パナソニックに学ぶ、「大企業病」克服の処方箋
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メディアリテラシーが試される企画だと思います。この記事は当のパナソニックがスポンサーになっていることにまず気付きましょう。今世紀に入って経営が再生した企業としては、日立、ソニー、日本製鉄、ゼンショー、ダイキンなどが有名です。それは株価見れば一目瞭然です。パナソニックの株価がどうなのか、今の時代はスマホで直ぐに分かります。こうして背景を知った上で、記事を読むと、裏も表も理解が深まると思います。
創業以来100年にわたって日本の家電業界をリードしてきたパナソニックですが、いつしか「挑戦するよりも現状維持」「提案しても何も変わらない」といった雰囲気が蔓延し、典型的な"大企業病"に冒されていたそうです。
そんな状況を打開すべく、2022年に「Make New Culture Wave」と銘打った社内改革チームが発足。「経営理念を体現した人づくり」を合言葉に、チャレンジ精神あふれる組織風土への変革を進めています。
伝統の殻を破り、「未来の定番」を生み出すためには何が必要なのか。「Make New Culture Wave」チームの唐澤さんと二宮さんにお話を聞いてきました。古くて新しい同社の変貌ぶりから、日本の大企業が組織変革を成し遂げるためのヒントが見えてきそうです。ぜひ読んでみてください。パナソニックに限らず、内部での成長・挑戦が止まっている企業は数えきれないくらいあります。なんなら中小企業のほうが多い印象です。
『リスキリングは経営課題』で書きましたが、ポイントは「この組織で変化を起こすのは面倒くさい」という「変化へのコスト意識」が溜まっているかどうかです。
この意識を変えるには、目標管理と予期そのものコントロールが必要。「意識改革」や「採用」や「モチベーション」などをターゲットにする企業が多くありますが、その発想ではなかなか変わりません。