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ファイナンスから見るスタートアップと経営

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2022/09/14
このトピックスについて
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トピックス説明
スタートアップの世界でもIPOや資金調達、バリュエーションやM&Aなど、そんな話題がメディアでも日常的になる今日この頃。ヘッドラインだけ見ていてもわからない、そんなスタートアップ経営について、コーポレート・ファイナスの視点からメジャーなトピックからニッチすぎる話題まで幅広く情報発信します。ちょっと興...
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スタートアップ政策の最重要戦略、出口戦略という未来図
岸田首相が掲げる「スタートアップ元年」、「スタートアップ5ヵ年計画」など政府が本腰を上げて、日本再生計画の中核戦略としてスタートアップを位置付けた。私自身も都度色々と申し上げているし、他にも色々と意見はあるものの、今日はあまり目にすることがないスタートアップ政策の未来図について書いてみたいと思います。 リスクマネー供給と制度整備に偏った政策 2022/9/12のNewspicksの特集記事に挙げられていた政府によるスタートアップ政策は以下のようなものです。リスクマネー供給を中心としたファイナンス戦略と、ボトルネックになっている制度の整備が主な項目として挙げられます。 ・大学の株式 ・新株予約
PMFとTAMの理不尽な関係(二兎追うものは?)について
今日はスタートアップでよくあるテーマ、よく使われる3文字単語の中でも頻出かつ人気のテーマである、PMFとTAMについて書いてみたいと思います。 スタートアップの経営者であれば皆の目標であるPMF、そう"Product Market Fit"ですね。これが達成できれば、シリーズBはいい感じでできるとか、一気に成長に向けたアクセルが踏めるとか、とにかく急成長スタートアップにはなくてはならないキーワードです。 もう一方のTAMですが、"Total Addressable Market"といって、要は市場規模ですね。これが小さいと市場がニッチ過ぎてスケールしない、と言われてしまいます。 経営者にとって
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2022年、日本の株式市場を眺めながら、日本復活に向けて思いを馳せてみる
近頃、「日本と米国の差はGAFAMが生み出された否かである」という分析がSNSで拡散されている。象徴的なお話なので、これはこれで良いのですが、あらためて日本の株式市場についてみてみたいと思います。ちょうど、2022年4月の東証の市場区分の再編成があり、一部二部等からプライム、スタンダート、グロースに変更になりました。そして日本がようやくガバナンス改革に力を入れ始め、岸田祐介政権がスタートアップ担当大臣を任命しようとするなど、さまざまな変化で大企業、スタートアップのエンジンを回そうとしています。 では、2022年、日本の株式市場を眺めながら、今の日本の実力値は?、そしてどういう状況を想像していけ
スタートップとストックオプションにまつわるあれこれ
今日はスタートアップといえばストックオプション、ということでそんな話題について書いてみたいと思います。 なぜ、今更こんな投稿としてみようかと思ったかと言うと、スタートアップの社会的重要性が高まってくるに従って、このシンプルすぎるインセンティブ設計だと難しくなってきたなと感じているからです。 スタートアップにおける基本的な報酬パッケージ 大きくわけて3種類(とその組み合わせ)で報酬、インセンティブが構成されていると思います。 1)現金のみ スタートアップに限らず、日本で一番多い基本的な報酬体系です。現金報酬をあらかじめ約束しておいて、労働力を提供するその対価として現金報酬を貰い受けます。時給で働
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鵜呑みにするな!『冬の時代』の投資家の言い分
いよいよ米国経済がリセッション(景気後退)に入る可能性が相当高まってきています。さらに金利上昇が続き、日本経済も、株式市場も、為替も大きく影響を受けざるを得ない、そんな空気感が日々の報道にも充満しています。 <6月21日:ゴールドマン、米リセッションの可能性高まる-リスクはより早期に>https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-21/RDT60CT0AFB601 私も年初に以下のような投稿をさせてもらって、スタートアップにもこの調整を踏まえた「急速な意識変革」の必要性をお伝えしてきました。 <1月16日:株式市場の調整がもたら
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なぜキャッシュフローが大事なのか
ビジネスマンが経営者になると気が付く、そして世の専門書でも散々言われる、「キャッシュフローが大事」というお話。結論から言えば、その通りキャッシュフローは極めて大事、ある意味最も大事と言っても良いかもしれません。 しかし実際はその大事さほど、その重要性を理解していないビジネスマンも多いように感じます。今日はどうしてキャッシュフローが大事なのか、その点について書いてみたいと思います。 キャッシュフローとは何か キャッシュフロー計算書には、3種類のキャッシュフローが出てきます。 1)営業キャッシュフロー 事業(営業)活動から生み出されるキャッシュフローを指します。税引前当期純利益とか減価償却費とか各
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イマイチな事業計画に足りない「何か」とか
プロピッカーの村上誠典です。今日は企業経営に触れると必ず向き合わなければいけない「事業計画」について少し書いてみたいと思います。さて、良い事業計画ってどういうものだと思いますか? そしてイマイチな事業計画には何が足りないと思いますか? 会社が作る事業計画が果たす役割は様々 事業計画を最初に作るのはどういう時でしょうか。人によって様々かもしれません。まだ何もない構想段階から、ある程度の事業イメージを作るために簡単な事業計画を作る人もいるでしょう。その際は、当面の事業運営に必要な資金がどれぐらいになるか、またこれがうまく行った際にどれぐらいの事業規模まで拡大できるのか。そんなことを皮算用するために
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Elon MuskによるTwitter買収(2)、その後のシナリオ
プロピッカーの村上誠典です。Elon MuskによるTwitter買収提案から一夜明けました。日本時間の昨日金曜日に報道をみて、ざっと書き留めたものは昨日のトピックスに投稿していますので、良ければまずはそちらを見てみてください。 早速次の動きが出てきました。初動としてTwitterの取締役会が買収防衛策の発動を全会一致で決議しました。予想屋になりたいわけではないので、あまり予想めいたことは(思っていても)書かないようにしてますが、この動きはある程度予想できた流れです。Elon Muskもここまでは想定して提案したに違いないと思います。優秀なフィナンシャル・アドバイザーも起用しているようですし、
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Elon MuskによるTwitter買収(1)、速報
プロピッカーの村上誠典です。今朝、衝撃の発表がありました。Elon MuskがTwitterへの非公開化を伴う買収提案をした。 38%プレミアムで$41.4bn、日本円で約5.2兆円!!これは日本の時価総額ランキングで26-28位程度に相当。日本を代表するデバイスメーカー、村田製作所や日本電産の金額に相当する。全業種のグローバルM&Aで見てもここ一年で最大規模、アストラゼネカやNVIDIAを超える。それを個人が、時代が変わった。ところで、これから起こる一連の取引含め、インサイダーまがいのことをやって、いよいよSECに、、、という流れは避けてほしい。そうなると世界にとっても大きな人的資本の毀損に
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日立改革の10箇条
プロピッカーの村上誠典です。東原さんらしい(前社長中西さんもそうでしたが)はっきりとした物言いで、リアリティのある素晴らしいインタビュー。私も長年ご一緒した日立を知る立場として、そうそうとうなづく内容でした。 https://newspicks.com/news/6853840?ref=index&block=subEyecatch 日立の改革はこの記事にもある通り、08年の金融危機に端を発した09年の大規模最終赤字が契機です。ただ、その前の何年もの間「日立は万年PBR企業」としてダメな日本の象徴のような会社でした。その後、苦しい立場になったとはいえ、総合民生電機の中では、三洋電機、パナソニッ