新着Pick
cover-image
icon-image

MBAでは学べない、独学術と資本主義

フォロワー
1170
2023/05/19
このトピックスについて
このトピックスについて
トピックス説明
資本主義とはなにか。企業や個人はいかに自由を獲得できるのか。
壮大でありながら、切羽詰まった資本主義の問題を、同時代のビジネスパーソンと考えていくきっかけの場にしていきたいと考えています。

外資系戦略コンサルティングを経て、外資系バイアウトファンドで2社の上場を実現。シカゴ大学MBA(フルブライト...
続きを読む
ビジネスに活かせる「微妙にマニアックな」ガジェット
前回の「阪神タイガース優勝予想」に引き続き、少し緩いトピックをあげようと思います。予想に反して阪神は今年優勝してしまいそうな気がしていますが。。。 私は無類のガジェット好きで、暇さえあれば新しいガジェットを模索しています。ビジネスではあまり使われていませんが、ある特定のセグメント(ゲーマーなど)は愛用しているガジェットがあります。 本日は、「微妙にマニアック」として、「詳しい人からみればさほどマニアックではないが、ビジネスで活用できるガジェット」を取り上げてみたいと思います。 ①ゲーミング ゲーミング向けのグッズは一般的に高性能なのでビジネスでも使ってみるといいと思います。少し値段は高いのですが、例えば、ゲーミングパソコンは一度使うと、もう普通のパソコンには戻れないと思います。いかんせん、画面切り替えに少しでも遅延があればトラブルになるゲーミングの世界なので、グラフィックボードも含めて高性能なものがふんだんに使われています。
「あかん優勝してまう」2023年版
前回はゴールデンウィークについて考察してみました。 今回は個人的な趣味ですが、阪神タイガースについて書きます。 ほとんどの人にとっては、野球には(ましては阪神タイガースには)関心がない内容だと思いますが、ビジネスや経済学的にもいろいろと面白いヒントがあるのではないかと思っています。 8月の「死のロード」と並び、「ダメ虎」の珍事が起こりやすいのがゴールデンウィークです。 2017年には、対広島線で九点差をひっくり返す奇跡を起こりました。昨年は、開幕9連敗でしたが、ゴールデンウィークの6連勝で息を吹き返しました。しかし、私は「優勝はしないだろう」と思っていたので、下記の記事で予言しておきました。見事(?)当たりました。
ゴールデンウィークって必要なの?
こんにちは。前回までは東大合格者ランキングを元に日本の教育制度について考えてみました。 今回は少し趣を変えて、連休問題について考えようと思っています。 欧米の制度が必ずしも優れているわけではなく、また欧米と一口にいってもさまざまですが、とにもかくも欧米と比較して違和感を感じるのが日本の祝日制度です。米国の祝祭日は、州によっても異なりますが、日本の半分程度です。お正月もありません。観光シーズンもありますが、日本のようにぎゅうぎゅう詰めの新幹線で、わざわざ高い観光地に向かう風物詩(?)は見られないように思います。 GWをはじめとする大方連休について、家庭を持たれている方や経営者の中には、頭を抱えられている方も多いのではないか、と勝手に推測しています。「今年は大型連休」とニュースで聞くと、心弾ませる方がいらっしゃる一方、ため息もそれなりに聞こえてきそうです。実際、先日、サウナで、GWのニュースが聞こえてきた時、若い人たちからは笑みが、おじさんたちからは少し疲れた表情が、見えた気がしました。偏見かもしれませんが笑。
なぜ東大合格者ランキングは盛り上がるのか(その4)
前回は主に、大学受験におけるアノマリー(不合理性)に着目しました。このテーマの連載としては4回目となりますが、テーマ最後として「理想の教育」について問題提起したいと思います。 帝国大学は難しくなかった? 現代人的な価値観で物事を論じてしまうと、時代の理解からずれてしまうことがありますが、戦前の大学入学は現代的な意味では難しくなかったような気がします。「現代的な意味」と書いたのは、もちろん大学入学率が数パーセントであったので難しいのですが、競争という意味においては現代の「受験戦争」とは異なっていたように思います。 「商家や農家を継ぐのに学校なんかいってどうする」という時代だったので、大学全入で、誰しもがより良い大学を目指すようになった現代とは大分違いますね。
なぜ東大合格者ランキングは盛り上がるのか(その3)
