イスラエル軍 ガザで人質3人の遺体を収容 音楽祭でハマスに殺害された男女 死者含め人質の数は130人か
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注目のコメント
ハマスによる人質の扱いが非人道的である点は繰り返し報告されてきました。
●BBC「ハマスによる性暴力は「間違いなくあった」 遺体処置したイスラエル人、英議会で証言」2024年2月
https://www.bbc.com/japanese/68151748
そして、判断は勿論難しいですが、昨年10月のハマスによる約1200人の殺害はジェノサイドであると主張する見方もあります。
●ジェノサイドと呼ぶのに最も重要な要件は「意図」です。イスラエル軍は、進軍する前に何日もかけて、ガザの住民に退避を促し、どこへ行くべきかも明確に伝えていた。これは間違いなく、パレスチナ人全体に対する殺意がなかったことの証しだと思います。・・・・イスラエルとハマスのやっていることのどちらがジェノサイドに近いかと問われれば、ハマスだと答えます。彼らはユダヤ人を殺す目的でイスラエルにやってきました。ハマスは極端なイスラム組織で、「ユダヤ人を受け入れない」というある種の哲学を持っていることは明らかです。イスラエルという国がこの地域に存在することを認めません。
朝日新聞「ユダヤの苦難の歴史が生んだ言葉 「ジェノサイド」で批判される衝撃」2024年1月
https://www.asahi.com/articles/ASS1V61DYS1VUHBI001.html人質が何人生き残っているのか、これはイスラエル政府も、おそらくハマースも正確には把握していないでしょう。
拉致されて帰ってきていない人間が130人いる、というのは確かとして、その内の何人がまだ生きているのかがわかりません。
相当数がすでに死亡しているとは考えられています。
ハマースは、最近はイスラエル政府との休戦交渉において、
「人質を何人なら帰すのか」という具体的な数を示せずにいました。
30人程度解放すれば、2週間程度は休戦できたはずです。
ハマースでも、交渉にあたる国外指導部は、実際に何人の人質が生きているかも知らないでしょう。
イスラエル政府も、どうせハマースは人質を帰せないとわかっていて、人質と交換の休戦を提示していた節があります。
ハマースとしては、とにかく、人質が死亡していることはできる限りイスラエルに察知されないようにする必要があります。察知されれば、それだけ交渉材料もイスラエル軍を足止めする手段もなくなります。
それに対してイスラエルの情報機関は、人質の生死、生きていようと死んでいようとその所在を探知する必要があります。
人質の所在は、大部分はガザ地区住民とハマースが追い込まれているラファ市のどこかでしょう。反イスラエルデモの人達が見ない現実。
あの人達は「ハマス(テロリスト)をどうするのか?」という現実的な問題に対して何の解決策も提示できないからイスラエルを動かせない。
イスラエルのやり方がベストとはとても思えませんが、「あれはヤダ」しか言わない子どもの出る幕ではないんでしょう。