サイバー藤田晋氏も悩む。「出戻り社員」は是か非か
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今回は、何かと議論を呼ぶ出戻り社員について取り上げました。出入り自由、職種転換自由、働き方のチョイス自由などの柔軟な働き方の実現に、個人的には大賛成なのですが、周辺を取材すると、出戻りの是非は意見が分かれますね。転職して環境変化に戸惑っている時に、ウェルカムバックレターなど受け取ると心が揺れて困るといった意見、出戻りたくなるのは上司とソリがあわない、仕事で成果が出ないなど、現状がうまくいっていないからだといった意見も。出戻り論は奥が深いです。
隣の芝生は青く見えるもの。優秀で実績を残して誠実に辞めていった人ならば、出戻りはいいんじゃないかな。もう一度会社に貢献し利益を出してくれると判断できればOKだと思う。
欧米の企業はLinkedinなどSNS上で辞めた社員と継続につながる仕組みを作っていて、たとえば新しいサービスを立ち上げようとしたときに元社員のスキルとの適合率が高ければ、企業があらためて声をかけたりする。当然、その際は前の時よりも高い年俸を提示したりと。SNSなどで人が継続してつながれる時代になったのだから、企業もそれを利用して優秀な人材を確保していける仕組みを作ると強い会社になれると思う。「出戻り採用」は是。即戦力かつオンボーディングも最速だし、究極のリファラル採用だも思ってます。リクルートは昔も今も出戻り社員がたくさんいるし、今日お話を伺ったD社さんも出戻り社員が毎月のように入社してくるという。
海外に行ってはじめて日本の良さを理解する人のように、他社にいってはじめて元いた会社の良さを痛感し、出戻って来てからは「隣の青い芝」を追いかけるのは止めて集中力が上がり、ものすごくパフォーマンスが上がったそう。そうして出戻ってきたのはメンバークラスにとどまらず、マネージャー、部長クラスまでも。
あと、これは感覚的ですが、出戻り歓迎!というスタンスの会社の方が「出戻りは許さん!」という会社に比べてロイヤリティーの高い社員が多い印象です。