前回は主に高校側のインセンティブから、「受験戦争」の問題を考察してみました。 今日は、大学受験におけるアノマリーの可能性について触れたいと思います。「アノマリー」とは、合理的ではないけれども、一般的には信じられている認知バイアスのことです。このアノマリーを観察することによって、何らかの受験戦争のヒントを見つけられるかもしれません。 そもそも、なぜ「合格者数」なのか? 考えて見れば、「合格者数」は何も意味しません。母数の生徒数が全く異なるためです。かつて東大合格者数の常連だった桐蔭学園のようなマンモス校もありますし、灘や筑駒は他の進学校と比べて少人数です。したがって、生徒の質でみるには合格者数より合格率に着目すべきでしょう。
なぜ東大合格者ランキングは盛り上がるのか(その2)
前回は、長年の非難にもかかわらず、また皮肉なことに非難によってますます「受験戦争」が加熱している現状について述べました。 今回はなぜ東大合格者数を学校が競ってしまうのか、そのインセンティブ構造に焦点を当てたいと思います。 前回同様に、『東大合格高校盛衰史』を基にしております。 東大合格者数が県立進学校の死活問題? 企業にとって利益が最重要の指標であるように、東大合格者数が進学校の最大の指標となっています。『東大合格高校盛衰史』を読むとわかるのですが、地方公立高校(特に旧制中学)の教員が憑りつかれたように、東大合格者を気にしている現状があります。 同校(筆者注:青森高校)の学校史にマニフェストが掲げられている。「最大の目標は、現役生の東京大学・京都大学の二桁進学である。本校の例年の現役合格者は5人前後。それでもほぼ毎年県下ナンバーワンであった」(『 青森高校百年史』、 03 年)
なぜ東大合格高校ランキングは盛り上がるのか(その1)
春らしくなってきましたね。 春は卒業・入学の季節ですが、この季節にメディアを賑わすものの一つとして、全国の高校東大合格者ランキングがあります。だから、というわけでもないのですが、たまたま手に取った『東大合格高校盛衰史』(小林哲夫著)をとりあげたいと思います。 高校の盛衰(東大合格者数の観点で)は、かつて学習塾経営にも参画した私には大変面白い本でした。生徒数が3年から6年で入れ替わってしまうこと、特待などの設計に自由度が高いこと、学習塾との連携(優秀な先生を薦めてもらえるかどうか)などの外部連携、で10年スパンくらいで名門校の顔ぶれはコロコロと変わってしまいます。傍からみれば競争社会の縮図として面白いですね。
その後の『新独学術』
もうすでに6年近く前になってしまうのですが、『新・独学術』という本を出版しました。その後、版を重ね中国語版や、オーディオブックも発売されました。 編集者の方と、「『大人のための独学術』という新しい分野を作りだそう」と話していたことがきっかけでした。私の本が発売された2017年6月以降でも、さまざまなタイトルの「独学術」が販売されていますね。 『知的戦闘力を高める 独学の技法』2017/11 『「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ』2018/6 『ハーバード・ジュリアードを 首席卒業した私の 「超・独学術]』 2019/2 『独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』 2020/9
花粉症という公害
皆さんこんにちは。 とうとう花粉症の季節がやってきました。花粉症は、実は症状としては風邪と非常に近いらしく(メカニズムとしてはアレルギー反応なのですが)、何人かの医師に聞いてみたところ、花粉症の薬はほとんど風邪薬と同じだそうです。 環境省の調査によれば、スギ花粉だけで3人に1人が該当するそうです。インフルエンザ感染数が、人口の10%程度と言われてるので、これはとてつもない割合ですね。私が幼かった頃は、花粉症は「都会病」の一種だと思っていましたが、地域に関係なく国民病となりつつあります。 花粉症の有病率は1998年が19.6%、2008年が29.8%、2019年には42.5%で10年ごとにほぼ10%増加しています。
NPコメントにみる、マッキンゼーのレイオフ報道の真相?
ここ数日、盛り上がっているこのトピックですが、 Newspicksでの色々なコメントが面白かったので、今日はコメントを中心に考察したいと思います。 マッキンゼーで活躍した人も、コンサル業界に在籍してる人も、はたまたクライアントの観点で書かれている人もいて、Newspicksというメディアの一つの可能性を感じました。これだけの人が、自発的にコメントするメディアは、ほかにはあまり無いと思います。 マッキンゼーにとって深刻な問題なのか? 私もこの記事を読みましたが、それほど重要なトピックにも思えませんでした。恐らくほとんどの人にとって、マッキンゼーのレイオフは実生活にインパクトがありませんし、マッキンゼー自体としても、何人かのピッカーがコメントしているように、大したインパクトがなさそうだからです。