倒だから。ジワジワ広がるが、それでも全部変わるわけではない。だから獲得をして、習慣化の度合いを見て、有料転換を進めるのが当初のプランだったと思う。でもその獲得の母数・効率が変わった。だから戦略を変えて、出血を減らし、楽天経済圏を活用して時間をかけて増やす。
逆にキャリア3社は、経済圏への対抗を金融とECの両方でどうするか。キャリア3社も経済圏を広げるため、買収や提携を強化するかもしれないし、最後楽天を買収するところが出てくるかというのは、昔からシナリオの一つとして妄想していること(③、④)。
①https://newspicks.com/news/4193919
②https://newspicks.com/news/5265774
③https://newspicks.com/news/6111250
④https://newspicks.com/news/6131426
「楽天モバイル債」募集 個人から1500億円調達へ
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
下記が楽天証券での説明ページ。
「楽天モバイル債」という名前だが、発行体は楽天モバイルではなく楽天本体。3年もので0.3-1.0%は、今のリスク状況を考えると安すぎではないか?
知名度を生かしたものではソフトバンクGの個人向け無担保社債が通称福岡ソフトバンクホークスボンドと銘打って知られている。
モバイルが発行体ではない(そしたら金利はめちゃくちゃ上がるだろうが、本体からは切り離し)のだから、楽天モバイル債より楽天ゴールデンイーグルス債とかのほうがよかったのでは、と思ったり…
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/bond/jbond/rakuten_mobile/new_issue.html
純木造で“最も高い”44mの高層ビル完成 CO2削減期待 横浜
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
建設に着手した時のリリースがこちら。本記事の画像からも見えるが、木の構造がガラスの内側に見えるのが、なんかカッコイイ!
https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20190723_1.html
素材としてはオメガウッドという自社開発の素材を使っており、その説明を見る限りはCLTではない(直交方向に重ねているわけではなさそう)。
https://www.obayashi.co.jp/solution_technology/detail/tech068.html
他には三井不動産と竹中工務店が、日本橋に国内最大・最高層の木造ビルの建設を発表している。2023年着工、2025年竣工を目指しており、こちらも楽しみ!
空飛ぶクルマの定着は「2030年代前半」、個人所有のニーズも?
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
99.99%ない。
空飛ぶクルマは「重いものを浮かし続ける」というエネルギー的な無駄が発生する。こんなに普及するというのは、エネルギー効率が極めて悪くなるということ。カーボンニュートラルの流れがあるなかで、規模が小さいうちは論点にならなくても、大きくなる前に課題になる。
まぁ、そもそもコストや利便性なども含めて、大きくならないと、99.9%思っている。SPACの徒花、下記などで昔からコメントしている点…
https://newspicks.com/news/5689525
https://newspicks.com/news/5661150
https://newspicks.com/news/5951369

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