2024/5/15

全国の手みやげ＜みかんだけじゃない特産いっぱい、愛媛＞

Yoshimura Maru
編集オフィスPLUGGED
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日本全国、47都道府県、それぞれの良さや特徴があります。移動への規制もなくなり、再びビジネスの出張も増えてきた今、行く予定の県も、まだ行ったことのない県も、改めて魅力を発見しませんか。

各都道府県の逸品と、そして知っておくといい地元のルールや慣習を、地元の魅力をよく知る各地のアナウンサーに紹介してもらいます。
INDEX
  • 愛媛県人に愛される本格チョコレート菓子
  • 手押しで作られる宇和島じゃこ天
  • 抜群の吸水性と美しいツートンカラー
  • 自然の恵みをみんなで分け合う文化
第7回は愛媛県から、おすすめの手みやげとお土地柄ビジネスルールについて教えてもらいました。
大阪府吹田市出身。武庫川女子大学文学部心理・社会福祉学科卒業。愛媛県のTBS系列・あいテレビにアナウンサーとして入社。スポーツ担当アナとして、Jリーグの取材などを行う。出産を機に退社し、フリーに転身。現在は、3人の子どもを育てながら、愛媛県を拠点に、司会やナレーション、CM出演などを行う。FM愛媛のお昼の生放送「noonday pop」の他、複数の番組を担当中。防災士。

愛媛県人に愛される本格チョコレート菓子

他県からお客様がいらっしゃったら必ずお店に買いに行ってお渡ししているのが、創業44年の老舗菓子店「スイス菓子アルム」の「アルハンブラ」です。
柔らかなココアスポンジに、生クリームとチョコレートを練った舌触りの滑らかなガナッシュクリームが挟まっています。
もともと要冷蔵ではありますが、さらにしっかり冷やして食べるのがおすすめです。挟まれたチョコレートが口の中でパキッと割れて、トロッと溶けるのがたまりません。
スイス菓子アルム　アルハンブラ　10個入り
2916円（税込み）
日持ち：製造から7日間（要冷蔵）

手押しで作られる宇和島じゃこ天

昨年、秋田県知事の「じゃこ天は貧乏くさい」という発言で全国からの注目を集めたじゃこ天。その後、秋田と愛媛で交流が生まれて、全国にその名と味が知られるようになったことは記憶に新しいのではないでしょうか。
伊達秀宗公が仙台から連れてきた蒲鉾職人の手で作られているのが、宇和島じゃこ天です。
地元で取れる新鮮で豊富な「ほたるじゃこ」を冷凍することなく生のまま使用して一枚一枚手作業で揚げられています。骨ごと入っているのに、ふっくらしていてジューシーです。
田中蒲鉾本店　手押しじゃこ天　10枚箱入り
2160円（税込み）
日持ち：製造から7日間

抜群の吸水性と美しいツートンカラー

今治といえばタオル。私のおすすめの今治のタオルブランドはOLSIAです。創業から90年続くタオル工場が廃業になると聞いた、地元の丹後佳代さんご夫妻が従業員ごと継承。リブランディングとPRに取り組み、見事黒字化させました。
私が特に気に入っているのは、ツートンカラーの「2Couleurs」というシリーズのハンカチタオルです。触り心地も吸水性も抜群で、カラーバリエーションが豊富。刺繍もできます。ギフトパッケージがおしゃれなので、贈り物にピッタリです。
OLSIA　 2Couleurs ハンカチタオル
1540円 （税込み）

自然の恵みをみんなで分け合う文化

愛媛県、特に南予エリアは農業や漁業などの1次産業が盛んです。地元の人たちは、魚、野菜、みかんなどを、物々交換します。土地にあるものをみんなで分け合う文化が根付いていると思います。
他県から来た人にも、「これ持っていきなさい」といろんなものを持たせてくれます。「何も持たせずに帰すわけにはいかない」というおもてなし精神があるので、遠慮しすぎず、感謝していただいたほうが喜ばれます。
他県から愛媛に来られるのであれば、地元の名物をお持ちしてぜひ物々交換を楽しんでみてください。打ち解けることができると思います。
編集：岩辺みどり
取材・文：MARU
デザイン：山口言悟（Gengo Design Studio）