2024/5/8

【3分理解】権力は大統領並み?数字で紐解く「知事」の実態

NewsPicks 編集部記者
職業差別的な発言をしたとして、川勝平太知事が辞職を表明したことに伴う静岡県知事選があす5月9日、告示される。
8日時点で6人が立候補の意思を表明しているが、今回の記事のテーマは、静岡県知事選の行方や情勢分析ではない。
そもそも、都道府県知事とはいったいどういう存在なのか──といったことだ。
国会議員であれば、テレビでその活動を見ることも多く、週末や月曜の朝に地元の駅などで演説している様子を見るケースも少なからずある。
また、市長や町長であれば、小学校の運動会など身近なイベントに姿を見せる機会も多々あろう。
ところが、全国に47人いる知事の仕事がフォーカスされることは少ない。
それでいて、リニア中央新幹線のような「国家プロジェクト」をたった1人で止められるほどの権限を持った知事とはどういう存在なのか。
3つの数字から、その業務やタイプを探ってみる。
*文中の当選回数や出身地、経歴は原則、「全国知事会」のホームページより引用しました。
INDEX
  • 1回の選挙で「300万票」?
  • 数字①「3選以上」=19人
  • 数字②「元官僚」=26人
  • 数字③「地元出身外」=17人
  • 7月に控える「日本最大の直接選挙」