ファストリ柳井正氏が188万株を売却、保有比率は1%減り17.19%に
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柳井さんは、昨年7月から売却を続けています。
2023年7月には、175万株を売却し、保有比率は20.32%から19.23%に、2024年1月には、183万株を売却し、保有比率は19.23%から18.2%に減少しています。
売却の目的としては「ウエートキャップ」が適用されないように、ユニクロの株式を売却して時価総額を引き下げようとしたということのようです。
ウエートキャップとは、日経平均株価を構成する割合が一定水準を超えた場合、日経平均に対する影響度を一定割合分だけ下げる措置で、株価が高い特定の銘柄のウエートが大きくなり過ぎるのを避けるためです。2022年10月の定期見直しから上限12%のウエートキャップが設定されましたが、キャップ水準は2023年10月に11%、2024年10月以降は10%と段階的に引き下げられているようです。
それに合わせて個人的にはご自身の相続対策も兼ねているのではないかなと考えます。柳井さんクラスの財産規模でしたら相続税は50%以上かかるでしょうから、とんでもない額の資金手当が必要です。凄まじい現金だが、一体何に使うのかと過去を検索してみると、東北の被災地への寄付や早稲田への支援、そして最近だと京大への100億円や、難民支援に1億円など。
孫正義氏などに比べてビジネス教育などよりも、社会的問題や基礎研究などインフラ的な部分への出資や寄付が期待されるか。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASN6S4FQ4N6RPLBJ003.html
https://www.refugee.or.jp/about/information/2023/12/rel231222/商売で大富豪になった人達がおカネをどう使っていくのかには少し興味があります。多くは贅沢はするものの使い切れずに莫大な財産を残し複数の遺族が富豪となる。
僕がイイナ!って思うのはビル・ゲイツのようなタイプ。慈善団体に寄付すること以上に『どの分野にどう投資すれば効果をあげられそうか』ということを考え投資しているように思う。一般的に投資とは『いかにカネを増やすか?』であるがここでいう投資はカネが軸ではなく世界を良くするか?みたいな軸。実際に金持ちが寄付するケースは少なくないのだけど大金をドカッと寄付してそれがどう使われるかっていうと微妙なケースも少なくない。
次にオモシロイ!って思うのはイーロン・マスクタイプ。私財で別の企業を買って動かす。多くの創業大富豪って自分の育てた企業の事業として買収はしても、別の事業を買収してアレコレ変えようって遊び心?はあんまりない気がする。創業大富豪って慈善事業だけでなく事業買収を通じて世界を変える力なんかあると思うのでそういうタイプは注目してしまう。