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ゲーム理論で紐解くニュースの中の「交渉」の裏側。

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24本の記事

日々のニュースの中には交渉事があふれていますが、どのような思惑の下、交渉が行われているのかをゲーム理論の観点で紐解いていきます。

Sumally Founder＆CEO

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日々のニュースの中には交渉事があふれていますが、どのような思惑の下、交渉が行われているのかをゲーム理論の観点で紐解いていきます。

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大谷翔平はMVPを獲得できるのか

全体に公開・2022/09/30

　続いても野球の話題ですが、メジャーリーグもシーズン佳境となり、ヤンキースは3年ぶりの地区優勝、プレーオフ進出が決まりました。日本のファンにおいてはどのチームがプレーオフに進出するかよりも、大谷翔平がMVPに選ばれるどうかの方が気がかりという方が多いのではとも思います。本日も二刀流で登板し、投げては8回2安打10奪三振で15勝目、打っても2安打という怪物感全開の結果を残しました。大谷翔平　8回2安打無失点で自己最多15勝！あと4人でノーノー　年規定投球回まであと1イニング https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/09/30/kiji/20220930s00001007312000c.html

期待値から考える村上宗隆との勝負の是非

全体に公開・2022/09/30

　日本人のシーズン本塁打記録の更新の期待がかかるヤクルトスワローズの村上宗隆選手ですが、9月13日に55号を打ってから、2週間あまりしばらく足踏みが続いています。9月30日の時点で残り3試合、なんとかもう一本は打ってほしいところです。村上宗隆 5打数1安打も56号はこの日も持ち越し残りは3試合 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220929/k10013842341000.html 　打率でも現在セ・リーグトップの成績を残している村上選手ですが、メジャーリーグでは近年打率以上にOPSという指標が重要視されています。OPSとは、出塁率と長打率を合わせた数字で、端的に言うと本塁打はヒット4本分、四死球は1本分とカウントする『打率』です。OPSが1を越えると、1打席あたり平均1塁打を超えるという意味合いになり、期待値的な側面から考えると、1を越えているバッターに対しては全打席敬遠でも投手としては最適な『交渉』をしているということになります。

財務省と為替市場の『交渉』

全体に公開・2022/09/29

　円安がすすみ、先週、日銀の3兆円超えとも言われる為替介入によって1ドル140円台まで一瞬戻したものの、9月29日現在では145円に迫るところまで再度値下がりしています。 NY外国為替市場円相場1ドル＝145円に迫る水準まで値下がり https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220928/k10013839581000.html 　円安になると何が起こるのか。じわじわと私たちの生活にも影響が出始めていますが、基本的に輸入品が値上がりします。また原料が国産でない製品の値段も上がります。iPhoneもしっかり価格改定がありましたし、つい先日マクドナルドのハンバーガーの二度目の値上げも発表されたばかりです。

国葬儀は誰の為のものであったか

全体に公開・2022/09/28

　9月27日、安倍晋三元首相の国葬儀が、国内外から4300人が参列し、日本武道館で予定通り執り行われました。首相経験者の国葬は吉田茂以来55年ぶりのことで、一般向けの献花にも長蛇の列ができ、23000人が訪れたとのことです。安倍晋三元首相「国葬」賛否分かれる中実施 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220926/k10013837341000.html 　安倍元首相が山上徹也容疑者に襲撃され、逝去したのが7月8日のことでした。そのあと岸田首相が記者会見で国葬を実施するという方針を発表したのが14日、政府が実施を閣議決定したのが22日のことでした。　事件から1週間も経ってない14日の時点では、徐々に疑念が出てきていたものの統一教会の名前は現在ほどはメディアでは報じられておらず、世の中の追悼モードの高まりもあり、宰相として憲政史上最長の任期を務めた安倍氏の功績を讃える思いとともに、非業の死を遂げた安倍氏を国全体で弔うということに大多数の国民の支持を得られるという前提で岸田首相も発表したのでしょう。この時点で、この件が岸田内閣の支持率にここまで影響を与えることになることを予見できた人はまだまだ少なかったのではと思われます。

エンゼルス球団売却と大谷の移籍

全体に公開・2022/08/31

　大谷翔平の所属するアナハイム・エンゼルスのアート・モレノオーナーが先週球団の売却を発表しました。プレーオフ進出は絶望的ともなっているエンゼルスが今夏のトレード期限に売りどきのタイミングだったと言われている大谷翔平を放出しなかった大きな要因のひとつがモレノオーナーの意向だとも言われています。エンゼルス　大谷移籍の可能性は…米メディア「未来はよりわからなくなった」 https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/08/24/kiji/20220824s00001007113000c.html 　上の記事では分からなくなった、と書いてあるのですが、ニュースをみていると球団売却によって大谷翔平が移籍しやすくなるという声も多いような印象も受けています。移籍のしやすさをゲーム理論的に考えたときにどうなのか、というのを今回は考察していってみたいと思います。

