KKR傘下のロジスティードがアルプス物流買収へ=BBG
AI要約
- 1アルプスアルパインがアルプス物流株を投資ファンドのロジスティードに売却する方針を固めたと報じられる
- 2ロジスティードは株式公開買い付け(TOB)でアルプス物流の全株取得を目指す
- 3アルプス物流の時価総額は約1220億円で、一定のプレミアムを上乗せする見込み
コメント
注目のコメント
アルプス物流の時価総額は、このニュースによる上昇後で1347億円。アルプスアルパインの時価総額はこのニュースを受けて上昇後で3353億円で、そのうちアルプス物流の株式持分が633億円なので、それを引くと2720億円。アルプス物流はグループ外の仕事も受けているのかどうか知りませんが、物流機能グループ会社が親会社の時価総額の半分もあるなんて、物流機能が重要視されている表れですかねー
ずっと起こるだろうと思われていた買収。
下記は2014年のPickだが、メーカー各社は人材派遣や物流の子会社を持っていた。そしてそれを売る側・集約する側に分かれていた。
ロジスティード(旧日立物流)も、アルプス物流もこれまで買収した側なので生き残ってきた。ロジスティードは日産系のバンテックやDIC物流、アルプス物流はTDK物流を買収。一方で、売上としてはアルプス物流は約1200億円(アルプスアルパイン向けは売上の約3割)、ロジスティードは約8000億円。
アルプスはもう一個の上場子会社だったアルパインを2019年1月に買収・統合したが、アルプス物流はしなかった。領域としても電子部品・電子機器ではないし、自社外比率を上げていたこと、一方で規模としては大きく成り切れておらず、売却は規定線だっただろう。
そして、広く企業物流をやっている企業より、メーカー系物流に特化したところの方が戦略合理性がある。その筆頭に出てくるのがロジスティード。
報道が2月末に出たが、その前の株価は約2000円、そしてTOB価格が5774円。PERで30-40倍、EV/EBITDAで15倍前後、PBR3倍。大分高くついてしまったのではないか、という印象はある…
パナソニック、人材派遣6位を売却 今秋めど入札(2014/7、日経新聞)
https://newspicks.com/news/525124