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世界を相手に経営する人のための新教養: 気候変動

世界を相手に経営する人のための新教養: 気候変動

フォロワー755人
23本の記事
気候変動に関わる様々な疑問や物事の本質を解説し、なるほど!を提供します。将来に向けた長期経営戦略や政策立案のヒントになるかも。
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黒﨑 美穂
Energy Impact Partners Vice President
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気候変動に関わる様々な疑問や物事の本質を解説し、なるほど!を提供します。将来に向けた長期経営戦略や政策立案のヒントになるかも。
生活とビジネスの要所、海上輸送の鍵となる気候テック
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シンガポールで朝ランニングに海に出ると、キレイだなぁと海を眺める一方、視界に入ってくる船の数々。それはものすごい数です。これを見るたびに、この船に我々の使っているモノ、食べモノ、乗りモノ、燃料などなど数え切れない必需品、嗜好品が積まれていて、それによって生活が支えられているのだなぁと実感します。きっと日本も同じだと思います。ものづくりの国ですが、原材料は輸入に頼っていることも多いのではないでしょうか。 海上輸送の占める排出量は、世界全体の2% です。しかしながら、この排出量を減らす技術はすぐには登場しません。 図1:海上輸送からの排出量とネットゼロシナリオでの2030年目標値 船での貿易量は削減の見通しはあまり立てられません。皆さんの生活に支障が出てしまいますよね。なので、このままの貿易量を保つ、もしくは増やしていく中で、排出量を減らしていくことが大事です。
クライメートテックのベンチャーキャピタルに就職しました
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みなさん、こんにちは。入学式や始業式、入社式などを迎えられて新しいスタートを切られた方も多いのではないでしょうか。実は私もその一人です!この4月から、米国本社の気候変動を解決するための技術を持つスタートアップに投資をするベンチャーキャピタルにて働き始めました。拠点は引き続きシンガポールです。 「クライメートテック」といってもあまり聞き慣れない言葉かと思います。私の中の定義は、「気候変動の解決のために必要な技術」です。といっても、本当に幅が広く、気候変動の中でもエネルギーなのか、農業なのか、海洋なのか、森林なのか。または、ソフトウェアなのかハードウェアなのかなどセクターも商品も異なります。 日本で言うと、蓄電池や水素やアンモニア、炭素回収貯蔵などが思い浮かぶのでしょうか。なんか政府が補助金とか予算付けて研究開発しているなという感覚の方が多いかもしれません。でも、世界ではそれだけではありません。わかりやすいところですと、安く水素を製造する技術や、長時間で安い蓄電池、効率的な電気自動車の充電ソフトウェア、革新的な原子力発電、おいしくて安い代替肉、牛のゲップを抑える飼料、などから、皆さんの温室効果ガスを計測や報告を便利にするソフトウェアなども含まれます。数え切れません。
国内メーカー営業から出発した私がESGに携わって15年、もう一度就活するとしたら
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今回は、トピックスのオーナーとの間でリレー投稿として「私がもう一度、キャリアを踏み出すスタートラインに立ったなら」というお題をもらい、書き進めたいと思います。前回は、Nakamura Masatoさんが『エンジニア人生一筋でアメリカ・ニューヨークに20年以上住んでいる私が、今の世の中を見渡して私自身が今就職活動をするとしたら?』という記事を書いてくださいました。私は自分の就活で感じた『時間』と『好きなこと』『働き方の多様性・柔軟性』について書いてみたいと思います。 時間を気にするな、好きなことを追え! 2000年から2001年にかけて就職活動をした私はちょうど氷河期にぶち当たりました。といっても、氷河期とわかったのは後からで、その就職活動していた頃は必死でした。何しろ、やりたいことは環境関連の仕事でしたが、当時求人はなかったですし、友人たちは大企業を目指していたため、自分も自然と「大企業に入らないといけない」という思いでいっぱいでした。そうしているうちに、友人たちはどんどん内定をもらっていき、自分だけがもらえない→焦る→うまく面接で話せない→自分に向いていることは何なのか悩む、という悪循環にハマっていきました。突発性難聴も経験し、自宅で休んでいた頃やっと就職先が決まったのでした。
企業が再生可能エネルギーを買う3つの理由
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みなさん、こんにちは。GX(グリーントランスフォーメーション)推進法が閣議決定され、いよいよ日本も再生可能エネルギーの主力電源化に本腰が入ることが期待されます。 日本では再生可能エネルギーの普及が進んでいますが、世界ではもっと導入が進んでいる地域や分野があります。今日はその中でも、企業の再生可能エネルギー購入が増えている理由について書きたいと思います。 世界では企業による再生可能エネルギー購入量が増えています。コロナ禍でも購入量は減らず増加の一途をたどっています。下の図は、企業による再生可能エネルギーの調達量(電力契約量)を示しています。 企業の中でも特に昨年購入量が多かったのは、Amazonでした。なんと10.9GW。設備容量の規模にして原子力発電所10基分です。データセンターで使われる電気の使用量が毎年増えているため、ネットゼロ(脱炭素)目標を掲げるAmazonは使用量が増える分、再生可能エネルギーで賄おうとしています。2位から4位もテック系企業が続きます。Meta、Google、Microsoftです。これらの企業も脱炭素目標を掲げているので同じ状況です。自動車のフォード(Ford Motor)も入っています。

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