エリア全体のレベルアップに通じる高校野球の競争原理

全体に公開・2022/08/24

　この連載でもスポーツ、特に野球について定期的に書いているので、読んでくださってる方は分かるかもしれないのですが、僕は野球も好きでよく見ています。MLB、そして日本のプロ野球も好きですが、高校野球も好きで毎年楽しみにしていて、甲子園が終わると夏の終わりが近づいてきたな、と少し寂しさを感じるのですよね。　今年は宮城県の仙台育英が東北勢としての夏の甲子園初優勝を見事果たしました。試合後の須江監督のインタビューの「青春ってすごく密なので。でもそういうことは全部ダメだ、ダメだと言われて」という言葉に心を動かされた方も多いと思います。夏の全国高校野球仙台育英が優勝東北勢の優勝は春夏通じ初 https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220822/2000065330.html

ペロシ下院議長の台湾への電撃訪問で利を得たのは誰か

全体に公開・2022/08/13

　8月2日、米国の大統領権限の継承順位が副大統領に次ぐ2位の要職にあるナンシー・ペロシ下院議長が台湾を電撃訪問しました。下院議長が訪台するのは25年ぶりのことで、大きな話題となりました。ペロシ氏が台湾到着、下院議長の訪台は25年ぶり…蔡英文総統らと会談へ https://www.yomiuri.co.jp/world/20220802-OYT1T50314/ 　ニュースを追っていると、ペロシ議長が訪中に至るまで、そしてそのあとには種々の『交渉』と『ゲーム』が存在していることが伺えます。　この訪問は中国の習近平国家主席の面子を潰すものであり、中国は即刻抗議の声明を発表し、台湾周辺で今までにない規模の軍事演習を行いました。

元五輪理事の疑惑にみる収賄の前提条件

全体に公開・2022/08/03

　東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の高橋治之元理事が、大会スポンサーを務めた紳士服のAOKIから資金提供を受けていた件が、収賄の疑惑として連日報じられています。「金額次第でスポンサーに」五輪元理事、AOKIの意向伝達か https://mainichi.jp/articles/20220730/ddm/041/050/091000c 　この毎日新聞の記事を見て、あれっ？と思ったことがありました。スポンサーになりたいという企業からのオファーが引く手あまたの中、五輪理事という準公務員の立場で自身がAOKIがスポンサーになれるように暗躍したということだとすると収賄行為そのものだと思うのですが、記事中には「アパレル分野のスポンサー選定は難航していたとの情報もあり〜」と書いてあったのです。

KDDIの通信障害の返金対応

全体に公開・2022/07/31

　7月2日から86時間に渡り、KDDIのネットワークに通信障害発生しました。僕も長らくのauユーザーなので、ゆるやかに影響を受けました。　仕事やプライベートの連絡はZoomやGoogle MeetやSlack、LINEやFacebook Messanget経由がほとんどで通話機能を使うことは以前に比べると格段に少なくなってしまっているのと、WiFi環境下で過ごしていることも多く、障害は自分にはあんまり関係ないかなとも思ったのですが、宅急便の不在票の再配達依頼ができなかったり、実際に不便を感じる影響がありました。　僕のスマホの通話ができなかったことに加えて、ヤマトのドライバーさんの携帯はKDDIと法人契約されていたものだったらしく、その影響で音声通話での再配達の受付及び荷物のトラッキング機能がダウンしていたと報道されていました。

小袋成彬のフジロック『匂わせ』ツイートの真意

全体に公開・2022/07/28

　今年もこの季節、今週末からフジロックが開催されます。新型コロナの感染者数が増加している最中、感染が原因での出演キャンセルなどもあったものの、海外のアーティストも出演するうかたちは久々で、僕も明日から愉しみに行ってきます。そんな中、今回3日目にラインナップされている小袋成彬がフジロック直前の27日のお昼過ぎに興味深いツイートをアップしました。 “フジロックのYouTube生配信はやりません。来てくれたらわかるよきっと！” https://twitter.com/nariaki0296/status/1552139931635843073 @nariaki 　小袋成彬といえば2016年の宇多田ヒカルのアルバム『Fantôme』に参加したことがきっかけで、2018年にリリースされたファーストアルバム『分離派の夏』を宇多田ヒカルがプロデュースしたことが話題になり、こちらのアルバムでは宇多田ヒカルもボーカルとしても参加しています。

