【社内DAOのすすめ】社内にメタバースDAOを作ってみたら
無双した訳ではありませんが、異世界に転生しなくても現実世界での実現のすすめです。私が実際に社内DAOとして、社内メタバースDAOを作ってみた体験をお話します。
■社内DAOで何をやっているか?
まず、メタバースDAOでは以下のようなことをやっています。
- コミュニティ活動(ニュース情報収集・共有、アイデア募集、ディスカッション)
- イベント開催(メタバースオフ会、ライトニングトーク大会)
- 案件の相談
主にコミュニケーションツールとしてTeams(社内なので使いやすい)を用いてコミュニティ活動をしています。テーマは「メタバース」として、興味のあるメンバーを集め、徐々に口コミで増やしていっています(半年で100人突破くらい)
■社内DAOのよい所
社内DAOをやる上でのよい所は以下のような感じです。
●個人として
・DAO活としてライフワークを充実できる。
・仲間ができる。
●企業として
・単なるサークルではなく、事業に影響する可能性がある
・社員の趣味を楽しんだり、自己実現に繋がる ※社員が自律的にやってくれる
特に「メタバースDAO」をテーマにして良かったのは、10年先を見据えた取り組みであることです。すぐにお金になるものではないので、企業としても投資しにくい分野でもあります。そして、個人が趣味でやっていたりするので、秘めた能力の発見にも繋がります。もし他のテーマで社内DAOを立ち上げるならば、web3やAI(生成系AI等)が良いテーマではないかと考えます。
■向いている企業
これは大企業の方が向いています(大企業がスピード感を上げる、組織横串で取り組むチャンスです)。
隠れた才能を持つ人材が多くきますし、多数の中から光を当てることができます。また、誰しもが出世できない(したくない)中で、個人の働き方、ワークライフバランスを考える必要があり、社内でライスワークとライフワークを両立できる良い仕組みとなると考えます。
私は会社でのライスワークと、DAO活でのライフワークも勧めていましたが、社内DAOは「一緒にすればいい!」という発想です。
■課題
コミュニティ運営の難しさといった、通常のDAOと同じ課題はあります。そして、より踏み込んで「利益の再分配」の課題があります。企業活動とは別の、自律分散型活動としているため、企業利益を生み出すのか?将来的な投資として評価されるのか?といったところは、通常の企業の評価観点と一致しないでしょう。この点については、あまり企業に期待し過ぎずやるとよいでしょう。
■まとめ
課題でも述べたように、社内でのDAO活には、企業での評価とは違った価値を得ることを意識した方がよいでしょう。同じ文化、趣味を持つ仲間ができるというDAOの価値を、会社という仕組みを上手く使って実現しているという感じです。
企業の評価よりも、何よりまず行動してDAOを立ち上げれば、「DAOのファウンダー」という今一番かっこいい肩書が手に入ります。
※「DAO活のすすめ」「社内DAO設立」を含む全体感についてはこちらを参照
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