アマゾン、レジなし技術「ジャスト・ウォークアウト」を店舗から撤去
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無人コンビニや無人販売は、いまいちうまく導入が進んでいないイメージがあります。
その理由として、ここでは「レシートが欲しい客がいる」、「どれぐらい買ったか分からず不安に思う客がいる」ということが挙げられています。
一方、もう一つ、買い物の重要な要素として「人間から買いたい」という、シンプルな欲望があるのではないかと思います。
人類はずっと、人からものを買ってきましたし、その習慣は簡単には消え去らないというか、、、
いずれにしても、Amazon側が「合理的」だと思っていることと、消費者の思いはズレるわけで(総じて、人間は不合理なものが好きなので)、そのあたりのすり合わせをどのようにするかが、無人販売が拡大していくかどうかのキーになるでしょう。Just Go Out(JWO)、ウォークスルー型とかフリクションレス型と呼ばれる「レジがなく、入退場するだけで精算できる仕組み」の最初期の技術だったamazogoですが、ここにきてその使命を終えるようです。
レジはやっぱり有人だ!…ということではなく、単純にコストが低くほぼ同等の効果を得られるスマートカートシステム「Dash Cart」が安定稼働し始めたのでそちらに乗り換えるのだと思います。中核技術は継承しつつ、より安価で扱いやすい(エラーカバーしやすい)形に進化したと考えれば、捕捉率が低く補正が利かないJWOよりは経済合理性があると思います。
もちろんamazonが目指すもの自体は全く変わらずフロント技術が変わっただけなのでむしろ今後実店舗の出店が加速する可能性もあります。また日本でもトライアルさんを始めとして各所で導入が始まっており今後は同様の進化をすることが予想されますので、先が楽しみですね。