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日本半導体復活への道

日本半導体復活への道

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世界の半導体は成長を続けていますが、日本だけが沈んでいます。成功している世界の半導体産業から見えてくる日本の復活に役立てるヒントとなるニュース解説をお届けします
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津田 建二
News & Chips 国際技術ジャーナリスト
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世界の半導体は成長を続けていますが、日本だけが沈んでいます。成功している世界の半導体産業から見えてくる日本の復活に役立てるヒントとなるニュース解説をお届けします
テクノロジーを熟知しているアルトマン氏のOpenAI復帰は当然
全体に公開
生成AIの一つチャットGPTを開発したOpenAI社のCEOであったサム・アルトマン氏(図1)が数日前に取締役会で突然解任され、株主や社員の解任反対、優秀な社員までが退社する騒ぎなどを経て、再びCEOに復帰することが決まった。解任される前には、AIチップを開発するための資金集めに奔走していたという説があり、OpenAI社の行方を大きく転換すると見られ反対されたという報道がある。解任されたときの理由が、正直ではないとか、信頼を失うとか、感情的な言葉しか伝えられていなかったため、本当のところはわからない。しかし、そのAIチップ報道が真実なら解任決議をした取締役こそ問題がありそうだ。 AIチップを開発するということは、OpenAI社のビジネスを大きく転換させるものではない。むしろ自然の流れなのである。AIチップ開発が主な原因だとすれば、解任を決議した取締役陣はテクノロジーを何もわかっていないことになる。
SiCやGaNは次世代半導体だろうか?
全体に公開
最近、あるベテラン半導体技術者(現在、ある国立大学の特任教授)と話していて、SiCやGaN、GaO2など新しい化合物半導体を次世代半導体と呼ぶのはおかしいね、という話になった。最初に開発された半導体トランジスタはGe(ゲルマニウム)で作られていたが、すぐにSi(シリコン)に代わった。その次は何か、と騒がれてGaAs(ガリウムひ素)やGaP(ガリウム燐)、InP(インジウム燐)などの化合物半導体が有望視された。  これらは化合物半導体ではあるが、当初は次世代半導体と呼ばれた。しかし、そう呼ぶにはふさわしくなかった。なぜならコスト的にも性能的にもシリコンLSIには適わなかったからだ。次世代半導体はやはりシリコンである。普遍的な半導体の価値は、集積化してさまざまな機能、システムをチップ上で実現できることだ。単体の半導体トランジスタができて比較的すぐ、IC(集積回路)ができた。しかも集積度が上がり現在ではトランジスタ1個当たりのコストはほとんどゼロといえるほど小さくなったため、さまざまなシステムに使われるようになった。コストを安く作れる最高の技術がシリコンである。シリコンを「神様の贈り物」という人もいる。シリコンは砂から作るため、原料に困ることはない。

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