「ジャパンパッシングは終焉した」
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3M。先日日東電工の記事をPickした(下記)が、同じ粘着技術を中心にやっているグローバルプレイヤーで、日東電工が目指している企業。ケーススタディで良く出てくる企業だと思うが、ポストイットなどのイノベーションがどうして出てくるか、「15%ルール」などとても興味深い。
世界一厳しい消費者がいるから、日本で開発して世界へ、というのは本当にそう思う。部品・材料企業を見ると、日本のメーカーに鍛えられて、それで販路を海外に広げて、日本のメーカーが苦戦する中、絶好調という企業も多い。半導体材料なんかはその典型。マザー工場としての日本の重要性は高まっているし、GEやAppleが日本の研究開発拠点を強化しているのも理由がある。個人的にはそんな中で、外資ではなく日本企業に頑張ってほしい。
https://newspicks.com/news/982101スリーエムのようなイノベーションのシンボルの会社に、日本市場の重要性を語ってもらえるのは一日本人消費者としてもありがたい話ですね。ジャパンパッシングが確定しなくて本当に良かったです。
3Mの記事。というか、目の付け所が一早かったということなのかな、産業、医療、車載などはこれからも成長が望める分野であり材料メーカーにとっては垂涎の的。ではあるものの、間口は狭く、モデルチェンジもなかなか望めないわけでスリーエムのような幅広いラインナップの会社であればかなり広範に産業分野をフォローしていけるのだろうなあ。
あと、ジャパンパッシングという問題はより広範になっており、結局のところ全ての製造がアジアに集中する昨今、材料、部品メーカーにとっての主戦場はあくまで中国、台湾、韓国、東南アジア諸国になっている。が、日本や欧米でスペックが決まることも往々にしてあり、それをどうグローバルに淀みなくタイムリーに時差なくフォローできるか?が各メーカーに求められている課題。(であり、自分に求められてる課題…