Picks
1450フォロー
290578フォロワー


トヨタも採用の3Dプリンターメーカー、SPAC上場で時価総額2200億円へ
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
MarkforgedのSPAC上場、①も併せて。
リアルテックの上場について、WiL久保田さんの②のTweet『SPAC上場は、宇宙やバイオなどディープテックが多い傾向。通常のIPOだと厳しく規制されるforward lookingな事象も、SPACなら自由に伝えられるから、と推察。CFは出にくいが、世界観を語ることで時価総額を作れる』が示唆的。
その観点で③の上場資料を見ると、スライド30は売上がホッケースティック(急激な成長)になっている印象。実績・見込み値についてCAGRを早い時期からとっているので70%と出ているが、2019・2020年に停滞。資金調達して拡販や新規プロダクトなどで急成長する可能性もないとは言えないし、2025年予想約700億円は工作機械市場などを考えると可能性はなくもないが、でもホッケースティック。④でコメントしたJobyよりははるかにマシではあるが…
ただこういう世界観を語って、時価総額含めて期待値が醸成されると、その通りにならなかったときに経営リソースがその消火に費やされてしまう。上場で資金を得る人もいるし、また消火にリソースが費やされればよりR&Dに専念したい人には魅力的な場ではなくなりかねない。
時間軸がかかるからこそ、SPACとかではなく、腰を据えて技術の目利きができるファンドや事業会社からの資金がもっと回っていって欲しいと、製造業好きとしては思う。
①https://newspicks.com/news/5642599
②https://twitter.com/kubotamas/status/1367641901113827328?s=20
③https://bit.ly/38beOpq
④https://newspicks.com/news/5648111
<追記>Saitouさん、ありがとうございます!Proto Labsは面白いですよね。ただ、ファウンダリ業態に装置側が行くことは、半導体製造装置メーカーと半導体メーカーなど他業態を見ると、自社装置・他社装置のConflictで顧客最適にするのが難しいのでは、と思っています。
とはいえ、スライド23にあるようにソフト要素が重要になり、変わる可能性もあるのでしょうか?CTOの方がPalantir出身という点と併せて気になっています。<追記終>
「新車全てEV」「エンジンに投資しない」という欧米勢、熱効率50%に尽力できる日本勢
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
一方で、下記のDeloitteの調査によると、コロナ以降EVなどの非内燃車を選びたいと言っている人が減少している。
ドイツでは、2020年調査は51%だったのが2021年調査41%と10ポイント減少。ちなみに米国は41%→26%、日本は63%→55%。どこの国でも減少しているが、絶対水準でも落ち込み方の小ささでも、日本が一番エコな車への選好が強い。これはHVがしっかり浸透しているということもあるが、現実解としてのHVの優秀さと、グローバルロビイング・プロモーションのなかでの弱さも残念ながら感じる。
一時のディーゼルブームとその後のディーゼルゲート、などを想起しなくもない。
https://newspicks.com/news/5660011
買収目的会社で米上場を検討
California bill would require all self-driving vehicles to be zero emission by 2025 – TechCrunch
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
カリフォルニア州で検討中の法案で、自動運転車は2025年以降は全てゼロエミッション車にするというポイントが入っているとのこと。
今後変わる可能性もあるが、補助政策と併せてどうなるか。両方ともコスト高にしかならないわけで…あとは「自動運転もできる車」がどうなるか?そこでもゼロエミッションを求めれば、逆に自動運転に逆風となる可能性もある。
そもそもエミッションをどこから計測するのか問題はある。昔からあるWell to Wheelの議論もあるし、製造と利用での電源ミックスによって、同じモデルでも排出量は大きく変わる(下記記事も併せて)。
https://newspicks.com/news/5650483
Why the mainframe is alive and thriving
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
メインフレームについての話。
業務クリティカルなシステムでは「抜けられない」現実があると思う。そしてThriving’(前進中)という言葉が見出しにあるが、その根拠は過去10年で速度が350%増加していることや、アップグレード意向がある企業が多いあたりか。
とはいえ、テクノロジー全般での成長に対しては劣後している。だから「抜けられない」し、ここらへんの抜けられなさとクラウドの成長が、IBMのハイブリッド戦略(下記)などにつながる。
日本のメインフレーム各社のHPを見ても、この「相対では成長していないが抜けられない」という現実に対して、長期サポートを維持するとった宣言を各社とも出している。
https://newspicks.com/news/5623296

