つながり日記:トレインワーケーションでつながる(前編)

2022年8月17日
全体に公開

今回も日々のつながりを振り返りつつ、そこに潜む「ひとをつなぐ原則」を見出していきますよ。

今回は先日訪問した、千曲市のワーケーションプログラムのレポート。1日弱の参加でしたが、プログラムの充実もさることながら、各所でのつながり&リコネクトが怒涛だったので、2回に分けて&要点を絞ってまとめていきますよ。(後編はこちら)

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地方創世関係人口創出拡大など様々なキーワードのもと、地域への人流増加や経済活性化の取り組みが行われております。

パンデミックによるワークスタイル変化を経て移住が進んだという事象も見受けられますが、その前からも多拠点居住アドレスホッピングなどのキーワードも流行っていましたね。(多拠点居住支援サービスのADDressに出資している縁もあって、界隈の動きを拝見しておりました)

また、移住に限らず、シェアリングエコノミーの概念をもとに地域の既存アセットを活用した観光支援の動きや、マイクロモビリティーの活用、地域通貨導入などなど、、テクノロジーや新しいビジネスモデルの適用によって、地域活性化を目指す取り組みは多々みられます。

しかしながら、この2年は気軽に各地域を訪問することもままならず、悶々としていたのですが。先日、千曲市を中心としたワーケーションプログラムが盛り上がっていると聞きつけ、足を運んで参りました。

▼千曲の取り組み

前回紹介した渋谷のつながる場所で旧知の坂下さんと話す中、彼女が取り組んでいるワーケーションのプレゼンを受けまして。ふむふむ「温泉MaaS」なる取り組みもあるそうな。って、「温泉MaaS」ってなんだ??昨年訪問したという某新聞記者も「とてもよかった」とたたみかけるもんで、「行ってみないと分からんな」と思い立ち、その場でカレンダーに予定を登録。それがこちらのワーケーションプログラムです。

今回は1日弱の参加でしたが、プログラムの充実もさることながら、各所でのつながり&リコネクトが怒涛だったので、要点を絞ってまとめていきます。

▼日本初!?トレインワーケーション

トレインワーケーション」と名乗り始めたのは彼らが初だそうで。観光列車を貸し切り、景色を眺めたり地産のおやつをいただきながら仕事をできるという仕掛け。地元のまちづくり会社であるふろしきやと観光局がしなの鉄道を口説き、2021年2月から始まって、今回で6回目の取り組みだそうな。

途中の駅で地元の名所を回ったり、地域のレクチャーを受ける機会も。当日は地元NHKの取材も入っており、ほぼ毎回密着取材されているそうで、近日、全国放送で特集予定とか。

▼EV三輪車、、からの遭遇

小諸で途中下車。地元素材のサンドイッチをつまみながら、街の歴史や見どころなどの案内を受ける。その後、市職員の方の説明を受けながら、EV三輪車で街巡り。交易の要所として発達した様子が伝わって参ります。

で、駅に戻ってきたところで、ばったり千葉さんに遭遇。松本や塩尻で活動され、ワーケーション協会でも活躍されているのは知ってましたが、なぜここに?と、どうも小諸にあるいくつかの「見どころ」を訪ねにきたとのこと。ほほう、奇遇すぎる。松本&塩尻にも足を運ばねばな。

ちなみにその見どころは、彩本堂。盆栽を愛ながらサイフォンで淹れたての珈琲を飲める店。丸山珈琲出身で抽出技術大会を何度も優勝した中山さんがやってるそうですよ。(元丸山珈琲広報の知人に教わった)今回は残念ながら足を運べなかったので、また来よう。

▼ワイナリーでもまさかの再会

小諸ではちょっと足を伸ばしてマンズワインのワイナリーも見学。普段は非公開の地下セラーも見せてもらいました。

国産ワインの歴史とか昨今の千曲川ワインバレーが盛り上がってる様子、この地域における葡萄栽培の難しさやその対策、コロナ禍をどう乗り切ろうとしているのかなどなど、色々教えていただきました。

試飲ですっかり気分が良くなってバスに戻ると、ふと声をかけられます。なんとMakaira Art&Designの渡辺さん。昼からずっと同じ行程でプログラムに参加されていた様子。話を伺うに、ワーケーションをしかけているふろしき代表田村さんと元同僚だそうで。そうか、みなさんDE-SIGN出身なんですな。佐藤さんに連絡しておこう。

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ということで前編はここまで。後編ではMaaS、コワークスペース、腸活、出会いの場などなどについてお伝えしますよ。

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