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【長期投資】プロが見ている「強い企業」3つのポイント
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
ついに本丸の「構造的に強靭な企業」の説明!
根源的な欲求という普遍性にどれだけ強く訴求できるか。流行り廃りではないもの、記事だとDisneyが良い例だと思うが、の見極め。
近年、企業・事業経営でも投資でも難しいのが、テクノロジーの影響が増す中での「長期潮流」との付き合い方だと思う。
長期潮流を正確に判断することは、長期で障壁を構築・深化させるための前提。ただ、目に見える世界では、流行り廃りもあり、また長期潮流ではあるが早すぎた・遅すぎたというのは、ハイプサイクルからも分かる人間の間違い方。そしてユーザーは競合含めて比較・利用し、競争の影響もある。これらから見える結果についても、見方は人それぞれだから、自社にとって適切な長期潮流やその時間軸を見極めて確信をもって信じて執行し続けることはとてつもなく難しい。
そして、年・四半期での業績も「見える化」される。経営としてリスクテイクをし続けることが、勝ち抜くために必要だと分かっている。けれどダイナミックに環境が動く中で、長期の確信をどれだけ信じてリスクテイクし続けられるか(一方で盲目的にならないように健全な懐疑心・ガバナンスも必要)、その途中でおこる変化や新しくわかったことにもフレキシブルに対応できる組織能力が求められ、矛盾する無理難題が山積する。
投資でも同様で、Salesforceなどは「良い会社だがずっと高い」といわれて、これまでずっと成長している。企業を買うという点では買っているべきなのだが、長期潮流だけでなくバリュエーションをどう考えるか。特にテクノロジー系は、技術自体が変わることでトッププレイヤーが変わるし、そこへの期待値も大きい。全体としては明確な長期潮流だが、例えばMicrosoftをITバブルが崩れていく中やモバイルシフトに失敗した時でも持ち続けることが正なのか(その後もEPSは伸び続け、またど真ん中の企業でありながらエンタプライズ・クラウドシフトでITバブルのピーク株価を優に超えている数少ない企業でもある)。
テクノロジーだけではない、自社がこれまで蓄積してきた業界の知見の掛け算が必要な領域で、先行できる・真似しにくい・付加価値が高い、そういう構造を創れるか。
とても難しいからこそ、その構造を創れて、付加価値が高い産業で、高い参入障壁があり、長期潮流にのっている企業は企業価値で複利構造となる。
EV用バッテリーの覇権争いが始まった
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
記事ではなくMatsunagaさんの覇権の図式のコメントを見ていただきたい(有難うございます!)。
欧州については、今後の計画含めて下記Pickも併せて。ドイツについては、CATLがBMWやMercedes向けを狙っているのだと思い、VW含めた形式でのドイツでのデファクトスタンダード争い含めて注目。なお、BMWはたしか水素電池ではトヨタと協業だが、EVは入っていなかったと思う(CATLとSamsung SDIがメイン)。
https://newspicks.com/news/5444353
>Matsunagaさん
全固体、硫化物あきらめて酸化物いくのでしょうか?硫化物でさえも自動車向けサンプル出荷はできてなく、安全面の課題はもちろんありますが、酸化物だともっと黎明期な印象です。
あと全固体のウリは安全面といわれますが、Liの安全性と、硫化物系全固体で、確率論・発生時のインパクトで、はたしてどっちがどれだけ安全なのだろうなぁと、色々な報道を見ていて分からない点です…もし何かご教示いただけることありましたらものすごくうれしいです!(コメント欄通じた一方的なお話でスミマセン…)
https://www.tel.co.jp/museum/magazine/023/report01_01/04.html
<追記>Matsunagaさん、本当にありがとうございます!<追記終>

【高原豪久】ユニ・チャーム海外展開で売上高3倍、時価総額11倍
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
ユニ・チャームは過去20年で日本の中でも強い企業。
日本の人口構造については「誰もが知っている長期トレンド」。だけどそこを正面からとらえてちゃんとリスクテイクの判断をして、その後も信じて投資し続けられるか。そして紙おむつの根源的な利便性と、一方コストとのバランスなど現実面のトレードオフをちゃんとできるか。
その根源となるのが、就任時のエピソードにある経営としてのオーナーシップや、それを「コミットメント」について記事に出ているが、全社の文化とできるか。
下記のNVIC奥野さんの「構造的に強靭な企業」と併せて、その事例として読んでいただきたい記事。
https://newspicks.com/news/5538648