【超入門】本当のESGランキング
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
是非見ていただきたい記事。
個人的には、ESGは長期持続性という観点では重要だと思う一方で、記事でも指摘がある様々な評価・ランキングの乱立など課題が多いと思う。
社会が変わるときには、基準を基に画一的に満たしていくことで後押しとすることも必要。ただそこには、社会を良くしていくという観点だけではなく、様々な競争・ポリティクスもある。
年金などの金主としては長期でのリスクリターンが重要。一方、金主に売り込む運用機関はなぜこれを買うべきか、そして報酬比率が他より高い理由があると嬉しい。そして評価機関やESG指数などはそれを使ってもらえるとフィーが入る。
ESGが気にされていない時代からESGをやっていた企業はしっかりとやっていることが多いと思う。経営に余裕があるから、そういう観点にも目を向けたり事前にリスク対処をしたり、そもそも経営にポリシーがあるからそういう取り組みをしている。それが長期のポジティブなリスクリターンにつながっている。一方、みんながそれを取り組み始めたら、他社と比較して優位性が持続するか。またこういう動きが出てきたから一種画一的に取り組み始めた企業が未来・長期持続的に優位になるのか?2000年代半ばのSRIブームとそれが消えたのもそういった点への疑義があったと思う。
時代を経て、社会的な要求も高まるし、過去の失敗からも学ぶ。でも推し進めようとするのは社会意義だけでなく、ビジネス主体の色々な「合理的な思惑」もある。
連載で自分自身もいろいろ勉強していきたい!

【黒木亮】なぜ世の中に「カラ売り屋」が必要なのか?
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
空売りについても、コンテンツへの思いについても、共感する点ばかり。
Gamestop含めた空売りにやRobinhoodの「株式市場の民主化」ついては、①のスタイリィ中村さんの記事も是非併せてみていただきたい。価格決定権と価格発見力があり(これは②の第六回で詳細)、市場が資源分配機能として働くためにはボラはあれど健全な価格発見力があることが重要だと思う。発見は多様な意見があるからされ(それによって売買が成立する)、ひずみが大きいと考える主体が買うだけでなく売れる(空売り)ことは、重要だと思う。
SPACは、PMFもしていないのに評価が高すぎるものが多く、また上場資料などもかなり杜撰だと思う。期待が増幅するときはどこまで増幅するか分からないので空売りしにくいが、もう少し時間軸が経っていくと、不正会計や不適切な情報の流布など含めて、空売り屋が一気に狙ってくると思っている。SPAC含めて、是非黒木さんの小説が見たい!
そういえば、記事に出ているサイバーダイン空売りしたCitron(う〇こレポート…)は、今年になって市場が上がりすぎて空売り戦略をやめると発表(③)。Citron自体は好きではなかったが、こういう時は大体天井。ITバブルの際の、バフェットの負け方やジュリアン・ロバートソンがTiger Managementを畳んだのと相似だと思う。
①https://newspicks.com/news/5631816
②https://note.com/propro/n/nc2afea854943
③https://newspicks.com/news/5579145

【読書】思考力を格段に上げる、具体化と抽象化の「往来術」
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
具象と抽象の行き来は、理解、つまり解像度を上げる。
これについて、一番良い資料は、東大FoundXの下記の馬田さんの資料だと思う。神資料なので是非是非見ていただきたい(自分のなかでは1年に1回出会えるかというレベルでの良い資料だった!)。
FoundXは東大のアクセラレータプログラムで、起業・サービス作りを念頭に置いた資料だが、ほぼすべてどんな場合でも使える。深さ・広さ・構造の把握という3点がキーだし、解像度が低いときにあらわれる症状は、どんな調査・分析にも当てはまる。そして調査・分析がアクションの礎となることが多いので、極めて汎用度が高い資料・考え方だと思っている。最近社内でこの資料を見てーということが多く、すっかり「解像度おじさん」になっています…
https://speakerdeck.com/tumada/jie-xiang-du-wogao-meru

NORMAL