大谷翔平の移籍問題から考えるMLBのトレード事情

全体に公開・2022/07/28

　MLBではオールスターも終わり、シーズンは後半戦に突入、大谷翔平の活躍も連日報道されていますが、あわせてトレードの噂のニュースが流れない日はありません。大谷翔平もトレード有力候補、MLB公式サイト「移籍するかもしれない球宴選手」をピックアップ https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202207210000117.html 　日本のプロ野球の感覚でいうと、プロ野球のチームの核となる選手がシーズン中にトレードに出されることは非常に稀有で、実績のある一流選手のトレードに関してはシーズン終了後に数年に一度程度、むしろ活躍の機会が限られていたりお役御免となった選手が対象となる印象があります。

サハリン2接収のロシアのメリット、デメリット

全体に公開・2022/07/28

　先日、日本から三井物産、三菱商事も参加する石油・天然ガスの開発プロジェクト「サハリン2」の事業主体を資産も含めてロシア側が新たに設立する法人に無償で移管するという大統領令にプーチン大統領が署名しました。プーチン大統領「サハリン2」主体をロシア企業へ大統領令署名 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220701/k10013697111000.html 　1990年代よりイギリスの大手のシェル社中心に進められてきた総事業費2兆円を超えると言われているこのプロジェクトですが、サハリン2の運営会社であるサハリンエナジーの現在の株主構成は、ロシアのガスプロム社が50％強、シェルが27.5％弱、三井物産（12.5％）、三菱商事（10％）の割合となっています。実際の運営はシェル社がメインとなって行われてきたとのことですが、ウクライナ侵攻をトリガーに、シェルは2月の時点でサハリン2を含むロシア事業からの撤退を発表していました。

コンビニコーヒーの値上げ『ゲーム』

全体に公開・2022/06/28

　僕も年がら年中、毎日のように愛飲しているのですが、原材料費の高騰により、7月の初旬より、コンビニコーヒー業界でシェア1位のセブンイレブンのコーヒーが10％〜20％値上げされることが6月の頭に発表されました。2013年の発売から約10年弱、初めての値上げです。セブンイレブンコーヒー7月値上げへレギュラーは110円に https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220603/k10013655721000.html 　同業のファミリーマートやローソンも同価格帯でコーヒーを販売しており、この値上げに追随するかどうかを注視していたのですが、6月末の時点ではこの2社に関しては、価格変更の動きを見せていません。

ライブコンテンツ、地上波かPPVか

全体に公開・2022/06/25

　6月19日に東京ドームで開催された那須川天心vs武尊の試合がメインに組まれていた『THE MATCH』ですが、当初フジテレビで中継される予定だったものが諸事情で直前で地上波での放送はなくなり、ABEMAがPPV（ペイパービュー）方式で試合を放映しました。　主催者の希望もそうでしたし、天心と武尊も当初は地上波での中継を熱望していましたが、蓋をあけてみると5000円の視聴チケットを購入したユーザーが50万人にものぼり、PPVだけで25億円の売上をあげたと言われています。新型コロナの影響で、コンサートや演劇など普段あまりテレビ放映のないライブコンテンツの配信が随分一般的になりましたが、今回の50万人という視聴数にはそういう背景も影響しているのでしょう。

円安をとるか、利上げをとるか。

全体に公開・2022/06/23

　1ドル135円を超え140円も間近と、円安ドル高が進行しています。日本の長期金利がインフレ抑制のために利率をあげた諸外国に比べて低くなっていることが主因ですが、こと長期金利に関しては、日銀の黒田総裁が最終的な決定権を持っています。司法と似たようなところがあるのかもしれませんが、その判断は政府からは独立してなされるものとされています。　水が高いところから低いところに流れていくように、資本は金利の安いところから高いところに当然流れていきます。この流れを調整するのが日銀と市場との広義の『交渉』で『相手』の動きを想定して判断を重ねているのはもちろんのことながら、この円安ですでに各社立て続けに値上げを発表し、資源、食材など輸入に頼っている割合の高い商品の価格が上昇しています。

トップガン原作映画化件の期限について

全体に公開・2022/06/14

　トム・クルーズ主演のトップガンの36年ぶりの続編『トップガン・マーヴェリック』が日本でも大ヒットしています。現時点では日本でも興行収入が50億円に近づき、現時点においては本年の洋画のナンバーワンの動員となっているようです。　そんな話題作ですが、そもそもイスラエル人の作家が書いた米海軍のエピソード記事が原案となっていて、権利者の遺族がその映画化の権利の期限が切れていると、本作を制作したパラマウントピクチャーズを著作権侵害で訴えているという件が話題になっています。トップガン原作の遺族、米映画会社を提訴著作権侵害で https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN07DZ20X00C22A6000000/

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