【動画業界】レッドオーシャンのYouTube。勝ち抜くカギは?
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
モバイルゲームの進化に似ている。
最初は、画面サイズも小さく、ゲームも動画も邪道とも見られた。だから黎明期はアマや小規模事業者を中心とした一部のリスクテイカーが中心。でもそれが面白いと話題になり大きくなっていく。だから製作費が膨れ上がり、大手も参入し「プロ化」。昔からやっているアマ・小規模事業者は資金が厳しかったり、大手でも知見がないとうまくいかなかったり。参入することはできても勝ち残れるのは知見が蓄積したファストムーバーと資金がある新規参入大手の、それぞれの一部。
そして、その過程で記事にあるような新しいビジネスモデルの模索もあり(芸能事務所やYouTuberの事務所に所属している必要があるのか、なども含め)、コンテンツ業界全体でのガラガラポンも起こる。残る部分・変わらない部分もあろうが、テクノロジーやプラットフォームドリブンで色々変化していると感じる。

【核心】デジタル化とDXが決定的に異なる理由
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
リアルだし共感する点が多い。
最近の「DX化」という言葉で思い出すのが「IT化」。Excelなどはとても有用だが、野良Excelマクロ(最近はRPAでもあると思う)は、ミクロの生産性は上げても全体としてはボトルネックになる。そしてそれを統一しようと思えば、記事にあるように「抵抗勢力」も生まれる。
全社ベースでDXでは、何を標準化するかがキー。全部をかっちり標準化しようとなれば、決めるまでの時間もかかり、その間に変化が起こる。標準化する部分とそうでない部分の見極め、標準化する部分はスピード感もって進めたりその泥臭さへの経営トップの理解・支援が必須。
PV至上主義は悪なのか
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
データを元に、とても面白い!
①プラットフォームの存在とアベイラビリティ
『実際にはWebメディア名を意識しないまま記事を読んでいる読者も多いので、エンゲージメントの値とその差はより小さくなります。』
これはマスにおいて、Yahooやスマニューなどプラットフォームで見出しがあり、そこから気になるかで選択がされるからだと思う。つまり、プラットフォームでのアベイラビリティが重要。PV追求という点では、多くの記事を出しどこかでプラットフォームに引っかかればという点で、短期的には記事数がワークすることもあるのだと思う。
②ヘビー読者の存在とプリファレンス
『リーチを増やすことでヘビー読者が増加するのです。』
グラフを見てもヘビー読者数とリーチは近似線の近傍にいるように見える。ただこの結果は、そもそもプリファレンスを持たずにメディア消費が多い人も含んでいると思う。ヘビーユーザーのなかで、様々なメディアからそこを選好して読むユーザーがどれだけいるか。プレファレンスと認知をどうやって分けていくか(記事の調査設計がどうされたのかが分からないので論点としてだけ)。
③無料と有料の違い
Webでの多くのメディアは無料・広告モデル。プレファレンス・認知のなかでも「文春、スクープ面白いよね!」なのか「スクープあるから文春を買おう」ではハードルが全く違う。情報量が増えた今、新聞・雑誌など有料メディアが業界として厳しい背景。
有料記事に頻度高く遭遇してお金を払ってでも見たいという閾値を超え、有料化するほどにプレファレンスか必要性(機能材的効用、経済メディアはこっちだと思う)を育てられるか。
④消費財に近くなってきている
シャンプーなど消費財は、最寄りの店舗で新製品や値段などから購買される「最寄り品」、でも厳密な購買理由があるわけではない。「その財が必要だから買う」層がいて、リーチとアベイラビリティという観点で、テレビ広告・配荷(店舗にしっかり届けて棚にある状態)・POPなどを組み合わせる。無料メディアとプラットフォームの関係に近い。
ただ、そのなかでもブランドにこだわる固定客がいる。これは有料メディアに近く「その製品・ブランドを意思を持って買う」層。そしてそれが多いと、ブランドとして長続きするし、広告などの認知が累積的に効き、効率が高くなる。買うまでのプレファレンスを育てられるか。
羽生九段「勝率94%」で投了のワケ 将棋AIの功罪
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
機械と人間の違いを端的に示していると思うし、何を将棋やスポーツに求めるか、という話になってくると思う。
数値化されることで、プロじゃないと分からなかったことに対して「基準」が提示されて解釈されやすくなり、娯楽としてとっつきやすくなっている側面はあると思う。一方で、本当に高レベルのプロの戦いで本記事のような事例で、実際にそれができるのかというのは違う。
記事にある人間が指しうる手と指せなくても仕方がない手というのは興味深い。下記は、藤井棋士が機械が6億手目で発見できるものを20分ほどで発見できたというPick。こういった違いを含めて注目していくのも、機械が進化したからこその新しい将棋の楽しみ方かもしれない。
ただ、それで実際に生身の人間として戦っている棋士の方を、SNS含めて安易に攻撃するようにはなってほしくない。そんなの桁数が多い四則演算を、Excelのほうがすべての人間より早くできるのと似ているわけで…だからといって人間の計算力や数学力、ましてヒトとして否定されるわけではない。
https://newspicks.com/news/5026594

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