つながり日記:50人が集う場作りの実践

2022年10月4日
全体に公開

先日、銀座でちょっとした「つながりの場作り」を主催したのでその報告です。

▼どんな会か

50人ほどのビジネスパーソンが集まって、ざっくばらんに歓談し、新しいつながりを作ると言う会でした。

主催者がそれぞれ知人に声をかけ。「知人を必ず1、2名連れてきてください」と注文。当初は広報やメディア関係の方が多かったので、途中からはあえて違った職種にもお声がけするなどアレンジ。

また、参加者リストを作成して閲覧できるようにする仕組みも準備。(閲覧専用スプシのURLを受付でQRコード掲示)「気になる人がいたら幹事がおつなぎします!」というスタイル。

中盤で30分ほどミニピッチ大会を開催。アピールしたいことや相談がある人は、数分のミニプレゼンできるようにしたところ、飛び入りで7名がピッチ。発信メディアの紹介、抹茶、グローバルスタートアップイベント、豚、バンコク情報募集&テレ東と絡みたい大学生募集、転職のご報告、インキュベーション施設の案内などなど、多様な発表があり、登壇した方の周りには人が群がっておりました。

ちなみに私は自然とファシリ役を担っておりましたが、ただピッチするだけじゃなく、質問を募ったり、突っ込んだりいじったりする方が場が柔らかくなるし、慣れない登壇者さんでも話しやすくなって良いようです。ちなみに法則*に準じて「フラットな関係」を促進するためにも、敢えて砕けた口調やフランクね距離感にしてみるなどの細かいチューニングも。

▼コネクト手法としての場作り

根拠:なぜコネクティングは機能するのか?

コネクティングでは、集団は境界の外側に出て、メンバーが個人として交流するための中立地帯をつくる。メンバーは、自分たちに思っていたほど違いがないことに気づきはじめる。お互いを知るようになると、集団の差異をめぐるネガティブな気持ちや行動がなくなり、メンバーの共通点をめぐるポジティブな気持ちや行動が生まれる。

戦術:コネクティングはどのように達成されるか?

1.中立地帯(あらゆる集団にとって快適な場所、環境、スペース)で相まみえる。

2.「魅力的な空間」(インフォーマルな雑談スペース、セレンディピティエリア、カフェ、クリエイティビティラボなど、境界を越えた会話を促す場所)をつくる

トータル2時間ちょっとでしたが、最後まで熱量高い状態が続いておりました。

▼なぜやったか

もともと、大手町のとある会社のコミュニティースペースで、ちょっとしたイベント企画のお手伝いをし、バーテンをやったのですが。そこそこ盛り上がったこともあり、主催メンバーと「第二弾を開催しよう!」となったのがきっかけでした。

会場は銀座の某所。今年いっぱいでこの会場を利用できる期間が終わってしまうこともあって、せっかくなので使い切ろうという思惑もございます。

NewsPicks NewCafe
https://newcafe-newspicks.com/
今回の会場はこちら。某所って書いておきながら、、宣伝しておこう。

個人的には、最近「人がつながる場作り」のメカニズムの言語化を試みており、その実験の場にしようという目論見も。

▼みんなの反応は?

企画の意図をきちんと説明せず、ただ、「つながりましょう」と言う程度の案内だったんですが。

そんな案内に「これは行った方が良さそうなやつだ!」と反応してくれた感度の高い方々が集まったからか、皆さん積極的に交流を楽しんでいたようです。

みなさん口々に「今日は来てよかった!」と話しており、企画してよかったなぁ、と思っております。中には「会社の若い社員に、社外との交流の機会を提供したい」と連れてきた方も。この数年は、外部との交流の機会もほとんど減ってしまっていましたからね

また、「ぜひ弊社の会場を提供させてください」とか、「次回は一緒に企画したいです」と言うお声掛けもちらほら。みなさん、交流の場を設けたいとか、そのきっかけ作りを探しているようです。ほほう。

▼気付きや改善点

今回はカフェをお借りして開催したのですが、食事や飲み物のロジがないだけでかなり楽です。これを自前でやるとかなり負担が大きいし、運営が交流やコンテンツに集中できない。ちょっと費用がかかりますが、会費で賄えば良いし、運営はコンテンツやみんなの温度感とか進行にエネルギーを注ぎたいですよね。

会場の都合で撤収時間が決まっていた(館のルールで強制的に締め出される)のもよかった。ダラダラ話し続けてしまうより、終わりが決まっていたほうが良いです。二次会に行きたい人たちは有志で行ってもらうことに。

開催後のやりとりのために、FacebookイベントやSlackなどを使ったコミニケーションの場を作ることも考えましたが、今回は省略。皆さんが個別につながってもらえばそれでいいかなというスタンスですが、、ここはまだ検討中です。

▼今後

ということで、「また開催してください」「次回は一緒に企画したいです」などのお声もいただいたので、年内にもう一回くらい開催しようと思いますよ。

運営のアイディアなりコラボの提案があれば、ぜひご連絡くださいな!

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