イーロンの560億ドル報酬やテキサス登記が承認される!株価上昇、Xもお祭り騒ぎ!
こんにちは、トピックオーナーの前田謙一郎です。
6月14日更新
現在行われている株主総会で、560億ドル報酬やテキサス登記、キンバルの取締役などが承認されました。とても良い雰囲気で株主総会は進んでいます。
6月13日(アメリカ時間のため日本では14日)はテスラの株主総会が開催され、テスラの重要なアジェンダが承認される日ですが、本日、株主投票はクローズとなり、最も重要な議題であるイーロンの560億ドル(約8兆円)の報酬とテキサスへの移転が承認される見込みであることが、イーロン自身のXから判明しました。
Both Tesla shareholder resolutions are currently passing by wide margins!
— Elon Musk (@elonmusk) June 13, 2024
♥️♥️ Thanks for your support!! ♥️♥️ pic.twitter.com/udf56VGQdo
この結果にはすでにアメリカのたくさんのインフルエンサーやテスラサポーターから喜びの声が上がっており、株価も上昇しているようで、Xではすでに大変なお祭り騒ぎになっています。
Shout out to the unsung hero who helped make this happen! Alexandra @TeslaBoomerMama, you are truly special !!! Vielen Dank für alles 😍🙏 https://t.co/uSr5BsyzAz
— InvestAnswers (@invest_answers) June 13, 2024
さらに、テスラファンの一人から「報酬を得ることは決まった、次はテスラを地球で最も価値のある会社にしないといけない、約束だぞ!?」と言われ、イーロンも「イエス」と言っていたりして、とてもエモーショナルなやり取りもありました。
報酬に関する投票結果速報
もちろん、最終の承認は明日の総会で行われるため、何が起こるかわかりませんが、以下の速報で見ると、FOR(賛成)が73%で、AGAINST(反対)が27%となっており、大差で報酬受け取りを承認しています。イーロンを嫌っているアメリカの大手メディアなどもこれでは、結果を覆すようなアクションは起こせないとも言われています。
ご存じの通り、投票には持っている株数が反映されますし、アメリカだけでなく世界中から投票することができるのですが、アメリカ以外ではなかなか銀行や証券会社経由では投票方法が煩雑になっていて苦労したと言うポストも多くありました(手書きで投票していたヨーロッパの株主も)
いずれにせよ、これらの結果からは多くの個人株主はこれらの議題に対して賛成していたことが分かります。もちろん、投票に反対しているメディアや投資家もいました、以下のように昨日放送されていた、CNBCとロス・バーガーのインタビューは承認に対してとてもネガティブセンチメントでしたね。
株主投票に至るまでの経緯
以前より、このイーロンのパッケージとテキサスへの移転にはとても注目が集まっており、テスラの今後を行方を決める重要なイベントとなっていました。
結論から言うと、今回の承認は世界中の個人株主の総意であり、今後テスラを自動車・AI・ロボティクスで世界ーの会社に導いて欲しい、という期待の表れでしょう。そして、これらの信任投票により、イーロンも更なるテスラのCEO職にコミットします。
2018年にイーロンの報酬プランが報道された時には、CNBCからRadical Plan(過激な計画)、Dare I say crazy(狂気の沙汰)など、2018年当時は、まだテスラがとても苦労していた時期であり、無謀なターゲットで多くの人が無理だと言ってきました。
そして、当時、イーロンは10年間のCEO契約延長をするのですが「基本給ゼロ」でした。2018年テスラ($TSLA)の時価総額は約590億ドルであり、それを6500億ドル以上、つまり10倍以上にすることができれば、報酬を受け取ることができるというもの。
実際に彼は、週末関わらず、一日14時間働くスケジュールを無給で続け、テスラを成長させた。この軌跡を見てきた人にとっては、本当に妥当な報酬受け取りだと思うのです。イーロンの側近のOmead Afsharの以下の写真にあるような、自分の誕生日の深夜にモデル3のラインで考え込むイーロンや、その黎明期を経験していると、一層その思いは強くなります。
今年に入り、驚異的なパフォーマンスを出したにもかかわらず、テスラの登記が現在あるデラウェア州の裁判所は、この報酬パッケージを無効にしようとしました。その理由として、当時、イーロンの知り合いばかりで取締役会が真に独立しない、この報酬がテスラや株主に不利益になると判断。
そして、これに対してイーロンもブチギレて、会社をデラウェアから現在の実質的な本社となっているテキサス州に移す!ということに。
イーロンはテスラを次のレベルへ導く
イーロンがテスラに集中していないのではないか?と言うような懸念はツイッターの買収から始まりました。イーロンがXを買収する資金調達のために、一部のテスラ株を売却したりすることで、株価には下押し圧力がかかっていたのです。
Entering Twitter HQ – let that sink in! pic.twitter.com/D68z4K2wq7
— Elon Musk (@elonmusk) October 26, 2022
今となってはイーロンのXに対するビジョンは浸透してきましたが、当初は理解を得ることができませんでした。MSM等から流されるバイアスのかかった情報ではなく、個人の一次情報とそのチェック機能による「言論の自由」を実現するとともに、今後ますます加速するAI開発において、毎日大量に生み出される世界中からのポストやツイートは非常に重要なAI学習の糧でもあります。
そして、以前から纏めているようにテスラは自動車・エネルギーカンパニーではなく、AI・ロボティクスカンパニーへと大きく変革をしており、人間によるAIのコントロールがとても大事だとも考えています。
このようなAIを中心とした会社として成長して行くにはやはり、イーロンのような強力なリーダーシップと先見の目を持ったリーダーが必要だろうと思います。
株主総会の模様は引き続きアップデート
今日は速報としてここまでを纏めますが、実際の株主総会の模様はアップデートしていきたいと思います。お楽しみに!
TOP画像:Getty Images
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