あの人に復讐したい……引き合い殺到で人気職種化する祈祷師
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注目のコメント
インドネシアのムスリムに限らず、結構オカルト好きですよ。インドネシア語の本屋にいくと、幽霊や妖怪の話は沢山売っているし、子供たちも好き。
イスラームだからと言ってそんなに教条主義的には生きていないし、土着文化を否定していない。教条主義的に生きているという思い込みを持っている側の方が問題。だからこそ、記事もこういう風に書くと読んでくれる人がいるんだろうなあ・・・
インドネシア最大のイスラーム団体はナフダトゥール・ウラマ(NU、エヌウー)。NUは伝統文化を否定していません。伝統文化とイスラームの信仰は相反しないという立場です。イスラームの教義を優先的に考えるが第二団体のムハマディア。ムハマディアもそこまで教条主義的ではありません。
ドゥクンとか否定するとなると、過激主義のダールル・イスラームとその系譜にあるジュマ・イスラミーヤとかいうヤバいレベルだと思います。
祈祷師はドゥクンのことでしょうか?マレーシアだとボモと呼ばれる。白魔術でも黒魔術でもまだ結構使いますね。日本でいう地鎮祭のようなときに使うケースも。
あと、ジャカルタのクラブでお姉ちゃんにお金をつぎ込んでいるオジサマたちは、日本でそういうところにはまる人と同じ心理なような気がしますが(笑)。
ドゥクンがらみで京都大学のサイトに面白い文献がありましたので、ご参考まで。政治におけるドゥクンの役割。ドゥクンとは何かという話から始まり選挙での集票の役割など、東南アジア情勢に興味のある方は面白く読めるのではないでしょうか。
http://kyotoreview.org/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/%E3%83%89%E3%82%A5%E3%82%AF%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%82%A2%E6%94%BF%E6%B2%BB/
深いところまで知りたい方は、下記のMalay Magic。600ページ以上の英文なので、かなり本気出さないと行けませんが、めくるだけでも祈祷に使う器具の写真とかは面白いです。
http://www.amazon.com/Malay-Magic-Walter-William-Skeat/dp/1507876645以前は妻や母達のエグい話で炎上させるのを芸風としていた身としては、このシリーズは小町的なエグい駐妻の噂話をNP流にちゃんと料理できる佐藤さんの力量のおかげでNPに堪えるレベルで成立し得ているのだ、と声を大にして言いたいのです!!