【必読】人類の大問題「怒り」を科学で解決する
NewsPicks編集部
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サイエンスにまつわる身近な話題をお届けする新連載「ジワるサイエンス」を隔週で始めることになりました。
第1回は「怒りの対処法」について取り上げます。
社会生活を営む上で、「怒り」は最もコントロールをしなければならない感情と言えます。怒りに任せた言動は、ときに取り返しのつかない自体を招いてしまいます。アンガーマネジメントなどの心理トレーニングが活況を呈するのも頷けます。
しかし、人類と感情の進化の歴史を紐解くと、日々多くの他人と関わる必要がある現代社会は、そもそも怒りを感じないでいるには無理ゲーな環境だったのです。暴発しそうな怒りをなんとか収めてやり過ごしているといった感じでしょうか。
科学による怒りの分析と対処法で、果たして人類は怒りを乗り越えることができるのでしょうか……。「怒りは縄張りを守ろうとする行動が起源だという説もあります」
人の行動を短時間で変えようとする時、「怒り」が発生します。
人の行動は変えられないので、発生した「怒り」は簡単におさまりません。
「実験参加者をわざと怒らせたあとで、どのような気持ちになったかを紙に書いてゴミ箱に捨てさせたところ、怒りの度合いが如実に下がったのです」
紙に書いてシュレッダーにかけるというのは、たしかによさそうです。
ただ、そのうち、シュレッダーにかけるのを忘れそうで不安です。