Airbnbはホテルビジネスを破壊できるのか?
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宿泊施設マッチングサービス Airbnb。オンラインビジネスの世界では、いまとなっては知らない人はほとんどいないと思うが、世の中全体ではまだまだ未知の部分が多い企業とそのサービス。目を見張るほどの驚異的な成長を遂げている一方、その合法性についても世界各地で議論が巻き起こっているなか、とてもタイムリーな特集。編集部の皆さん、素晴らしいです。
この予告編でも触れられているが、Airbnbの成長でさらにまた明らかになったのは、オンラインビジネスでよく言われる「First-mover advantage」(先行者が圧倒的な有利なポジションを獲得すること)が明確に反駁されたこと。この領域にも、 couchsurfing.com という先行サービスがあったので、当初はAirbnbの成功を予想する人は少なかったと思うが、その後の大胆かつ継続的なサービス/UX改善で、一気に先行者を抜き去ってしまった。こうした、後発プレーヤーが先行者のふるまいや停滞を見ながら、冷静かつ素早い意思決定と開発で、その先行者がはまっているキャズムを一気に乗り越える事例は、近年多く見られるようになっている。日本では、その最たる事例がLINEだろう。ViberやKakaoTalkなどの圧倒的な先行プレーヤーがいたなか、ほぼ最後発で乗り込んだにもかかわらず圧倒的な開発スピードと矢継ぎ早の市場投入で、あっという間にカテゴリートップに躍り出た。
こうした後発者の逆転には、古くから言われる「ネットワークの経済性」が強く働いたことは事実だが、その最初のトリガーがなんなのか、まだ明らかになっているとは言い切れない。ただ、LINEのスタンプ機能や、このAirbnbの斬新なUIがかすかに示すように、ユーザーを熱狂させるユーザーエクスペリエンス (UX) の「仕掛け」というようなものがこれまで以上に重要な意味を持つようになってきている気がする。
今後の連載での深掘りに大いに期待。有料会員じゃないけど・・・。Airbnbといわゆる宿はシーンによって使いたいかどうかが変わるものなので、破壊というよりほとんどは「共存・共生」であり、旅館・シティホテル・ビジネスホテル・ペンション・コテージ・民宿 それに「家」というジャンルが加わって、市場自体を伸ばしているものという風に思うのですね。高い家、風変わりな家、安い家まで幅広くあるので単なるコスパが〜とかそういう問題でもない。
本文注釈にもありますが、扱い部屋数比較も、ホテルチェーンと比べるのはまったく意味がなく、Booking.comなどOnline Travel Agentと比較するべきで、OTAは今なお強烈な勢いで伸びて市場成長が続いている。(年3億室の実予約で、およそ10倍ある。創業からは19年vs6年)
ちなみに、楽天トラベルなどは多分年間1,000万室(2,000-3,000万人泊)くらいで、未だに年間成長率は20%、既にAirbnbはその3倍超もあるから圧倒的に「凄すぎる」ことには違いありません。。
そして、私は今もこの先も、粛々とreluxというサービスをがんばるのです。
以上は、たまに書き込む評論家からのレポートでした・・