ウーバーに追い風、フィリピン政府 ライドシェアを世界に先駆け規定
2015/06/05, 日刊自動車新聞
ウーバー・ジャパンによると、フィリピン政府はUberなどが提供するアプリベースのライドシェアが既存のバス、タクシーなどに加えて、新たな交通オプションになるとして「交通ネットワーク車両サービス」として規定した。
米国など州や市レベルでの規定はあったが、国レベルでの規定は世界で初めてであると発表した。
フィリピンの運輸通信省が5月10日、「移動性の向上」に関する省令を発表、ライドシェアを新しい交通ネットワーク車両サービス(Transportation Network Vehicle Service)として位置づけた。
ジョセフ・アバヤ運輸通信大臣は「より優れ、安全、便利、かつ効率的な移動手段を利用できることはすべてのフィリピン国民が有する権利。我々は政策を近代化させ、革新的な解決策を施し、交通分野を進化させることを目指す」と述べた。
Uberは15カ月前、マニラ首都圏でライドシェアのサービスを開始、人々の移動のあり方を変え、ドライバーとライダーのコミュニティーを形成、市場を急成長させた。ウーバー・テクノロジーズ社の政策戦略担当の上級副社長、デービッド・プラフ氏は「官民一体になって、都市部の交通を改善し、新たな経済的機会を創造する誇るべき一例」とコメントした。
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コメント
注目のコメント
ウーバー的サービス、フィリピンは色んな分野で進むかも。中途半端にインフラのある国よりも、一気に広がりそう。こういうサービスの潜在性は、既存インフラとか法や規制が時代遅れになっている先進国よりも、これから造る新興国で大きいのかと感じた記事。
国レベルは初なんですね。ドローンの話にしても法・インフラレベルの意思決定スピードが圧倒的に新興国は早い。しかも、素晴らしいコメントですね。
『ジョセフ・アバヤ運輸通信大臣は「より優れ、安全、便利、かつ効率的な移動手段を利用できることはすべてのフィリピン国民が有する権利。我々は政策を近代化させ、革新的な解決策を施し、交通分野を進化させることを目指す」と述べた。』
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