トランプ前大統領 34年ぶりの円安・ドル高に「アメリカにとって大惨事」
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円高要因が殆ど何もなく、日銀が円買い介入してもごく一時的な効果しかないだろうというのは衆目の一致した見方でした。米国の貿易赤字を重視するトランプの発言は、円安修正の強い援軍になるかもしれません。バイデンとしても、ドル高いさに苦しむ輸出企業に配慮せざるを得なくなるでしょう。
トランプの為替に対する口先介入は前政権の時代からの恒例ですが、前回在任期間中のドルインデックスは4年間で上昇して終わっています。トランプは為替に対するこれといった定見はなく、実効的に相場に影響を与えることはできない(しない)というのが前回からの教訓ではあります。
まぁ、そう言うでしょう。2023年は米中対立などの影響で、貿易赤字は縮小しています。ただし、「ドル安誘導」と言っても、ツールが限られるため、実際は難しいでしょう。前回のトランプ政権でも、就任前にドル高是正を口にしていましたが、在任中(2017~2021年)の実効為替レートを見ると、上下の振れはありますが、概ね横ばいです。貿易赤字に対する策としては、税や法を使ってくると見て良いでしょう。