日銀の植田和男総裁、円安で影響あれば今後「金融政策の判断材料に」 追加利上げは見送り
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注目のコメント
「今後、円安が過度に進行すれば」 (@@。
円はここ2週間で5%、1年前と比べて15%、2年前と比べて20%、3年前と比べて45%ほども下がっています。その結果、購買力を考えれば90円台から110円台の範囲にあって然るべきドル円相場が155円にもなり、日本人にとって海外の物価が極端に高く、外国人にとって日本の物価が極端に安い状況が生まれているのです。新興国で起きれば通過危機と呼んで差し支えないほどに急落ぶりで、これを過度と言わずして何を過度と呼ぶのでしょう。
金利を上げれば溜まりに溜まった歪みが一気に表面化して景気を冷やしかねない以上、現状を維持するほかないだろうことは分かりますけれど、異次元の通過毀損策が齎した結果です。難儀なことではありますね (・_・;日銀総裁として完璧な判断。
円安がまずいなら、それは日銀というより財務省の為替介入で対処すべき。円安にも円高にも批判勢力はある。日銀の仕事は彼らのご機嫌取りではありません。ついでに、言えば今の為替相場は、日米金利差というより日米のサービス収支ギャップ拡大(いわゆるデジタル赤字で日本の圧倒的赤字)に引っ張られているところが大きい。それは実体経済の方でなんとかする問題で、むしろ日銀マターではありません。
https://diamond.jp/articles/-/342145円安、多いに結構ですね。日本経済は、円安メリットを活用していきましよう。
まず、日銀公表文の「当面金融政策運営について」がとても短くなりました。ここでも、植田総裁のおっしゃる「普通の金融政策」に移行しています。
次に、前回3月19日に反対に回った2名の審議委員が、今回は賛成に回り、全会一致の決定でした。野口先生、なぜ?と伺いたいですが、円安を嫌気する空気みたいなものが圧をかけたかも知れないと、私は下衆の勘繰りをしています。
さらに、ダイハツの生産停止の影響もあってか、展望レポートの先行き見通しが慎重です。永濱さんが別の記事へのコメントでご指摘のとおり、ハト派的な印象があります、植田総裁の言及される基調的な物価上昇率が「物価安定目標と整合的な水準」に達するのは、見通し期間の後半とされています。金融緩和は、来年の秋ころまでは続くということになります。
政府のデフレ脱却宣言も、そのころまで持ち越しですかね?